中国の人口は13億7千万人と言われている。
しかし、調査方法があいまいで、相当な誤差があり、隅々まで調査しきれてはいないという。
実際はさらに1億人は多いだろうという人達もいる。
正確なところは未定として「14億人」位とみて大きく間違いはないだろう。
この人口のもっとも危ういのは、30年にわたって行われた「一人っ子政策」である。
これは壮大な歴史的生物実験といえるものである。
これほどの実験をすれば当然のこととして後遺症あるいは副作用が出てくる。
この生態的実験のゆがみが今後どのような形で社会に現れてくるかは、多くの識者の注目するところである。
これほど大掛かりな歴史的実験は過去に例がないため、未来が予測不能になっている。
経済成長しているときは、人口の多さはパワーであるが、
成長から経済安定に移ると、人口の多さは逆に社会の足を引っ張る負の要因になる。
つまり人口を「生産馬力」で測るという成長期の経済学がまったく使えなくなるのである。
中国経済も成長期から安定期に移るにつれて、このことが鮮明に現れてくる。
特に一人っ子政策はこれが急速に社会を蝕むことになる。
自然界においては人口増加は決して永遠には続くものではない。
いつか、頭打ちになり、減少に転じる。
減少が行き過ぎると種の保存から、上向きに変じる。
人口とて生態的にウエーフを描くということである。
下記の6億人というのは過剰な予想だが、少なくとも10億人は中国人口の上限になるだろうと思っていたほうがいいだろう。
一人っ子政策は人口抑制政策であったが、社会風習の関係から男女の性差を引き起こしている。
この政策が効き目をあらわす時期に入っており、人口は急激に減るであろう。
社会・自然生態系にみあったところまで、人口は減り続けるだろうと思われる。
そして、いわゆる静止人口に向かうことになる。
『
Record china 配信日時:2016年7月6日(水) 15時20分
http://www.recordchina.co.jp/a137370.html
中国の人口が激減へ、
2100年には6億人にまで減少か―台湾メディア
2016年7月1日、台湾メディア・中時電子報は、世界最大の人口を抱える中国だが、将来的に現在の半数程度にまで激減する可能性があると報じた。
中国は深刻な高齢化や労働人口の減少など、人口に関する構造的な問題に直面している。
出生率がさらに減少すれば、今世紀末には人口が10億人程度になることが予想され、最悪の場合には6億人にまで減少する恐れもあるという。
そうなれば、消費力も生産力も現在の半分にまで落ち込むことになり、経済問題や社会問題も引き起こされることになる。
中国のシンクタンク・中国社会科学院の研究によると、1978年の改革開放から30年は人口の多さが経済成長に大きく貢献してきたが、現在は逆に人口の多さに起因する不満や問題が増えている。
しかし、十分な労働年齢人口が確保できなくなり、さらに介護を必要とする高齢者が増えた場合には、どう対処すればよいのかと指摘している。
急激に人口が減る恐れが出ている背景には、長年続けられてきた計画出産政策(一人っ子政策)がある。
人口の男女比バランスが崩れてしまい、男性が女性よりも3000万人も多い状況となっている。
そのため、一定年齢層で妊婦が少なく、子どもが生まれにくい“断層”のような時期が発生してしまうという。
米ウィスコンシン大学の専門家は、政府が即座に出産・育児を奨励するなど、適切な対策を講じたとしても、2100年の人口が8億人を超えることはないと予測している。
』
『
Record china 配信日時:2016年7月8日(金) 18時50分
http://www.recordchina.co.jp/a135808.html
2100年、中国の人口は半減
=人口減はいいこと?それとも悪いこと?―中国メディア
2016年7月4日、第一財経網によると、21世紀末に中国の人口は10億人を割り込むとみられており、人口減の善悪が話題になっている。
中国社会科学院の人口学者・鄭真真(ジョン・ジェンジェン)氏は先日、
2100年時点での中国の人口は10億人にまで減少すると発言した。
今後80年あまりで4億人もの人口が減少するとの驚くべき見通しだが、これ以上の急ペースで人口減が進むと予測する研究者もいる。
米ウィスコンシン大学の易富賢氏は現状の半数以下、6億人以下になると予測している。
程度の差こそあれ、中国の人口が減少するとの予測では一致しているが、問題は人口減の影響だ。
労働人口の減少、介護負担の増大による社会の活力と経済力の低下という深刻な悪影響が生じるとの予測がある一方で、清華大学米中関係研究センターの周世倹高級研究員は
「(人口減は)国家と人民の福音だ」
と歓迎する。
中国と米国の国土面積に大差はないが、人口はというと米国の3億人超に対し、中国は13億人超。
人間の数が減ればそれだけ1人当たりの資源量も増え、
豊かな生活ができるとして歓迎するべきだと唱えている。
中国社会科学院の程恩富氏も人口減少を歓迎している。
中国の人口を5億人にまで減らすことができれば、中国の経済問題や就職難の問題は解決すると主張している。
』
『
人民網日本語版 配信日時:2016年7月14日(木) 14時20分
http://www.recordchina.co.jp/a144758.html
2050年には日本超え!?
上海市の高齢化が深刻―中国
上海は中国で最も早く高齢化を迎えた都市であり、
★.予測では2030年には上海戸籍の人口のうち40%が高齢者となり、
★.2040年〜2050年の上海における60歳以上の高齢者は44.5%に達する
とされ、
★.日本を超えて世界で最も高齢化が進んだ都市になる見込みだ。
中国放送網が伝えた。
「インターネット+高齢者」というトップフォーラムがこのほど上海で開催された。
上海市高齢科学研究センターの殷志剛センター長がフォーラムで
★.「上海の高齢者の現状と傾向から見ると、
2015年末までで高齢者の人口は市内総人口の3分の1を占めている上、その比率はますます増えてきている
(80歳以上の高齢者の割合は23.6%)」
と明かした。
殷センター長は「2010〜2025年は上海の人口高齢化の加速段階となり、高齢者人口は毎年平均20万人のペースで増加。
2025〜2050年には上海の高齢者人口は急増段階となる。
それにより、上海の人口高齢化は深刻化する傾向だ」と語る。
また、あるデータを引用し
「現在の出産政策と死亡率に照らし合わせると、2030年における上海戸籍人口のうち40%が高齢となり、
2040〜2050年は高年齢の老人が急速に増え、
予測では60歳以上の上海戸籍人口は44.5%に増加し、
日本の42.7%を超えて世界で最も高齢化が進む都市の1つになる見込みだ」
と話す。
他の調査データでは、上海の高齢者の健康状態は中国全国で最も良好で、平均年金額は3800元(約5万7000円)となっている。
また、総人口における高齢者の割合の増加が都市交通、医療、年金、サービスなどの産業に深刻な影響を及ぼすとみられている。
』
_