2016年8月25日木曜日

防衛強化に向かう日本(7):北朝鮮潜水艦ミサイルの新たな脅威

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ロイター 2016年 08月 24日 14:29 JST
http://jp.reuters.com/article/north-korea-missile-idJPKCN10Y2BR

北朝鮮、潜水艦から弾道ミサイル発射 
日本の防空識別圏に落下か



[ソウル 24日 ロイター] -
 韓国軍は24日、北朝鮮が同日午前5時半ごろ、東海岸沖の潜水艦から弾道ミサイル1発を発射したことを明らかにした。

 聯合ニュースは、北朝鮮の弾道ミサイルは約500キロメートル飛行し、日本の防空識別圏に達したと伝えた。
 米軍もほぼ同距離の飛行を確認し、発射されたのはKN─11潜水艦弾道ミサイル(SLBM)との見方を示した。
 韓国当局によると、衛星画像では、ミサイル発射地点に近い東海岸の新浦に潜水艦の基地が確認できるという。
 韓国軍当局者は、ロイターに対し、「北朝鮮のSLBM技術は進歩したようだ」と語った。

 米ミドルバリー国際研究所のジェフリー・ルイス氏は、今回のミサイル発射は「おそらく成功だった」との見方を示した。
 軍縮問題の米専門誌「Nonproliferation Review」の編集者ジョシュア・ポラック氏は、北朝鮮にとってSLBM技術を獲得したと主張することは軍事的に米国やロシア、中国などと並ぶ特別な地位を得ることを意味すると指摘した。
 朝鮮半島では韓国軍と米軍が2日前に定例の合同軍事演習を開始しており、北朝鮮はこれに反発して「核先制打撃」を仕掛けると警告していた。

 北朝鮮は1月に4度目となる核実験を実施、2月には事実上の長距離弾道ミサイルを発射するなど、一段と国際社会からの孤立を深めている。
 今月初めには北朝鮮が発射した弾道ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)内に初めて落下した。



毎日新聞 8月24日(水)21時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000122-mai-int

<北朝鮮潜水艦ミサイル>政府「新たな脅威」500キロ飛行


●日本の防空識別圏と排他的経済水域

 北朝鮮は24日早朝、北朝鮮北東部・咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近の日本海から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)1発を発射した。
 北東に約500キロ飛行し、日本の防空識別圏内の海上に落下した。
 SLBM実験の成功といえる飛距離300キロを初めて超えて飛行したうえ、日本の沿岸に近づけないよう意図的に高い角度で発射したとみられている。
 韓国軍は、正常の角度なら飛行距離は約1000キロに達したと分析。
 年内に実戦配備される可能性もあるとみている。
 事前探知が難しいSLBMが実戦配備されれば日米韓にとって大きな脅威となる。

 韓国軍によると、北朝鮮のSLBMは300~400キロを超える高高度に達した後、高さ約50キロの空からマッハ10の速度で日本海に落下した。
 固体燃料が使用され、機体の1段目と2段目の分離にも成功した模様だ。
 燃料を増やせば2000キロ以上の飛行も可能と韓国軍は判断している。

 日本政府は北朝鮮のSLBMを「新たな脅威」とみて警戒を強めている。
 安倍晋三首相は24日、首相官邸で記者団に「我が国の安全保障に対する重大な脅威だ」と語った。
 稲田朋美防衛相も記者団に
 「(北朝鮮の)軍を優先する政治の中で、日々技術を改良していることは事実だ」
と述べ、一定の技術的進展があったとの認識を示した。

 今回のSLBMを通常の角度で発射した場合、1000キロ以上の射程になる可能性が指摘される。
 防衛省幹部は「日本が射程に入ることになる」と指摘。
 6月には中距離弾道ミサイル「ムスダン」が高度1000キロに達しており、「北朝鮮のミサイル技術全体が大きく底上げしているようだ」と警戒感を示した。



Record china配信日時:2016年8月24日(水) 22時50分
http://www.recordchina.co.jp/a148514.html

日本に配慮?
北朝鮮、ミサイルを通常より高角度で発射
=韓国ネット「韓国政府が撃たせた?」
「日本を恐れるくらいなら…」

 2016年8月24日、韓国・聯合ニュースによると、北朝鮮が24日に日本海で発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は、通常よりも高い角度で発射されたことが分かった。

 韓国軍当局によると、同日発射されたSLBMは約500キロ飛行したが、通常の角度で発射された場合は射程が1000キロ以上になるという。
 北朝鮮が高角度で発射した背景には、日本を最大限刺激しないようにする意図があるとみられている。
 SLBMは日本の防空識別圏内に落下した。

 また、軍当局はSLBMが高度400キロ以上に達し、50キロの上空からマッハ10の速度で下降したと分析。
 韓国への配備が決まった米国の高高度防衛ミサイル(THAAD)は高度40〜150キロから最大マッハ14の速さで弾道ミサイルを迎撃できるため、THAADの迎撃範囲内にあると判断している。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「日本を恐れるくらいならミサイルなんて発射するな」
「国民にサード配備を納得させるため、韓国政府が北朝鮮に金を渡してミサイルを発射させたのでは?」
「北朝鮮が兵器開発の実力を磨いている間、韓国は言い訳の実力を磨いてきたようだ」

「北朝鮮がまた日本を威嚇したから、韓国の親日政府は気が気でないのだろう」
「なぜサードを配備する?
 日本に飛んでいくミサイルを韓国の上空で撃ち落とすため?」

「サードは後方からの攻撃を防ぐことができない。
 北朝鮮が潜水艦で移動し、韓国の南方から発射した場合はどう対応する?」
「北朝鮮よりも韓国の無知が恐ろしい」



日本テレビ系(NNN) 8月25日(木)0時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160825-00000003-nnn-int

北ミサイル 飛距離1000キロ超可能か



 北朝鮮は24日朝、SLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)1発を、日本海に向け発射した。
 防衛省などによると、約500キロ飛び、日本の防空識別圏の海上に落下したという。
 韓国軍は、あえて飛距離を抑えて発射したと見ており、本来なら1000キロ以上飛ぶと分析しているという。
 技術面で相当な進展があったと見られる。
 今回の発射は、米韓合同軍事演習や、日中韓3か国の外相会談をけん制する狙いがあるものとみられる。



聯合ニュース 2016/08/25 09:20
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2016/08/25/0300000000AJP20160825000500882.HTML

ミサイル発射実験は成功 軍事大国入り果たした=金正恩氏

【ソウル聯合ニュース】
 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は24日に実施した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験について、「成功中の成功、勝利中の勝利」と述べた。
 朝鮮中央通信が25日、伝えた。


●24日に実施したSLBM発射実験を見守る金委員長(右から2人目)=(労働新聞=聯合ニュース)

 金委員長は発射実験を視察し、
 「きょう発射した弾道弾の実験結果を通じ、
 われわれが核攻撃能力を完璧に保有する軍事大国入りを果たしたことが証明された」
と発言した。

 金委員長はこの場で
 「予告なしに直面し得る米帝との全面戦争と核戦争に備え、
 国防科学部門で核武器の兵器化事業に一層拍車をかけるとともに、
 その運搬手段の開発に総力を集中させよ」と指示した。
 また、韓米が現在行っている定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)に対し、機会さえあれば北朝鮮の人民は正義の核の鉄槌を下すと警告。
 さらに、敵が北朝鮮の尊厳と生存権を少しでも脅かそうとする場合には、堂々たる軍事大国として示せるすべての行動、措置を取るよう指示したという。

 中央通信は今回の発射実験について、
 「階段熱分離体系と操縦および誘導体系の信頼性、
 再突入の戦闘部(弾頭)命中率をはじめとする弾道弾の核心技術の指標が、
 作戦的な要求に完全に到達したことを確認した」
と主張。
 また、
 「昨年5月に潜水艦からの水中射出実験を成功させてからわずか1年足らずで飛行実験段階に入るという開発速度を誇示したのに続き、
 今日はより高い段階の弾道弾水中発射実験に成功したことで、
 核兵器の高度化に大きな軍事的進歩を成し遂げた」
と自賛した。

 同通信は一方で、今回の実験は周辺国の安全にいかなる否定的な影響も与えなかったと主張した。
 発射実験の現場では、党中央委員会の李炳哲(リ・ビョンチョル)第1副部長やキム・ジョンシク副部長、国防科学研究部門の専門家が金委員長を出迎えた。

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は24日午前5時半ごろ、東部の咸鏡南道・新浦付近の沖合からSLBM1発を発射した。
 通常より角度をつけて発射され、東海を500キロ飛行し日本の防空識別圏内の海上に落下した。
 韓国軍当局は発射実験を事実上成功とみなしている。


フジテレビ系(FNN) 8月26日(金)1時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160826-00000352-fnn-int

北朝鮮、SLBM発射映像公開 
金正恩氏「成功中の成功」



 北朝鮮が、24日に発射したとみられるSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の映像を初めて公開した。
 水面から飛び出すと同時に点火。
 炎と煙を噴き出しながら上昇していく物体。
 北朝鮮が、24日に日本海へ向けて発射したと見られるSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の映像を初めて公開した。
 朝鮮中央テレビは、「敬愛する金正恩(キム・ジョンウン)同志の指導の下、戦略潜水艦弾道弾の水中試験発射が成功的に進行されました」と伝えた。
 効果音付きのカウントダウン。
 そして、少なくとも5カ所から撮影された映像。
 こうした演出は、2016年2月、北朝鮮が、「テポドン2」改良型とみられるミサイルを発射した時と、よく似ている。

 暗がりの中、肌着のような白Tシャツを着てたたずむ金正恩委員長。
 ミサイル発射後は、幹部たちと、喜びを爆発させた。
 たばこ片手に床に座り、モニターが示す結果に満足そうだった。
 金正恩氏は、なぜ、ここまで喜んでいるのか。
 軍事評論家の岡部 いさく氏は、
 「潜水艦は、潜ってしまえば、見えなくなるのはもちろん、レーダーでも、とらえられなくなります。
 北朝鮮の弾道ミサイルは、これまで北朝鮮の陸地から飛んでくるものと思っていればよかったんですが、これが潜水艦のミサイルとなると、より広い範囲を警戒しなければならないということになるわけです」
と語った。
 韓国軍は、今回のミサイルについて、発射角度によっては、射程が1,000km以上になると分析。
 北朝鮮労働新聞は、金正恩氏が、
 「成功中の成功、勝利中の勝利」、
 「アメリカ本土と太平洋地域は、今や、われわれの手中にある」
と述べたことを伝えた。
 この発言は、潜水艦を少し移動させただけで、日本列島の大部分が射程に入ることはもちろん、海中を見つからないように移動することで、アメリカのハワイやニューヨークなども、射程にとらえられることを示しているとみられる。

 軍事評論家の岡部 いさく氏は、
 「北朝鮮が、ミサイル潜水艦を建造するとしても、おそらく性能も低く、騒音も大きいものになるでしょうから、アメリカ海軍や日本の海上自衛隊にとって、それを捕捉するのは、それほど難しくはないことでしょう。
 とはいえ、今、東シナ海や南シナ海で緊張が続いている中、さらに北朝鮮の潜水艦にまで警戒をしなければならないというのは、日米ともに、より負担が大きくなるということですよね」
と語った。
 ミサイル技術の開発を加速させる北朝鮮に対し、日本は今後も、神経をすり減らし続けることになるとみられる。



テレビ朝日系(ANN) 8月27日(土)17時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160827-00000027-ann-int

北朝鮮ミサイルを強く非難 
安保理声明に中国も賛成



 国連の安全保障理事会は、北朝鮮のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)などについて、安保理決議違反と非難する報道機関向けの声明を発表しました。

 北朝鮮のSLBMは24日に発射され、日本海に落下したとみられています。
 これを受け、金正恩委員長は「成功中の成功」などと話したとされています。
 発表された声明では、SLBMを含む一連の北朝鮮のミサイル発射について「安保理決議への深刻な違反だ」と強く非難しました。
 声明に法的な拘束力はありませんが、国際社会が一致して北朝鮮を非難していることを示す狙いがあります。
 常任理事国の中国は、今月3日の中距離弾道ミサイル「ノドン」の発射時には非難声明に反対しましたが、今回は賛成に転じました。
 安保理は北朝鮮がSLBMを発射した翌日に緊急会合を開き、非公開で調整を進めてきました。



フジテレビ系(FNN) 8月27日(土)19時47分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160827-00000514-fnn-int

国連安保理、北朝鮮のミサイル発射を非難する報道声明発表



 国連の安全保障理事会は26日、北朝鮮のミサイル発射を非難する報道声明を発表した。
 北朝鮮が24日、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を発射したことなどを受け、国連の安全保障理事会は26日、「安保理決議への重大な違反」だと、あらためて強く非難する報道声明を発表した。

 8月3日に北朝鮮が「ノドン」とみられるミサイルを発射した際は、中国の反対で非難声明の発表は断念されたが、今回、中国は一転、同意した。
 しかし、声明の内容は、これまでのものとほとんど変わっておらず、北朝鮮に対し、効果的な対応をとれない安保理の現状を、またも露呈した形となった


ハンギョレ新聞 8月29日(月)6時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160829-00025034-hankyoreh-kr

「北朝鮮ミサイル非難」安保理声明に中国も参加、その理由は

 北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)。北朝鮮は24日、潜水艦発射弾道ミサイルを試験発射した
今月初め要求した「THAAD反対」が声明に盛り込まれずとも賛同 SLBMの戦略価値の「名分のため」という分析 G20サミット前に衝突避け妥協したという分析も 直ちに「対北協調」への転換は難しい
 北朝鮮の相次ぐミサイル発射実験に対する国連安全保障理事会の糾弾声明が26日(現地時間)、全会一致で採択されたことにより、今月初めには慎重な姿勢であった中国の動向が変わった背景に注目が集まっている。

 今回の報道機関向け声明で安保理は、最も近日の24日の北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)試験発射を含め、7~8月に実施された4件の弾道ミサイル発射に対し「安保理加盟国はこれを強く糾弾する」と表明し、北朝鮮に安保理決議の履行を求めた。
 声明は3月に北朝鮮制裁決議案2270号の採択後、4~6月に実施された6件の発射に対しても「深刻な憂慮」を示し、「繰り返し安保理声明を露骨に無視した」との内容を盛り込んだ。

 中国は、米国が作成した草案に数回修正を要求したと伝えられるが、最終的には糾弾声明に参加した。
 特に3日、日本の排他的経済水域(EEZ)に落とされた北朝鮮の弾道ミサイル発射直後に招集された安保理では、中国が「高高度防衛ミサイル(THAAD)反対」の内容を要求したために声明は見送られたが、今回の声明にはこのような内容がなかったにもかかわらず採択された。

 中国の態度の変化は、まずSLBM発射成功の戦略的価値のためという分析がなされている。
 国連の高位消息筋は
 「発射が大きく成功したため、実戦配備されれば地域情勢に脅威を与えかねず、中国が何の反応も見せずにいることは難しい」
とし、
 「THAAD問題が平行線をたどる状況で、中国がこのような深刻な問題にまず協力してこそ後で名分が立つと判断した」
と話した。

 主要20カ国(G20)サミット(9月4~5日)の主催国として衝突局面を一旦避けたという評価も出ている。
 毎日新聞は
 「(中国は)主要20カ国サミットの成功に向けて『中国対日米韓』よりも協力関係の印象を与えたいという考えがある」
と伝えた。
 このため「THAAD反対」の立場も「安保理加盟国は朝鮮半島周辺の緊張緩和に向けた努力の重要性を強調する」との内容が声明に盛り込まれることで妥協したという見方もある。

 ただし、安保理声明の採択だけでTHAADの韓国配備決定後に可視化している韓日米対中国・ロシアの対立構図が解消され「対北協調」に変わるとの期待はできない。
 「戦略的バランスの毀損」を強調する中国が、THAAD配備決定撤回の要求から退く可能性はほとんどないからだ。
 11月米国にどんな政権が誕生するかも流動的であるうえ、THAAD、南シナ海、尖閣諸島(中国名・釣魚島)、中央アジア・中東での米ロの衝突など、地域内での主要国の衝突も多い。
 北京青年報は27日、専門家コラムで朝鮮半島問題について
 「行く先が悲観的で暗い。
 今後半年以内に転機が訪れるようには見えない」
と指摘した。

 一方、安保理声明に関して北朝鮮は28日、「外務省報道官声明」で「断固として全面的に排撃する」と表明し、
 「米国が我が共和国の尊厳と生存権を脅かした以上、我々は思弁的な行動措置を重ねて示し続ける」
と明らかにした。


時事通信 9月3日(土)9時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160903-00000028-jij-kr

中国SLBMに類似=北朝鮮試射のミサイル―専門家

 【ソウル時事】元米国防情報局(DIA)分析官ブルース・ベクトル氏は3日、北朝鮮が8月に試射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)について、中国のSLBM巨浪1号(JL1)に「似ている」と指摘、中国の技術を何らかの経路で入手した可能性が高いという見方を明らかにした。

  北朝鮮の大量破壊兵器に詳しいベクトル氏は電子メールでの取材に対し、
  「(北朝鮮のSLBMが)中国の派生型だという確たる証拠はない」
としながらも、
 「北朝鮮が固体燃料型で2段式のSLBMを全く独自に開発した可能性は極めて低い」
と強調。
 「外部から技術支援を得たか、不法に技術を入手した可能性が高い」
と述べた。 



朝鮮日報日本語版 9月3日(土)8時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160903-00000353-chosun-kr

米国の専門家「北のSLBM、中国のSLBMと瓜二つ」 


●(写真:朝鮮日報日本語版) ▲北朝鮮のSLBM「北極星」(左)と中国のSLBM「巨浪1」(右)

 北朝鮮が最近試射に成功した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星」は中国のSLBM「巨浪1」(JL1)にそっくり、という米国の軍事専門家の分析が登場した。
 中国が北朝鮮にSLBMの技術を渡した可能性が高いという。

 米国防情報局(DIA)元情報分析官のブルース・ベクトル・アンジェロ州立大学教授は1日(現地時間)、ラジオ番組のインタビューの中で
 「今回北朝鮮が発射したSLBMは、JL1と同じ2段式の固体燃料ミサイル。
 北朝鮮のSLBMとJL1は完全に瓜二つに見える。
 北朝鮮のSLBMと似ているものは、JL1のほかにはない」
と主張した。
 またベクトル教授は、ここ数年で北朝鮮が中国から移動式発射車両(TEL)を導入するなど、中国がこれまで北朝鮮に数多くの軍事装備を支援してきたことも指摘した。

 SLBM技術の確保に成功した北朝鮮は、
 実戦配備のために、SLBM3-4基を搭載できる3000トン級の潜水艦の開発に拍車をかける見込みだ。
 これに関して脱北者団体「NK知識人連帯」は先月31日、「北朝鮮実情説明会」を開き、
 「北朝鮮の偵察総局121サイバー部隊が、ロシアの原子力潜水艦の図面をまるごと入手して、原潜開発を推進している」
と主張した。
 2013年にはロシアの原潜専門家5人を招聘するなど、原潜開発事業を急ピッチで進めているという。

 韓国政府の消息筋は
 「北朝鮮によるロシア原潜図面ハッキング説は、諜報レベルの未確認情報だが、可能性を完全に排除することはできない」
と語った。
 北朝鮮専門メディア「38ノース」を運営しているジョエル・ウィット元国務省北朝鮮分析官は1日、ある懇談会で
 「北朝鮮が、2019年より前の時点で『実戦で使用できる潜水艦とミサイルを配備した』と主張することもあり得る」
と発言した。





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