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ロイター 2016年 08月 16日 15:47 JST
http://jp.reuters.com/article/china-space-satellite-idJPKCN10R0C4
中国、世界初の量子通信衛星打ち上げ
傍受不能の通信確立へ前進
[北京 16日 ロイター] -
中国は16日未明、世界初となる量子通信衛星を打ち上げた。
国営メディアが明らかにした。
習近平国家主席の下、宇宙開発を積極的に進める中国が、ハッキング不能とされる量子通信の確立に向けて前進したことになる。
今回、中国甘粛省の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた量子科学実験衛星(QUESS)は、宇宙・地上間の量子通信の実験を行う。
新華社は、分離や複製ができない量子を使った通信の傍受・解読は不可能であるため、量子通信は「超高度の安全性」を誇るとした。
量子通信衛星により、北京と新疆ウイグル自治区ウルムチ間の通信の安全性を確保することができるという。
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朝日新聞デジタル 8月16日(火)19時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00000071-asahi-int
中国が量子暗号通信目的の実験衛星打ち上げ 新華社通信
中国甘粛省の酒泉衛星発射センターから16日未明、デジタル署名などに応用される量子暗号通信の技術を構築するための実験衛星「墨子号」が打ち上げられた。
国営新華社通信が伝えた。
量子暗号通信は、理論上解読や盗聴が不可能とされる先端技術で、衛星の打ち上げは世界初としている。
量子暗号通信は量子力学の原理を応用した技術で、盗聴しようとすると情報が読み取れなくなり、痕跡も残るため盗聴が検知できるとされる。
高い秘密保持が求められる軍事分野での応用にも期待されている。
計画に加わる科学者は実験衛星の打ち上げについて、「世界をリードする地位を維持、拡大し、国の情報セキュリティーと情報技術のレベルを飛躍的に高めるのに役立つ」と新華社通信に話している。
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毎日新聞2016年8月16日 19時06分(最終更新 8月16日 19時06分)
http://mainichi.jp/articles/20160817/k00/00m/030/020000c
中国:「量子暗号通信衛星」打ち上げ 盗聴不可能、世界初
【北京・西岡省二】
中国は16日午前1時40分(日本時間同2時40分)、甘粛省の酒泉衛星発射センターからロケット「長征2号丁」を使い、量子暗号通信の運用を目指す実験衛星「墨子号」を打ち上げた。
量子暗号通信は理論上、盗聴が不可能な通信システムとされる。
この種の衛星打ち上げは世界で初めて。国営新華社通信などが伝えた。
量子暗号通信は、光子(光の粒子)の量子力学的な性質を利用したもので、盗聴を避けながら暗号キーを共有できる通信手段。
盗聴されると光子の状態が変化するため、盗聴を感知できるという。
墨子号では、衛星−地球間の高速量子暗号通信や広域の量子暗号ネットワークの各実験を進めて量子通信の実用化を目指す。
実験が順調に進めば、2030年ごろには宇宙規模での通信網が完成する計画。
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サーチナニュース 2016-08-23 06:59
http://news.searchina.net/id/1616975?page=1
中国が世界初の「量子通信衛星」を打ち上げ、
盗聴が不可能に=中国報道
中国は16日に世界初となる量子通信衛星の打ち上げに成功した。
この衛星は中国戦国時代に博愛主義を説いた思想家「墨子」から「墨子号」と名づけられたが、量子通信衛星の最大の特徴は盗聴が不可能だとされているところだ。
中国メディアの界面はこのほど、
「中国が世界初の量子通信衛星を打ち上げたことに対し、外国メディアが羨望の声をあげた」
と主張する記事を掲載、量子通信衛星の打ち上げ成功に対するメディアの報道を紹介している。
記事はロシアのスプートニク新聞通信社が
「現在、中国は科学者とエンジニアからなる大軍を有している」
と称賛したと紹介、
またウォール・ストリート・ジャーナル紙は
「このネットスパイの時代、中国のハッキング防止技術は世界の競争相手をはるかにリードした」
と評価したと紹介した。
さらに記事はジュネーヴ大学で量子物理学の研究に従事しているある大学教授がウォール・ストリート・ジャーナル紙に対して、
「各国は量子衛星の研究開発を競い合っているが、現在のところ中国は競争の勝者」
とコメントしたことも紹介した。
記事はさらに英紙ファイナンシャル・タイムズが今回の出来事を
「量子科学技術におけるマイルストーン」
と評価したこと、さらに英BBCが
「中国は大量の資金を基礎科学研究に投じ、恐れずに大きなリスクを背負った」ことが成功の鍵だった
と報じたことを伝えた。
大切な情報を他者に知られないようにするための方法の1つに「暗号」があるが、その歴史は何千年も前の時代にさかのぼることができる。
世界最古の暗号は古代エジプトで使用されたヒエログリフであり、また中世の日本では上杉謙信も 「字変四八の奥義」で解説されている暗号を使用したという。
現在は「量子通信」という方法により情報の機密性を高める時代になったが、その時代をリードしていくのは中国なのかも知れない。
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サーチナニュース 2016-08-24 07:41
http://news.searchina.net/id/1617079?page=1
日本のスパコン開発、
中国に遅れたままでは終わらない? =中国報道
中国の最新のスーパーコンピューター「神威太湖之光」は、スパコンの計算速度の世界ランキング「TOP500」で世界1位に輝いた。
約3年にわたって世界1位を独占し続けてきた中国の「天河2号」は2位となり、順位は入れ替わったものの中国のスパコンが計算速度で1位、2位を占めた。
現在、スパコンの計算速度では中国製スパコンが圧倒的な優位を得ているが、中国メディアの泡泡網はこのほど、かつては日本がスパコンの分野で中国をリードしていたと伝え、
「日本は中国に遅れを取っていることに甘んじるつもりはないようだ」
とし、日本が高性能なスパコン開発に着手していることを伝えた。
記事は、富士通が理化学研究所と共同で開発したスパコン「京」は2011年に「TOP500」で1位だったと伝える一方、最新の「TOP500」では5位となったことを紹介。
さらに中国の「神威太湖之光」は「京」の10倍以上の計算速度であることを指摘し、計算速度では圧倒的な差があることを伝えた。
続けて、日本が1300億円を投じ、京の最大100倍の計算能力を持つ新しいスパコン開発に向けて着手していることを指摘し、完成すれば中国の「神威太湖之光」の10倍以上の計算速度を持つことになると伝えている。
中国の近年におけるハイテク分野における躍進は目覚ましいものがある。
スパコンの計算速度はもちろん、8月16日には盗聴が不可能とされる量子通信衛星「墨子号」の打ち上げにも世界で初めて成功した。
中国の民間における製造業では低品質という評価がまだ一般的だが、政府が主導する分野における技術力は間違いなく高い。
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サーチナニュース 2016-09-26 07:19
http://news.searchina.net/id/1619419?page=1
日本がF35を配備しても「量子レーダー」で容易に発見・追跡可能だ=中国
日本は米国の最新ステルス戦闘機「F35」を2024年までに計42機導入する計画だが、その一方で中国は戦闘機のステルス性能を無効化する「量子レーダー」の開発を進めているという。
中国メディアの今日頭条はこのほど、日本と米国は2019年ごろに中国周辺に「F35」をはじめとする最新兵器を配備する可能性があると伝える一方、中国は日米に対して「先進的なレーダーで対応する」と伝えている。
記事は、中国が8月に世界初となる量子通信衛星の打ち上げに成功したことを紹介し、「中国は近年、量子通信と量子コンピューターの分野で大きな進展を遂げている」と主張。
さらに「量子レーダー」については「従来のレーダーに対してステルス性能を持つ物体や、非常に小さな物体でも容易に捕捉できる」と主張し、F35も容易に発見・追跡できるようになると主張した。
さらに、中国軍に「量子レーダー」が大量に配備されれば、日本がどれだけ大量にF35を配備しても「日本にとっては焼け石に水」となると主張。
中国にとっては周辺地域における脅威は大きく減少することになるとし、「中国はもはや防空に関する技術が立ち遅れていた数十年前とは違う」と主張、
「量子レーダー」が完成すれば日米が中国の防御システムを突破しようとしても「それは非常に困難なものになるだろう」と論じた。
前述のとおり、中国はすでに世界初となる量子通信衛星の打ち上げに成功している。
量子通信衛星の最大の特徴は盗聴が不可能とされている点で、これに「量子レーダー」が加われば、中国の国防に関する能力は飛躍的に向上することが予想される。
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●【中国崩壊】自衛隊の最新戦闘機 F-35に中国が「心底怯えまくっている」と盛大に
2016/10/02 に公開
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