2016年8月21日日曜日

第4次産業革命[インダストリー4.0]:

_


ハンギョレ新聞 8月21日(日)13時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160821-00024919-hankyoreh-kr

第4次産業革命の準備で韓国は世界25位
UBSが世界経済フォーラムで公開した第4次産業革命の白書

 第4次産業革命に対する国家レベルの対策が不足していると指摘する報告書が出された。

 現代経済研究院は15日に出した報告書「第4次産業革命の登場と示唆点」で、スイスの投資銀行UBSが世界経済フォーラムで第4次産業革命に最もよく適応できる国を評価した順位で、
 韓国は25位
に過ぎないと明らかにした。
 スイス(1位)、
 米国(5位)、
 日本(12位)、
 ドイツ(13位)
などが上位圏に上がり、
 中国は28位
だった。
 労働市場の柔軟性、
 技術水準、
 教育水準、
 インフラ水準、
 法的保護
の5つの要素を評価した順位だ。

 第4次産業革命は、情報技術中心の第3次産業革命を基に、デジタル、生物学、物理学など各分野の境界がなくなり互いに融合する技術革命時代を意味する。
 3次元プリンティング技術と遺伝工学が結合し、生体組織プリンティングに発展することが一つの事例に挙げられる。

 報告書は韓国、ドイツ、日本、米国、中国などの上場企業を分析した結果、第4次産業革命関連産業の成長の勢いは他産業に比べ相対的に早かったと評価した。
 報告書が分類した関連分野は
 資本財、
 製薬や生命工学、
 半導体や半導体装備、
 ソフトウェアおよびサービス、
 技術的ハードウェアおよび装備、
 通信サービス
の6分野。

 報告書は第4次産業革命が生産と流通費用を下げ、所得増加と生活の質の向上の助けになると展望した。
 しかし、機械が人の代わりとなり労働市場が崩壊するなど、否定的要素が登場すると見込んだ。
 高技術・高賃金と低技術・低賃金の間の格差が広がり、中間層の地位が狭まる可能性が高いと見通した。

 ジョン・ミン現代経済研究院研究委員は
 「中長期的ビジョンや戦略を樹立する際に第4次産業革命を考慮した変化予測の努力が必要だ」
と話した。



Wikip0edia 

インダストリー4.0

 インダストリー4.0(ドイツ語ではIndustrie 4.0) は、ドイツ政府が推進する製造業の高度化を目指す戦略的プロジェクトであり、情報技術を駆使した製造業の革新の事を差す。
 工業、特に製造業を高度にデジタル化する事により、製造業の様相を根本的に変え、マスカスタマイゼーションを可能とし、製造コストを大幅に削減することを主眼に置いた取り組みである。
 全ての機器がインターネットによってつながり、またビッグデータを駆使しながら、機械同士が連携して動く事はもとより、機械と人とが連携して動くことにより、製造現場が最適化されると想定している。
 現在ドイツの電子機器メーカーや自動車メーカー、IT・通信企業が中心となり、「スマートファクトリー」つまり「自ら考える工場」を目指して機器の開発やビッグデータの扱い・標準化について取り組んでいる。
 工場を中心にインターネットを通じてあらゆるモノやサービスが連携することで、新しい価値やビジネスモデルの創出を目指した取り組みであり、ドイツに限らず、北米や日本にもその考え方が波及しており、米国では「インダストリアルインターネット」として同様の取り組みがなされている。

■インダストリー4.0で実現する事

 モノのインターネット化(IoT)により、設備が人と協調して動く、サイバーフィジカルシステム(Cyber-Physical Systems )が実現
 拡張現実(Augmented Reality)を活用した、オペレーター作業支援
 ビッグデータ(Big Data)やクラウドコンピューティング(Cloud Computing)を活用した、徹底した品質追跡管理および工程改善
 消費者に合わせた一品一様の商品づくりである、マスカスタマイゼーション(Mass Customization)

■インダストリー4.0の語源

 第一次産業革命では水・蒸気を動力源とした機械を使った生産の事を指し、
 第二次産業革命では電気を使い機械を動かして分業の仕組みを取り入れたことにより大量生産(マス・プロダクション)が可能となり、
 して第三次産業革命はコンピューターエレクトロニクスを使ったオートメーション(コンピュータ統合生産)が実現された。
 インダストリー4.0はそれに続く「第四次産業革命」という意味合いで名づけられたものである。

■インダストリー4.0の呼称

 インダストリー4.0は、英語ではIndustry 4.0、ドイツ語ではIndustrie 4.0と記され、
 日本語ではインダストリー4.0として認知されているが、インダストリ4.0とかインダストリアル4.0と表記されることもある。







_