2016年8月25日木曜日

日本の観光政策と観光資源(3):訪日中国人観光客の4割以上が20〜30代の女性

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Record china配信日時:2016年8月25日(木) 8時10分

なぜ?円高でも増え続ける訪日中国人、
伸び悩む訪韓中国人―中国メディア

 2016年8月23日、中国商網は、日本が韓国を上回り、中国人観光客に最も人気の旅行地になっていると報じた。

 日本政府観光局が発表した7月の訪日中国人の数は、前年比26.8%増の73万1400人に達し、単月として過去最多を記録した。
 記事は、「この現象は偶然ではない」と指摘。
 米ブルームバーグと中国出境遊研究所(COTRI)が7月に発表した統計で、
 今年第1四半期に個人旅行で日本を訪れた中国人が91万人を超え、韓国(73万5000人)を逆転したことを紹介した。
 昨年の同じ時期、個人旅行で日本を訪れた人は45万人で、韓国を訪れた人は67万人だった。
 わずか1年で見事な大逆転劇を見せたといえる。

 では、その理由は何か。
 記事はまず、ショッピングの面から比較する。
 日本を訪れる中国人の主な層は若い女性だ。
 今年第2四半期に日本を訪れた中国人の4割以上が20〜30代の女性だった
 そのため、日本では家電に代わって化粧品の売り上げが大きく伸びたという。
 記事は、
 「韓国は旅行者に“化粧品大国”と認識されていたが、その地位は(日本に)取って代わられつつある」
としている。

 また、今年に入って円高が続いているにもかかわらず、訪日中国人観光客が増え続けていることも注目すべき点だ。
 中国の旅行サイト・中青旅遨游網の徐暁磊(シュー・シアオレイ)氏は、
 「旅行の目的地を決める要素はさまざま。
 日本は1980年代から観光業の基礎があり、各地の景色が豊かであるほか、アニメなどの日本文化も中国で浸透している。
 こうした面では、韓国などの国が短期間に日本を越えるのは不可能だ」
と話しているという。

 一方で、成長が目覚ましい韓国は、価格こそ安いものの、日本ほど観光地に魅力があるわけではない上、レストランで期限切れの食品が提供されていたことが発覚するなど、旅行の“質”の面で問題があることが指摘されている。

 徐氏は、
 「韓国の免税店は、ソウルや済州島を除けば集客力が足りない。
 日本の店の方が選択肢が多く、商品の種類も豊富」
と語っている。
 また近年、多くの韓国製品が中国市場に流入していることも関係があるようだ。
 日本から帰国したある旅行者は、
 「日本の化粧品の質は韓国製よりも良い。
 それに、韓国ブランドの化粧品は中国でも買える。
 日本の化粧品は現地でしか買えないものもある」
と話している。


サーチナニュース 2016-08-25 10:33
http://news.searchina.net/id/1617215?page=1

中国人はどうして韓国より日本に行き、化粧品を買うようになったのか=中国メディア

 尖閣諸島や南シナ海の問題を巡って政治的な対立を深めている日本と中国だが、中国人観光客の訪日ブームは決して冷めていない。
 以前のような「爆買い」現象は鳴りを潜めたが、日本が持つ様々な魅力を求めてやってくる中国の人はたくさんいるのだ。

 中国メディア・中国商網は23日、
 「日本が韓国を抜いて、中国人観光客最愛の海外旅行目的地になった」
とする記事を掲載した。
 記事は、米ブルームバーグと中国アウトバウンド観光研究所(COTRI)が7月25日に発表した統計で、今年第1四半期に訪日した中国人観光客が、のべ91万3000人と訪韓中国人を24%上回ったと紹介。
 昨年同時期の統計では訪韓中国人がのべ67万人で訪日中国人を47.9%上回っていたことから、
 「日本の観光業が韓国の観光業を鮮やかに逆転して、中国人観光客から最も喜ばれる目的地になった」
と伝えている。

 また、今年第2四半期に日本を訪れた中国人観光客のうち、20−30歳の女性が40%以上を占めたとのデータも紹介。
 これにより、「化粧品大国」と称された韓国に代わって、日本が中国人観光客にとって一番の化粧品購入地ともなったとした。

 そのうえで、今年の円高トレンドの中でも多くの中国人観光客が韓国ではなく日本を選んだ理由として、中国旅行業界関係者が
 「日本は1980年代から布石を打ち始めており、経営基盤がしっかりしている。
 バラエティに富んだ景観、
 そしてアニメ文化の存在も強みだ」
と解説したことを紹介。

 一方、韓国については
 中国人向け観光業務の歴史が浅いこと、
 魅力が不足していること、
 さらに「安かろう悪かろう」という旅行業のクオリティでトラブルの発生リスクが高いこと
を指摘したと伝えた。

 このほか、中国人観光客が韓国で化粧品を買わなくなった理由として、韓国の化粧品店が続々と中国に上陸しており、わざわざ現地に行って購入する必要がなくなっているという点についても言及している。

 中国人の生活レベルの向上にともなって、中国国内でも従来以上にモノやサービスの質が求められる時代に入りつつある。
 安いだけでは彼らを惹きつける事はできなくなっており、安くてなおかつ良質なモノを提供できる者が、大きな潜在力を秘めた中国市場で長く愛されることになるはずだ。


サーチナニュース 2016-08-30 09:13

中国人旅行客が日本で最も買いたいのは何?
調査で見えたもの=中国

 国内か海外かを問わず、渡航先で買いたいと思う商品とは自分が住んでいる街あるいは国では入手しにくいものではないだろうか。
 自分の住んでいる街で簡単に入手できるものを、わざわざ旅行先で購入する人はほとんどいないであろう。

 中国メディアの科技新報は、国土交通省観光庁が公表している2016年4-6月期の「訪日外国人消費動向調査」に基づいて、
 「中国人の若い女性たちは化粧品を爆買いしている」
と説明している。

 記事は
 「結局のところ、中国人旅行客が日本で最も買いたいのは何か?」
と問いを提起、観光庁の統計に基づいて
 「8割近い中国人旅行客が化粧品・香水を購入したと回答した」
と説明。
 続けて「家電製品を購入した中国人旅行客はわずか3割だった」と紹介した。
 また「家電製品に対する個人平均消費額も明らかに減少している」と指摘、15年同時期は6万円を超えていたが、16年は半分近くに減少したことを説明。
 その一方で、
 化粧品・香水に消費する金額は電気製品を大きく上回っており、
 個人平均消費額は5万円だった
とを紹介した。

 記事が紹介するこの統計データは「訪日外国人消費動向調査」の中の「費目別購入率および購入者単価」に示されているが、今回のデータは中国人旅行客が購入する商品の内容が以前に人気だった電化製品から現在は化粧品へと変化していることをはっきり示すと同時に、
 日本で販売されている化粧品の品質は中国国内では今のところ入手しにくい高いレベルのものである
ことも分かる。

 この「訪日外国人消費動向調査」の調査対象には中国人旅行客だけではなく、韓国人、台湾人、米国人なども含まれている。
 例えば化粧品・香水については中国人の購入者単価が「4万8761円」だったのに対して
 米国人は1万2671円だったということも示されており、
 また中国人の個人平均消費額はすべての商品において米国人の消費額を大きく上回っていることも分かる。
 日本における外国人旅行客の買い物の仕方には、それぞれの国で販売されている様々な商品の品質が大きく影響していることが分かる。

Record china配信日時:2016年8月30日(火) 7時20分

中国人の一方通行的な「日本ラブ」はなぜなのか―中国メディア

 2016年8月27日、中国メディア・創業理想使者は、
 「中国人はなぜ、かくも一方通行的な『日本ラブ』を貫き続けているのか」
とする分析記事を掲載した。 

 訪日中国人観光客は、2015年は449万人に上った。
 日本滞在中の平均消費額は28万3800円で、外国人観光客全体の滞在中平均消費額よりも10万円も高い。
 7月の訪日中国人観光客は73万1400人に上り、その41%がリピーターで、さまざまな商品を買って帰っている。 

 日本を訪れる中国人の多くは中産階級に属し
 中国の中心的な消費者で、各国の情報を集めて最適な消費を考える層だ
 一方、中国の企業はそうした変化を続ける消費者の需要に応じられておらず、
 特に化粧品や日用品、医薬品などの分野でその傾向が強い
 つまり、中国国内では需要を満たすことができないため、おのずと海外での消費を視野に入れることになるのだ。 

 日本と中国の間には、偽造通貨やサービス品質、衛生面など、さまざまな面でまだまだ格差が残っているが、中国人は自らを絶えず高め、細やかさに気を配れるように気をつけていくことで自信が持てるようになり、外国人観光客にもより多く訪れてもらえるようになるはずだと、記事は伝えている。

JBpress  9月5日(月)6時15分配信 宮田 将士

日本から中国の我が家に帰宅、この寂しさは何だろう

 これまで5回にわたってレポートをお伝えしてきた、李さん(仮名)一家の日本旅行シリーズ。
 心斎橋、京都、旅館、そして空港と、行く先々でトラブルに巻き込まれつつ、何とか乗り越えてきました。
 これまでの旅行記は、こちらからどうぞ。

 【第1回】3世代でGO! 中国人の日本旅行はこうして大所帯に(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46515)
【第2回】「心斎橋は魔界だ!」中国人が最も用心する理由とは(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46689)
【第3回】ここに来て伊勢丹ですか! 中国人家族が京都で紛糾(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46937)
【第4回】顔面蒼白! 中国人旅行者が旅館でピンチ(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47025)
【第5回】ここでスーツケース全開? いざ関空で最後の戦いに(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47267)

 そんな波瀾万丈な旅行も日本での行程を終えて、李さん一家は中国は上海に戻ってきたところ。
 さて、この旅行はどのような終わり方を迎えるのでしょうか。
 それでは、李さんによる旅行記第6回、お楽しみください。

■ 上海に降り立って

 幾多のトラブルやドタバタを乗り越えて、無事終了した日本旅行。
 そして帰ってきました中国上海。
 溢れかえる人、独特の香り、並ばない人の混雑、大音量の話し声・・・。
 たった1週間ほど離れていただけなのに、なんだかとっても久しぶりに感じるのは、中国と日本のギャップがあまりにも大きいからかもしれない。
 そしてそんな中国に戻ってきた私はなぜか言いようのない寂しさを感じ、「ああ、これが友人が言っていた“日本喪失症候群”、いわゆる“ジャパロス”なんだ」と気づいた。

 日本へ旅行し、その秩序ある社会、親切な人々、整ったサービス、高い品質の商品などを体験した後に自国に戻ると、多くの中国人がその大きな違いに寂しさを感じたり、腹立たしくなったりすることがあるという。
 私はたった1週間ほど日本に滞在しただけだったが、戻ってきた中国は、日本へ行く前の中国とは違う国のように見えた。

 とはいえ、久しぶりの母国。
 イミグレーションを抜け、大量の荷物をピックアップし、少し緊張しながらの荷物チェックも終わり、中国版Uberの「嘀嘀打车」でミニバンをチャーターし、帰宅の途についた。
 日本へ行く前に、友人から「最近は空港の荷物チェックが厳しいから気をつけろ」とアドバイスをもらっていたが、今回は全くチェックされなかった。
 日によって厳しさが違うのかもしれない。

 空港から2時間で家に到着。
 「やっぱり家が一番だよ」という万国共通のセリフを皆で吐きながら、ちょっと休憩とソファーに沈み込んだのもつかの間、家内の「さあ、お土産の整理するわよ」の掛け声。

 「少し休みたいんだけど・・・」とつぶやいた瞬間「あ、地雷踏んだ」と後悔したが、もう間に合わず。
 「こんなにお土産がたくさんあるのに、今片付けないでどうするの! 
 時間経ったらわけ分かんなくなっちゃうでしょう!!」
と爆発。
 「ですよね~」と必死の言い訳とフォローで、その日は夜中の2時までお土産の仕分けに勤しんだ。

■お土産贈呈式

 10日後、お義父さん、お義母さんの仲良しの友人家族4組を招いてのホームパーティーを開催した。

日本旅行のメインイベントは、実は旅行中ではなく旅行後である。
 おもてなしの料理は、お義父さんとお義母さんが腕によりをかけて作り、タバコ、お酒、お菓子など大量のお土産を期待してやって来た友人たちを出迎え、にぎやかに食事をしながら、お義父さんが日本旅行のみやげ話を自慢気に語る。

 酒が入るとお義父さんの日本旅行記もいよいよ盛り上がり、「日本にいる間、俺は一度も誰かが道路にゴミを捨てるのを見なかった。中国人も日本人に見習わないといけない」と、日本旅行した中国人が日本贔屓になるご多分に漏れず、熱心に日本を褒めまくる。友人たちも、そうだそうだと同意しながら、お義父さんの面子を立てることに余念がない。

 そして、いよいよ日本で買ってきたお土産の贈呈式が始まる。
 化粧品、医薬品、ベビー用品、家電等、それぞれ事前に頼まれていたお土産を、お義父さん、お義母さんから友人に手渡す。
 そして商品の値段、日本での人気ぶり、日本語で書かれている説明書の内容の紹介を、お義父さん、お義母さん、そして家内も混じり、友人たちに熱心に説明する。

 友人たちの「いやあ、さすがに日本旅行経験者は違う。趙さん(お義父さんの苗字)ほどの日本通は我々の周りにはいないね。話を聞いてたら、我々も日本へ行きたくなったよ」という言葉は、お義父さんやお義母さんに花を持たせるためのお世辞かもしれないが、本音でもあるだろう。
 実際、私の周りにも日本旅行経験者、日本旅行予定者が増えてきている。

 こうして、鼻高々のお土産お披露目、贈呈式は成功裏のうちに幕を閉じた。
 ちなみに、私の両親と友人への贈り物も、後日、外のレストランで同じように食事会を開き、やはり直接お土産を手渡した。

■日本旅行を振り返って

 こうして、旅行前の準備から始まった私の日本旅行奮闘記は、お土産贈呈式をもって無事終了した。

 改めて思ったのは、個人旅行というものの大変さだ。
 団体旅行ならば、申し込んだ後はツアーのガイドについて行くだけで良いのに、個人旅行は全て自分で調べて、旅行の日程も自分の力でこなさなければならない。
 しかも、今回は家内と子供、さらに家内の両親を連れての初めての日本旅行。
我ながらよく頑張ったものだと、自分を褒めたいと思う。

 家内の両親も、行く前はいろいろ言っていたくせに、今ではすっかり日本びいきになり、今度の連休には仲の良い友人同士でまた日本へ行く計画を立てている。旅程を組み立てるのは予想通り私になりそうだ。

 家内は家内で、日本へ旅行したことでそれまでの日本好きがさらに燃え上がり、ECサイトやアプリなどで、以前にも増して日本の商品を購入するようになった。
 最近では、「日本に住めたらもっとたくさん日本の商品を安く買えるのに」と言い始めており、このまま日本好きになれば、最終的に「日本に住みたい」とか言い出しそうで、少し不安だったりする。

 とはいえ、私ももう一度、ぜひ日本へ行きたいと思っている。
 次回は、関西ではなく、東京や北海道にも行ってみたい。
 そして今度は夫婦水入らずで。

 日本にはたくさんの魅力的な商品が売られているからもちろん買い物も楽しいのだが、個人的には次に日本へ行ったときには、もっと日本の文化、例えば日本料理を作る、伝統家屋に泊まる、花火を見る、屋形船に乗る、相撲を見る、などのアクティビティを体験したいと思っている。

 そして、子供にとっても日本は素晴らしい国だ。
 無料あるいは安い金額で子供が楽しく遊ぶことができるプレイスポットがいたるところにある。
 上海も、最近はそうしたプレイスポットが増えてきているが、値段があまりにも高い。
 つい2~3日前に子供を連れて遊びに行った屋内アスレチックパークのチケットが250元(約4000円)だったことを考えると、日本の子供向けプレイスポットのなんと良心的なことか!

 そういう意味で、今回の日本旅行は、個人的にも学ぶところが多いとても有意義な旅行だったと思う。
 行く先々で家内に罵倒され、旅程をこなすプレッシャーにさらされたとはいうものの、日本の素晴らしさ、日本製品の品質の高さ、日本人の民度の高さを、自分の目で見る機会を得ることができたのだから。

 日本から戻って以来、私のWeChat(メッセンジャーアプリ)は鳴り止むことがない。
 家内が友人や知り合いに「うちのダンナは日本旅行のスケジュールを立てさせたら絶対に外さない」と言いふらした結果、ほぼ毎日、家内の友人や知り合いから「今度、日本へ旅行に行くんだけど、どこへ行ったらいいかな? オススメの場所は?」などの質問をひっきりなしに受けるようになってしまい、中国人の遠慮の無さと日本で感じた日本人の奥ゆかしさとのギャップに思わず苦笑いしてしまう毎日だ。

 家内とは、次の国慶節(10月1日から始まる連休)に、また日本へ行こうと相談しており、行き先は東京を予定している。
 元々、家内の希望で旅行に行くことを決めた日本だが、今は私も日本のことがとても好きになった。
 次回の旅行では、ぜひ日本のことをもっと理解し、買い物だけでなく本当の意味での日本旅行を実現したいと思っている。

 そんなことを家内につらつらと話すと、「能書きはいいから、はやく私の友人の日本旅行スケジュールを組み立てなさい」と怒られたので、そろそろ作業に戻ろうと思います。
 日本旅行を予定している中国人の皆さん、スケジュールのことでお困りなら、李小勇まで気軽にご連絡ください。

===李さん一家初めての日本旅行(了)===

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サーチナニュース 2016-09-06 07:55

日本旅行の魅力とは何?
それは「中国文化では越えられない壁」

 鉄が磁石に引き寄せられるのは磁力が働いているからだが、同じように人が何かに熱中したり特別な愛情を注いだりするのは、その対象に何らかの魅力を感じるからだ。
 逆に言えば、魅力を感じなければ、人は何かに愛情を傾けることはないだろう。

 日本旅行を楽しむ中国人旅行客の数が年々増えていることが観光庁の統計で明らかになっているが、中国メディアの一点資訊はこのほど、
 日本旅行の魅力とは結局のところ何か?
というテーマについて論じる記事を掲載した。

 記事は日本旅行の魅力の1つとして、日本のホテルの優れたサービスが中国人旅行客を引き寄せていると紹介。
 日本のホテルのサービスは、例えば子ども連れの客であればおもちゃや漫画のある部屋を提供するなど「顧客1人1人のニーズを重要視する」と絶賛した。

 さらに「日本のホテルはサプライズと感動にあふれている」と指摘し、茶器が用意されていたお茶を楽しむことができる部屋や、懐中電灯、いびき防止グッズ、アイシート、アイマスクなども無料で提供されており「非常に思いやりがある」と絶賛している。

 観光庁の統計によれば、16年1-7月の訪日中国人旅行客の総数は380万7900人であり、前年比30.8%の伸び率となっている。
 訪日中国人旅行客は間違いなく増えているが、同統計によれば中国人旅行客を含む外国人旅行客が
 日本旅行で最も期待しているのは「日本食を食べること」だ
という。

 それでも中国人旅行客が日本のホテルのサービスから「思いやり」を感じ、それに感動するというのは理解できる。
 日本企業が提供するサービスの質の高さは思いやりを大切にする日本の文化に根差したものであり、顧客のニーズを重視するという点では中国の文化では越えられない壁があると言えよう。


Record china配信日時:2016年9月21日(水) 17時45分
http://www.recordchina.co.jp/a141165.html

外国人の訪日ブーム続く、8月として過去最高の205万人
=中国人は68万人、1−8月累計で450万人、昨年年間実績に迫る―8月統計

 2016年9月21日、日本政府観光局が発表した8月の訪日外国人客数は前年同月比12.8%増の204万9200人と、前月に続き200万人を突破、8月として過去最高となった。
 また、今年1〜8月累計では、昨年より約2カ月前倒しで1500万人を超え、1606万人となった。
 年間目標の2000万人を10月にも達成するとみられる。 

 国・地域別では、断トツの1位は中国で68万人前年同月比15%増)
 8月として過去最高を記録したが、単月として最高だった7月の73万1400人(同27%増)には及ばなかった。
 今年1〜8月累計では448万5000人(前年同期比34%増)と昨年1年間の水準(499万人)に迫る勢い。

 8月実績の2位は韓国の45万9000人(同17%増)
 以下
 台湾33万3000人(同6%増)、
 香港15万9000人(同13%増)
の順。 

 8月は、夏期休暇シーズン要因に加え、クルーズ船の寄港増加や航空路線の新規就航や増便、継続的な訪日旅行プロモーションの効果が表れたため、訪日外客数の大幅な増加につながった。 

 9月は、夏期休暇シーズンと秋の旅行シーズンの合間となるが、同局は、韓国の秋夕(旧盆休暇)や中華圏の中秋節などにより訪日客が引き続き増加すると予測している。 

 政府は観光振興を成長戦略の柱の一つとし、2020年の訪日外国人数を15年の約2倍の4000万人とする目標を掲げている。



Record china配信日時:2016年9月24日(土) 7時50分
http://www.recordchina.co.jp/a151084.html

日本旅行熱はなぜ冷めない?
中台韓からのリピーターがポイントに―中国メディア

 2016年9月22日、東北亜財経は、アジア圏で日本旅行が引き続き人気となっている背景に、中国や台湾、韓国の訪日旅行者のリピート率が高くなっていることがあると報じている。 

  今年の上半期(1〜6月)の訪日外国人客数は1171万3800人で、前年同期比で28.2%増加。
  そのうち、中国人(307万人)、韓国人(238万人)、台湾人(215万人)が大きな割合を占めている。 

 日本政府観光局の21日の発表によると、8月の訪日外国人客数は前年比12.8%増の204万9000人。
 8月としては過去最多で、7月に続き2カ月連続で200万人を超えた。
 また、今年1〜8月累計では、前年比24.7%増の1606万人となり、1500万人超えの目標を2カ月前倒しで達成した。 

 国・地域別では、中国が67万7000人で最多。
 以下、韓国が45万9000人、台湾が33万3000人となった。
 また、インドネシア、マレーシア、ベトナムなど東南アジアからの観光客の増加も目立った。
 ここ数年、訪日外国人が急増しており、14年は1341万人、15年は1974万人で、今年も7月の時点で1401万人と14年の通年をすでに上回っており、年間目標の2000万人突破も11月には達成する見通しだ。 

 記事によると、中国旅游研究院が8月に発表した調査結果では、海外旅行に出かける中国人の消費対象が、
 「ショッピング」から「よりよいサービスを受けること」に変化している
ことが指摘された。
 また、
 中国や台湾で日本クルーズが増えたり、
 新たな航空路線が開通したりしているほか、
 ツアー旅行から個人旅行へシフトしていること、
 官民一体となったPRが効果を上げていること
などにも触れ、特に
 中国、韓国、台湾などのリピーターが増加していること
が関係していると指摘している。





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