●純中国製の大型輸送機Y(運)20がついに完成 外征能力向上が意味するのは…
2016/07/08 に公開
●中国軍の新型輸送機Y-20(運-20)超低空飛行の最新映像
産経新聞 7月9日(土)9時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160709-00000510-san-cn
純中国製の大型輸送機Y(運)20がついに完成
外征能力向上が意味するのは…
中国が開発していた大型輸送機Y(運)20の空軍への引き渡し式典が6日、行われた。
中国軍の機関紙、解放軍報が所管するサイト「中国空軍網」などが伝えた。
Y20の開発成功は、旧ソ連・ロシアからのIL76の輸入に依存してきた長距離航空輸送能力を、自力でまかなえるようになることを意味し、中国軍の外征能力の大幅な向上につながる。
■「戦略空軍」への一歩
記事は式典の場所を明らかにしていないが、発信地は四川省成都。国営新華社通信も短いを記事を成都から配信しており、成都に司令部がある空軍第4輸送師団への配備とみられる。
式典には、中央軍事委員会の許其亮副主席(空軍上将)や馬暁天空軍司令員、2月の再編で発足した「西部戦区」の幹部らが席した。
許氏は訓示で、Y20は「空軍の戦略輸送能力を高める重要な意義がある」と称賛した。
国防省のサイトには、Y20が放水を受ける写真が掲載され、完成を内外に誇示したい意向がにじんだ。
台湾空軍の2014年4月の学術雑誌論文によると、
Y20は航続距離7800キロで、中国西部からエジプトのカイロまで給油なしに到達できる。
最大積載量は66トンと日本の次期主力輸送機C2(積載量37トン)の約2倍で、99式主力戦車(51トン)を輸送できる。
その能力は、米空軍のC17グローブマスターIII(同78トン)やロシアのIL76(同50トン)と同程度とされる。
旧ソ連・ウクライナ製アントノフ(An)12のコピーで、1980年から中国が自主製造してきた中型輸送機Y8は、最大積載量15トン、航続距離約3500キロ。
Y20の能力が大幅に向上していることが分かる。
Y20は2007年から陝西省西安の西安飛機工業公司で開発が始まり、13年1月の初飛行まで約6年間でこぎ着けた。
ネット上に写真が流出する形で開発が確認された戦闘機J(懺)20やJ31と異なり、開発計画を積極的に公表してきたことも特徴的だ。
Y20の完成は、中国空軍が「戦略空軍」に転換する第一歩とみられている。
中国の軍事専門家は、今後少なくとも100機を輸送機として導入し、さらに50~60機を空中給油機や電子戦機、早期警戒機などの派生型として用いるべきだと主張している。
■ロシア依存から脱却
中国空軍はこれまで深刻な航空輸送力不足に悩まされてきた。
1990年、旧ソ連からIL76の購入交渉を開始し、98年までに14機を入手。
2005年にはさらに38機(うち8機は空中給油機型)の契約でロシアと合意したが、価格のトラブルなどで納入が遅れ、現在までに合計約20機しか保有していないとみられている。
ミリタリーバランス2016年版は、IL76の保有機数を「16機以上」としている。
中国共産党の機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報(電子版)が6月に掲載したロシアの軍事専門家の見方によると、中国が今後数年間、Y20を量産する能力は1年当たり2~4機だという。
建造設備の拡充よりも作業員の養成が難しいためで、Y20の量産開始後もIL76を輸入する必要があると主張している。
だが、中国が長距離大型輸送機をロシアからの輸入に完全に依存せずに、自前で調達できるようになった意義は大きい。
また、IL76は積載能力の限界から、03式空挺歩兵戦闘車しか登載できなかった。
Y20が1両とはいえ、主力戦車を登載できることは、中国の外征能力を大きく高めることになる。
中国軍は当面、Y20を海外での人道支援や、テロや災害時の自国民の退避活動(NEO)などに使用するとみられる。
だが、中国の空挺(くうてい)部隊である第15空挺師団は3個師団計約3万人の兵力を有しながら、航空機の不足でヘリを含めても一度に最大で約6000人しか輸送できないとされてきた。
台湾空軍の今年2月の学術論文は、中国空軍が約50機を保有するY8を増産しなかったのは、能力が低く効率が悪いからだと指摘している。
将来、Y20の本格的な運用が始まれば、南シナ海や尖閣諸島での有事で、物資輸送や特殊部隊の潜入に使用される可能性がある。
さらに、15空挺師団を支援する空軍13輸送師団に配備されるようになれば、空挺部隊を投下する役割も担うだろう。
台湾空軍の今年2月の論文は、Y20の就役は「極めて高い戦略的な意義を有する」と分析している。(台北)
』
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TBS系(JNN) 7月25日(月)2時42分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160725-00000003-jnn-int
中国、世界最大の水陸両用機「AG600」を公開
中国が開発した世界最大の水陸両用機「AG600」が23日、公開されました。
水難救助や森林火災の消火作業などに活用されるということです。
中国の広東省で23日、国営の中国航空工業集団が7年かけて開発を進めてきた水陸両用機「AG600」が公開されました。
陸上と水面の両方から離着陸可能なこの水陸両用機。最高速度は時速500キロ、最長飛行距離は4500キロです。
「この国旗の下にある線を境に上は飛行機、下は船のような設計になっています」(中国航空工業集団の担当者)
「(AG600は)要請を受けてすぐに離陸し、2メートルの高波のような厳しい環境下でも着水し、救助活動ができます」(中国航空工業集団の主任設計者)
水難救助の際には50人を乗せて飛行可能で、また、森林火災の消火などにも活躍が見込まれています。
「AG600」は、年内に初飛行を目指しているということです。(24日20:45)
』
『
Record china 配信日時:2016年7月24日(日) 23時0分
http://www.recordchina.co.jp/a145695.html
世界最大の水陸両用機「AG600」
最終組み立て完成、
将来的に南シナ海で運用可能―中国
2016年7月23日、中国広東省の珠海市で、中国が自主開発した世界最大の水陸両用飛行機「AG600」の最終組み立てが完成した。
京華時報が伝えた。
機体構造の上半分は航空機、下半分は船体に基づき設計されたもので、
全長は37メートル、翼幅は38.8メートル。
最大速度は時速500キロメートル、最大航続時間は12時間、航続距離は4500キロメートル。
海南省三亜から飛行し、南シナ海全域で各種任務を行える。
今後は運用に向けた試験などが行われる。
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TBS系(JNN) 7月25日(月)2時42分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160725-00000003-jnn-int
中国、世界最大の水陸両用機「AG600」を公開
中国が開発した世界最大の水陸両用機「AG600」が23日、公開されました。
水難救助や森林火災の消火作業などに活用されるということです。
中国の広東省で23日、国営の中国航空工業集団が7年かけて開発を進めてきた水陸両用機「AG600」が公開されました。
陸上と水面の両方から離着陸可能なこの水陸両用機。最高速度は時速500キロ、最長飛行距離は4500キロです。
「この国旗の下にある線を境に上は飛行機、下は船のような設計になっています」(中国航空工業集団の担当者)
「(AG600は)要請を受けてすぐに離陸し、2メートルの高波のような厳しい環境下でも着水し、救助活動ができます」(中国航空工業集団の主任設計者)
水難救助の際には50人を乗せて飛行可能で、また、森林火災の消火などにも活躍が見込まれています。
「AG600」は、年内に初飛行を目指しているということです。(24日20:45)
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Record china 配信日時:2016年7月24日(日) 23時0分
http://www.recordchina.co.jp/a145695.html
世界最大の水陸両用機「AG600」
最終組み立て完成、
将来的に南シナ海で運用可能―中国
2016年7月23日、中国広東省の珠海市で、中国が自主開発した世界最大の水陸両用飛行機「AG600」の最終組み立てが完成した。
京華時報が伝えた。
機体構造の上半分は航空機、下半分は船体に基づき設計されたもので、
全長は37メートル、翼幅は38.8メートル。
最大速度は時速500キロメートル、最大航続時間は12時間、航続距離は4500キロメートル。
海南省三亜から飛行し、南シナ海全域で各種任務を行える。
今後は運用に向けた試験などが行われる。
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