日本文化とはなにか?
というのは難しい。
トランジスタで世界の経済大国の一つにのし上がったときに流行った言葉がある。
それは韓国人が書いた本の名前だが
『縮み思考の日本人』
である。
「縮み思考」とは日本人が昔から持っていたものであるという。
四畳半の茶室、鴨長明の方丈の家など。
これがきっかけだろうか
「軽薄短小」
「省エネ」
となっていく。
今風に言えば「ダイエーからローソンへ」であろう。
スーパーからコンビニへを訳せば「大から利便へ」ということになる。
多から少へ、微から細へ、量から質へ、
ということになろうか。
地球が有限であるかぎり、大は日本人にそぐわない。
そして行き着いたところが
「断捨離」
である。
これが日本人の究極の文化かもしれない。
戦後のベビーブームは人口ボーナスをもたらした。
一世代後ではそれは就職氷河期となる。
「人口ボーナス」は成長を終え、定常経済に移った国ではマイナスでしかない。
多は質を落とす。
捨て去ったあとに残ったものに極みを見出すとすれば、そのような行動は果たして文化になるのだろか。
『
日本農業新聞 8月29日(月)7時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160829-00010000-agrinews-bus_all
ご飯 米輸出の地ならし
炊飯文化ない海外―販路開拓の鍵
パックご飯に冷凍米飯・・・。
国産米を使った加工品輸出が酒以外にも広がっている。
海外の人が、おいしいご飯を炊き上げるには、食文化の違いや水の問題があり、まだまだハードルが高い。
国内では時短商品の代名詞となる、
こうした加工品だが、輸出向けも“手軽さ”を強みに各メーカーは売り込む。
輸出振興機関は
「国産の米加工品が海外で浸透すれば、
現地で日本のご飯を炊いて食べる習慣の下地づくりになる」
とみる。
●パックご飯の輸出を手掛ける神明グループの商品(東京都中央区で)
■パック商品北欧へ すし人気10万食に 米卸・神明
国産うるち米のパックご飯を、海外市場に売り込む米卸大手の神明グループは、2016年度の輸出量を約20万パック(1パック200~300グラム)と計画し、この4年間で2倍以上に広げる。
特に伸びが大きいのはデンマークとスウェーデンの北欧市場。
現地スーパーのプライベートブランド(PB)商品として14年度から売り始め、10万パックまでになった。
海に囲まれる北欧では、ちょっと高級なファストフードとして、すしの人気が高まっている。
このため、
「家庭で手軽に楽しもうと、手巻きずし用に、パックご飯を買い求める人が現地で増えている」(同社)。
国内市場で主流の1パック200グラムより多い300グラムが売れ筋という。
現地スーパーなどでの売価は国内の2、3倍。
ライバルの韓国産と比べても価格競争力では劣るが、同社は「米自体の食味や添加物不使用といった製造技術で分がある」と自信を見せる。
オーストラリアに進出する日本の100円ショップチェーンを通じ、15年度から現地販売に乗り出している。
■炒める”本格派人気 もち米100%菓子が定着 冷食・米菓メーカー
冷凍食品大手のニチレイフーズ(東京都中央区)も、得意の冷凍炒めご飯で輸出を手掛ける。
国産米を使った商品「鉄板炒めビーフピラフ」で15年度から展開。
現在、米国に約2500店を出店するスーパーの冷蔵総菜コーナーで、量り売りされている。
同社によると、米国の食品メーカーも冷凍炒めご飯を手掛けるが、蒸すなどの調理方法が一般的という。
その中で、現地の中華レストランなどでもなじみの“炒める″工程を取り入れた商品が、「本格的な味を手軽に味わえる」として受けている。
検疫をクリアするため、牛肉を使わないなど仕様を変える。
パックご飯で既に韓国メーカーと連携する、
米菓メーカーの越後製菓(新潟県長岡市)は、菓子でさらに市場の深掘りをする。
国産もち米100%にこだわった菓子「ふんわり名人」の輸出額は現在、1億円。
12年度比で3倍以上に成長した。
米はJA全農などから仕入れている。
同社は「現地のスーパーで定着してきた」と実感する。
■日本貿易振興機構(ジェトロ)農林産品支援課の中島潔課長の話
国産米の輸出は拡大傾向にあるが、市場はまだ小さい。米の加工品と合わせた現状の輸出額(約200億円、農水省調べ)は、その大半を日本酒など加工品が占めており、米としてはわずかだ。
国が掲げる米の輸出目標(2020年に600億円)に到達するには、多様な売り方、PRが必要になる。
精米だけのセールスでは、安い外国産との価格差や、炊飯器が家庭に普及していないという消費事情も重なって海外では浸透しにくい。
その点、パックご飯など、手軽に味わえる加工品の輸出が増えれば、ご飯を炊いて食べる日本の食文化が現地で浸透するための、下地づくりになる。
』
『
サーチナニュース 2016-08-29 07:13
http://news.searchina.net/id/1617408?page=1
電気炊飯器の次はコメ?
日本のブランド米を求め始めた中国人
日本を訪れる中国人旅行客が爆買いした製品の1つに電気炊飯器が挙げられる。
日本メーカーの電気炊飯器でコメを炊けば、美味しいご飯ができると評判になったためだが、今度は日本のコメが人気となりつつあるようだ。
日本にはコシヒカリやひとめぼれ、ゆめぴりかなど、多くのブランド米があり、特にコシヒカリは中国でも広く知られ、高く評価されている。
中国のコメは日本のブランド米に比べて非常に安価だが、味はそれなりといったところで、やはり日本のブランド米には到底及ばないのが現実だ。
中国メディアの捜狐はこのほど、中国建国当時はコメの生産量を増やすことが何よりも大事だった中国において、近年は中国人消費者がコメの味の良さを求め始め、日本のコメを買い求めるようになったと伝えている。
記事は、中国建国当初、中国政府の主要な任務は「十分な量のコメを生産すること」だったと伝え、品種改良の結果、収穫量の多いコメの開発に成功したことを紹介。
だが、収穫量の多いコメは味としてはいまいちであることを指摘、
「中国人の生活水準が向上したことで、もはや人びとのニーズはお腹いっぱいにご飯を食べることではなくなった」
と論じた。
続けて、中国人旅行客が日本で電気炊飯器を爆買いしたことからも分かるとおり、
中国人たちは今、より美味しいものを求め始めたとし、美味しいご飯を炊くには電気炊飯器も重要だが、コメそのものの質も重要であることを指摘、
日本のブランド米は中国のコメと違って「美味しい」ため、
中国人たちは日本のブランド米を買い求め始めている
のだと伝えている。
』
『
サーチナニュース 2016-09-01 10:27
http://news.searchina.net/id/1617769?page=1
日本の企業は「ライフスタイル」を販売
われわれも見習うべき=台湾メディア
欲しい物は大概のものは手に入る今の世の中において、「ライフスタイルを提案する」ことで物を売る形態が増えている。
一連の商品を買い揃えることでこんな生活ができますよ、という売り方だ。
台湾メディア中国時報電子版は8月30日「日本に学ぶ 風格こそが商機に」と題した記事を掲載した。
記事は、昨今日本の経済系メディアを眺めていると、どの企業も不景気と戦っている様子が伺えると紹介。
そのなかで
「おもしろいことに、逆境を突破しようしている企業はみな
『私たちが売るのは単に商品ではなく、ライフスタイルなのです』
と語るのである」
とした。
そして、台湾・商業発展研究院の徐重仁董事長が
「現在日本において、企業がイノベーションを実現する唯一の契機が、ライフスタイルの研究なのだ」
と分析し、
★.戦後の経済再生期に日用必需品のニーズが高まり、
★.1980年代には商品の選択肢が求められるようになり、
★.商品が爆発的に増え情報社会が発達した2010年台に入って「企業は新たな生活形態を創造する力が求められるようになった
と説明したことを伝えた。
また、ライフスタイルの提案について、東呉大学の劉維公副教授が
「製品やサービスによって共感を生む、簡単に言えば、より質のある生活を過ごせる方法を消費者に教えること」
と解説したことを紹介。
また、ライフスタイルの提案という新たな波に乗れる企業は
「過去の物が持つ価値を更に広げる」、
「核となる価値を大事にする」、
「業界の常識を覆し、独自のスタイルを創造する」
という3つの姿勢を持っており、「台湾の企業は学ぶべきだ」とする徐董事長の見解を伝えた。
台湾もさることながら、
★.急速な経済発展を遂げてモノに困らない豊かな生活を送る市民が増えた
中国において、
★.今後「ライフスタイルを提案する」という販売モデルは速やかに浸透していきそうだ。
そのニーズに、現地の企業が反応できるだろうか。
』
『
サーチナニュース 2016-09-01 15:19
http://news.searchina.net/id/1617819?page=1
モノを買いまくる中国人、
断捨離しまくる日本人=中国メディア
経済の急成長を遂げ、豊かになった中国人の購買意欲が爆発している。
一方で日本人は以前に比べてあまり物を買わなくなったようである。
この現象について中国メディアの多くは、日本が不景気であるという経済的な面ばかりを取り上げて解説しているが、「物に頼らない豊かさ」をという考え方の浸透も背景にあるのではないだろうか。
中国メディア・今日頭条は8月30日、
「あなたは物を買いまくっているが、日本人は断捨離をしている」
とする記事を掲載した。
記事は、日本の政府観光局が発表したデータとして、2015年に日本を訪れた中国人観光客499万人の1人あたり消費額が28万3800円にのぼったことを紹介。
その購買力は「爆買い」と称されたとした。
また、中国国内ではネットショッピングも爆発的な成長を遂げており、15年の11月11日に行われたEC業界のバーゲンイベントでは、タオバオや天猫などのECサイトでの取引総額が900億元(現在のレートで約1兆3909億円)を超えたと説明した。
一方で、
「中国人が熱狂的な爆買いを繰り広げているその時、
日本の市民は『必要な物だけを買い、
いらないものは捨てる』という断捨離の理念を提唱し、
それが崇拝されているのである」
と紹介。
「断捨離」の実践により、
自分の時間ができる、
生活が楽しくなる、
解放感が味わえる、
他人と比べなくなる、
行動力や集中力が高くなる、
環境に優しくなり、
自分も健康になる、
感謝の心が湧く、
今を楽しめるようになる、
といったメリットを享受することができると伝えた。
そして
「われわれは生活のストレスを、買い物することで解消しようとしている。
しかし実は、引き算の考え方に転換したほうが、買いまくるより有効なのかもしれない。
なんといっても、さっぱりとしてキレイな居住環境は、人の心身を喜ばせるのだから」
と、シンプルライフへの転換を提起している。
「物欲の時代」をすでに通り越した日本で暮らす者にとって、今の中国における爆発的な消費活動ぶりは、なにか熱に浮かされているような、地に足がついていないような印象を禁じ得ない。
特に日本での「爆買い」は異常な光景だった。
その「異常な光景」は収束しつつあるようだが、物欲を満たすことで快楽を得ようとする今の中国の状況はまだしばらくは続きそうである。
なにしろ、中国にはまだ物欲を満たすほどの経済水準に達していない人がたくさんいるのだ。
』
『
サーチナニュース 2016-09-03 15:19
日本には「小」なのに感動があった!
「大」を追求する中国との違い
「大は小を兼ねる」という言葉は、一定の状況下においては真実だと言えるが、社会には「小」だからこそ良い場合もある。
これは日本と中国の文化のある側面にもあてはまるようだ。
中国メディアの衢州新聞網は1日付の記事で、
★.日本の「小文化」には思いやりや人への優しさなど、様々な優れた特質が反映されている
と絶賛している。
★.中国人は「大きいこと」を尊重する国民性であり、多くの中国人に言わせれば「大」こそが良質の条件であり、そのため家も車も大きいものを求める傾向がある。
これに対し、記事は
「しかし日本人が追求する小さいことは、安かろう悪かろうを意味するのだろうか?」
と問いを提起、続けて「答えは明らかだ」と指摘、中国人記者が日本の「小文化」を自ら体験した際の感動を紹介した。
記者が日本のホテルを利用した際、確かに部屋は小さいと感じたが、部屋には「すべてが揃っていた」と説明、さらに「中国のホテルに比べて客に対する思いやりがあり、より人に優しいホテル」だったと絶賛した。
つまり、小さいからこそ管理が行き届き、小さいからこそ1人1人の客に対して充実したサービスが提供できるということだ。
記事は「日本で最も感じたのは誠実さと助け合いの精神」とも説明しており、「自ら体験しなければ日中間の文化の強烈なコントラストを理解できなかったはず」と指摘。
国土が小さく、自然災害の多い国だからこそ、日本人は助け合いの精神を持っていたと伝えている。
「強烈なコントラスト」という表現に、記事が日本で感じた「誠実さや助け合いの精神」が中国では稀な特質であるということがよくわかる。
もちろん中国社会にも誠実さや助け合いの精神はあるが、記事が日本で感じたのは、
中国に比べてはるかに無私に近い温かな精神だった
ということだろう。
』
「小を追求する文化」と「大を誇る文化」
といったところか。
『
サーチナニュース 2016-09-14 14:35
今でも伝統衣装を着用できる日本が羨ましい!
中国だったら「怪訝な目で・・・」
日本人にとって和服は「正装」であり、現代においては着用する機会は決して多くないものの、それでも大切な日には和服を着るという人は少なくないだろう。
一方、中国では漢服などの伝統衣装を着用する機会はほとんど失われているのが現実だ。
レストランなどでチャイナドレスを着用している店員を見かけることはあっても、街中で漢服やチャイナドレスを着用している中国人を見かけることはまずない。
中国メディアの今日頭条はこのほど、日本では和服を着用して外出しても怪訝な目で見られることはないものの、中国では伝統衣装を日常的に着用する人がいなくなり、習慣もなくなってしまったことを嘆く記事を掲載した。
記事は、中国の精髄と呼べる文化の多くが中国国内で失われる一方で、日本で生き長らえていることを指摘し、民族衣装もその1つだと指摘。
和服は中国の唐の時代における衣装の影響を受けているとも言われるが、
「日本では和服を着用して縁日にでかけたり、年越しをしたりするのは特に珍しいことではない」
と紹介する一方、
「中国では街中で漢服を着用していたら怪訝な目で見られることは間違いない」
と伝えた。
続けて、日本で今なお和服が着用されている背景について「開放的な社会だからではないか」と考察し、日本では女性がスーツを着用しようとメイド風の格好をしようと、奇抜なファッションであろうと批判されないと主張し、
「好きな服を着ることができる開放性がある」
と主張した。
中国では漢服やチャイナドレスを日常的に着用する文化が「断絶」してしまったのはなぜだろう。
中国最後の統一王朝である清は満洲族による王朝だが、清王朝は漢族にも辮髪を強要し、漢服の着用を禁じた。
清王朝が倒れたあとも漢服を着用する文化が復活することもなく、満洲族の衣装だったチャイナドレスが定着することもなかったということだ。
』
『
サーチナニュース 2016-09-18 08:39
http://news.searchina.net/id/1618950?page=1
日本のソフトパワーに魅了される中国人、
「だから我々は日本に行く」=中国
日本人は中国人観光客と聞くと「爆買い」を連想し、中国人旅行客が日本を訪れるのは「ショッピング」の環境が整っているためと思いがちだ。
だが、日本を観光で訪れる中国人の関心は買い物だけではない。
では一体、日本の何が彼らを魅了しているのだろうか。
中国メディアの一点資訊はこのほど、多くの中国人が日本旅行に夢中になる理由を考察する記事を掲載、中国人旅行客が日本を訪れている背景にはまさに日本のソフトパワーがあることを指摘している。
記事はまず、日本は
工場や車による大気汚染が少なく、空気の質が良いし、
そのため空が中国とは比べ物にならないほど青いと称賛。
また、日本の街並みは優雅であり、同時に静けさも感じられると指摘した。
たしかに、きれいな空気と騒音の少ない場所は中国国内ではそう簡単に見つけられるものではない。
少なくとも都市部にそのような環境はないと断言できる。
また、日本の魅力的な文化として、今なお残っているお寺、文化遺産や和服にふれ、その伝統を日本のいたるところで感じることができると紹介。
中国は近年確かに著しい発展を遂げたが、そのかわりに伝統を随分と失った感がある。
都市部では胡同と呼ばれる伝統的な家屋は取り壊され、近代的なビルに変わってしまった。
中国人が自国で失った伝統の面影が、日本では街中で見かけることができるという点も魅力なのだろう。
さらに記事は、日本の道路、商業施設や観光地が中国と違って「ゴミ一つなく綺麗」で、「整然としている」ことは1つの観光資源であると紹介。
また、中国人に人気のドラッグストアについても、アイマスクや足の消臭スプレー、液体絆創膏など「誰が発明したのだろうかと驚かされる」ような品物を購入するも日本旅行の醍醐味とした。
そして、中国ではまず有り得ないこととして、日本では失くしたものが返ってくることを紹介。
日本ではたとえ傘や手袋など小さなものであっても、あるいは財布や携帯電話などの貴重品であっても、紛失することはなく、警察に届ければ数日で返ってくる可能性が高いと紹介、日本は社会秩序と風紀が素晴らしいと絶賛した。
』
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