韓国の外交は基本的に
★.対アメリカ外交
★.対北朝鮮外交
★.対中国外交★.対日本外交
の4つで成り立っている。
パククネの外交はこの4つのすべてで失敗してしまった。
対米、対日に関しては元に戻すという作業を進めているが、失われた信用は取り戻せない。
対北朝鮮とはいつでもドンパチが始まる状況に入ってしまった。
対中国では蜜月から憎悪へと落下している。
中国は今後、極限の裏切り者として圧力・締め上げ・制裁を韓国に対して実行していくだろう。
1/4を中国に頼っている韓国がとても耐えられるとは思わない。
韓国奈落への一歩をパククネは踏み込んでしまったということであろう。
親が作った韓国を無能な娘が壊していく、ということになりはじめている。
まさに「地獄の韓国」が口を開いて待っているような状況にある。
第三者的にみても、パククネの中国への接し方の推移は「裏切り」と言ってもも間違っていないほどに露骨である。
銭勘定に振り回される守銭奴的な風貌で、その程度の能力しかなかったということになる。
これでは外交にならない。
『
Record china配信日時:2016年8月19日(金) 22時40分
http://www.recordchina.co.jp/a134651.html
韓国のミサイル配備に中国が対抗、
最新鋭武器の開発を加速―韓国メディア
2016年8月18日、米市場調査機関・世界リスク研究所がこのほど発表した文書によると、米国による地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の韓国配備に対し、中国は最新鋭武器の研究開発を加速させている。
環球時報(電子版)が伝えた。
韓国・聯合ニュースによると、中国はTHAADに組み込まれた長距離ミサイルの予測レーダー「AN/TPY−2」を警戒。
中国内陸部の情報を探られるとの懸念を抱いている。
中国も対抗して
超音速ミサイルシステム「HGV」、
複数弾頭ミサイル「MIRV」
などの開発を加速させる見通しだ。
文書では
「THAADの初期段階では、MIRVを探知したとしても防ぐのは困難」
と指摘。
中国は現在、重点地区への配備をにらんで中距離ミサイル搭載HGVの実験を行っている。
将来的には米本土も攻撃範囲内に据える予定。
実現した場合、THAAD自体の監視効果が薄れる可能性が出ている。
』
『
Record china配信日時:2016年8月23日(火) 23時30分
http://www.recordchina.co.jp/a130487.html
中国の爆撃機3機、韓国領空を侵入か
=THAAD配備への対抗措置との憶測も―韓国メディア
2016年8月23日、韓国・聯合ニュースによると、中国の爆撃機3機がこのほど、東シナ海で中韓がともに管轄権を主張する暗礁、離於島(中国名・蘇岩礁)上空の領空に侵入した。
米軍の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)韓国配備への対抗措置かと憶測を呼んでいる。
鳳凰衛視が伝えた。
一方、中国とロシアの爆撃機がこのほど、日本の周辺海域を飛行。
航空自衛隊が警戒を強めている。
中国海軍の東シナ海艦隊の航空爆撃隊もこのほど、日本海で数日続けて実戦演習を実施した。
中国海軍は年明け以降、4度にわたって遠洋飛行訓練を行っている。
今回は海軍の定例訓練で、国際海域で世界の海軍の通例にならって実施。
いかなる国家、地域、目標も対象としておらず、あくまで国際法にのっとって行っていると強調している。
』
『
聯合ニュース 8月23日(火)17時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000054-yonh-kr
THAAD配備 「賛成」が53.6%=韓国世論調査
【ソウル聯合ニュース】
韓国の民間シンクタンク・峨山政策研究院が23日発表した米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備をめぐる世論調査の結果で、賛成が53.6%と反対の36.3%を大きく上回った。
調査は同研究院が調査会社リサーチアンドリサーチに依頼し、今月16~18日に全国の19歳以上の男女1000人を対象に行われた。
年代別に配備に賛成と答えた人の割合を見ると、50代(60.3%)と60代以上(70.9%)が高かった。
反対と答えた人の割合が最も高かったのは30代で52.3%だった。
THAAD配備に賛成の理由は、
「北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応すべき」が69.9%で最多だった。
次いで、「韓米同盟の強化が重要」(12.9%)、
「政府の決定を信頼している」(7.8%)の順。
配備に反対する理由は、
「政府の決定を信頼できない」(42.4%)、
「中国との関係が悪化する恐れがある」(19.3%)、
「北朝鮮のミサイル攻撃の可能性は低い」(13.4%)
などとなった。
THAADを配備した場合の中国による経済的な報復の可能性については、71.8%が「ある」、21.8%が「ない」と答えた。
また、中国による経済的な報復の可能性があると答えた人の中でも、55.5%はそれでもTHAADの配備に賛成すると答えた。
中国がTHAADの韓国配備をやめるよう求めていることについては、
「中国の懸念は理解できるが過剰な反応だ」という意見が55.5%に達した。
THAAD配備が韓中関係に与える影響について、70.3%が「否定的な影響を与える」と答えた。
』
『
Record china配信日時:2016年8月25日(木) 18時0分
http://www.recordchina.co.jp/a137092.html
韓国には常識がないのか!
中国メディアが痛烈批判
2016年8月24日、環球時報によると、中国軍が日本海で大規模な軍事演習を行い、戦略爆撃機を含む軍用機3機が中国と韓国の防空識別圏の重なる空域に進入し、済州島の南にある蘇岩礁に接近したことを韓国軍関係者が明かした。
韓国・聯合ニュースは、中国は軍事力を誇示することで在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を決定した韓国政府へのけん制が目的だとするアナリストの分析を伝えた。
韓国空軍からは戦闘機4機が緊急発進し、警告すると、中国軍機は空域から離れていったという。
環球時報は
「藪つついて蛇を出す韓国軍当局、韓国メディアには常識もないのか」
とする記事を掲載。
防空識別圏は領空ではなく、両国の識別圏が重なる空域では双方の軍用機が飛行できることを意味すると指摘した。
韓国軍はわざわざこのような情報をメディアに漏らして問題を大きくし、韓国メディアも平然と「領空侵犯だ」と伝えており、
「韓国メディアには常識的な知識がなく、このような非論理的な主張が習慣になっているようだ」
と痛烈に批判している。
また、THAAD配備は中国の戦略的安全保障上の利益を損なうものであり、中国がそれに対応するのは至極当然だと主張。
韓国が冷静な決定をすれば、中国の対応も冷静なものになるとした。
24日から開催の3カ国外相会談では日中、中韓ともに懸案事項が存在し、いずれの国からも結果は期待できないとみられているが、日中関係では軍事衝突を防ぐべきであり、中韓関係も同様の方向に進むべきではないとの考えが日中韓3カ国に必要な前提であり、3カ国の根本的な利益にかなうものだと、記事は伝えている。
』
『
朝日新聞デジタル 9月24日(土)19時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160924-00000090-asahi-int
朴政権、対北朝鮮政策が事実上破綻
対話から制裁重視へ
韓国政府は24日、大統領府で開いた政策点検会議で対北朝鮮政策の見直しを行った。
朴槿恵(パククネ)政権は従来、対話や周辺国との協力を重視する政策を掲げてきたが事実上破綻(はたん)。
現在は制裁と軍事的圧力を重視する政策を打ち出しているが、緊張の高まりを懸念する声も上がり始めている。
政策点検会議は国政の重要政策を練り直すのが目的で、朴政権は2013年3月以来、2度目としている。
24日の会議には関係省庁の閣僚や次官が出席。
朴大統領は冒頭、「国際社会と力を合わせ、北核問題を解決する」と訴えた。
冒頭発言以外の内容は明らかになっていない。
朴大統領は従来、人道支援や対話などを通じて北朝鮮との信頼醸成を図る「韓(朝鮮)半島信頼プロセス」を提唱。
原子力安全や気候変動など協力しやすい課題から地域対話を始める「東北アジア平和協力構想」も掲げ、日中ロなどとの協力を模索してきた。
だが、北朝鮮が1月に続き、9月にも核実験を実施。
朴大統領は22日の首席秘書官会議で「北はこれ以上、核廃棄の対話に出てこない」と断じた。
韓国政府は制裁を強化し、新たな軍事対応策の検討を表明するなど圧力をかける。
一方で、北朝鮮で8月末から9月初めにかけて起きた東北部での大規模水害に対し、人道支援は行わない方針だ。
』
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東洋経済オンライン 2016年09月25日 菅野 朋子 :ノンフィクションライター
http://toyokeizai.net/articles/-/137223
中国が「韓流締め出し」にカジを切った理由
「恐中症」再燃で韓中の蜜月はいよいよ終焉か
「G2と米国と並び称される大国にまで成長を遂げた中国。
その中国が昔宗主国として朝鮮半島を見ていたように、韓国を見下す態度に恐中症を感じながらも苦々しく思っている韓国人は多い。
逆に中国のホンネがわかってラッキーだったかもしれない」(韓国全国紙記者)
高高度防衛ミサイルTHAAD(以下、サード)の配備を巡り韓中が大揺れしている。
韓中の蜜月にひびが入ったのは7月8日、韓国が在韓米軍へのサード配備を公式発表してからだ。
それまでにも警告を発していた中国はすぐさま猛反発。
中国メディアは、韓国への経済報復も辞さないなどと報道し、韓国は戦々恐々とした雰囲気に包まれた。
■「中国は友」が錯覚だったと気づく
「こうした経験は過去、何度もありました。
代表的なのがニンニク紛争で、あれは韓国の稚拙な外交が明るみに出た結果ともいえるが、相当なトラウマとなった。
その後、中国の顔色を伺うことを恐中症などと言って自嘲してきましたが、朴槿恵政権になって、日本から偏重だなんだといわれても、ああ、中国は友なんだ、韓国側なんだ、そう考える人が増えて恐中症はしばらくなりを潜めていた。
それが今回の一件で錯覚だったことに気づいたんです」(同前)
恐中症とは、韓国になかなか勝てなかった中国のサッカーチームが韓国戦となると震え上がると中国で使われた「恐韓症」をもじったものだ。
恐中症の象徴が先に挙げた「ニンニク紛争」。
これは2000年6月、韓国が国産のニンニク生産業者保護のために中国産の冷凍品と酢酸で調整したニンニクの関税率を高めるセーフティガード措置をとったことから起きた。
中国の反応は素早いものだった。
そのわずか1週間後には韓国製の携帯機器とポリエチレンの輸入を暫定的に中断させてしまう。
慌てたのは韓国で、結局、その1カ月後には関税率を再び引き下げるというドタバタ劇を演じるはめになった。
ほかにも、韓国のオンラインゲームを輸入し、その技術を学んでいたはずの中国企業「テンセント」が今や世界最大のゲーム企業となり、韓国大手企業の大株主になるなど、韓国にしてみれば歯がみするようなケースは現在も進行形だ。
韓国が危機感を募らせる中、サード配備を巡る攻防で最初に現れた中国の”制裁”は韓流の締め出しだ。
韓流スターのファンミーティングやコンサートを中止したり、新たな契約を禁止したりするなどの事態が続いた。
■株価右肩下がりの芸能プロダクション
韓流の市場規模は2014年、世界で12兆5598億ウォン(約1兆1413億円、『2014年韓流の経済的効果に関する研究』大韓貿易投資振興公社ほか)といわれ、なかでも中国市場は最大規模だ。
韓国の大手芸能プロダクションの株価も、サード配備発表以降、右肩下がりが続いている。
年間およそ600万人(2015年度、韓国観光公社)が訪韓する中国人観光客は通常ならば8月にはピークを迎えるが、サード配備発表後の翌8月には前月と比べて約4万人が減少したと伝えられた。
これに伴い観光関連のホテルや観光客に人気の化粧品会社の株も下落し、「サード発中国消費株衝撃はこれから」(ネイル新聞、9月19日)といよいよ報復が始まったという声が出始めた。
その一方で、
「中国が経済報復カードをまさぐるというが‥ 相互依存構造 貿易報復は自害‥相互共存外交に向かわなければ」(中央日報8月4日)、
「中国メディアの礼を欠くサード報復論 サード報復は中国危機触発させる」(韓国経済新聞8月15日)
「中国は敵か、友か――経済報復時は中国にブーメラン」(新東亜9月号)
と中国の動きを牽制するメディアも多い。
中国は韓国の輸出全体で約25.4%を占め1位だが、品目の70~80%は電気機器や精密機器などの資本財や部品で、これらはメイドインチャイナに欠かせない。
また、中国の輸出全体で韓国が占める割合は約4.3%と米国、香港、日本に次いで4位を占めており、経済的に互いが重要な顧客であり、これを毀損すれば中国も得にならないというわけだ。
9月9日に北朝鮮が行った5回目の核実験も韓中関係にさらなるつぶてを投じた。
中国は韓国のサード配備決定が北朝鮮の核実験を促したと報道し、韓国側はこれに猛烈な抗議を表明したが、サード配備に反対していた野党・国民の党所属のキーマン、安哲秀議員も「中国が北の核制裁を拒否するならばサードを配備する名分ができる」(朝鮮日報9月19日)と発言するなど、中国寄りといわれる野党に微妙な変化をもたらした。
しかし、恐中症という感覚が消えたわけではないと別の全国紙記者が言う。
■済州島で増加する中国人の犯罪
「もちろん、貿易で韓国と中国は相互依存関係で、経済報復は中国にとっても得策ではない。
けれど、年間600万人の中国人観光客が訪れ、市場が潤う中で、観光渡航制限などされればその打撃、精神的なショックも大きい。
今のところ目に見えた処置がないので、韓国はホッと胸をなで下ろしていますが、中国がいつその刃を振りかざすかはわからない。
サード配備は来年と言われていて、中国はおそらくそれまで”機”を伺っているだけにすぎない。
恐中症は韓国人の根底に薄皮のように張り付いています」
9月中旬、平和の島といわれる済州島で中国人観光客による通り魔殺人事件が起きた。
聖堂にいた60代の女性が殺害された事件で、この前にも、持ち込みの酒を断られた中国人観光客が韓国人経営の食堂で暴行をはたらくなど、済州島での中国人による犯罪は2011年に58件だったのが昨年には4倍の260件に増加したという。
済州島は2002年に観光客を呼び込むためにノービザ制度を導入し、テロ支援国に指定された11カ国を除いた180カ国を対象としている。
昨年は約63万人の観光客がノービザで訪れたが、中国人観光客はなんとその99%を占めている。
済州島の観光産業関係者は、
「昔は済州島の家では鍵を閉めたことなんてなかったのですが、今は違う。
夜の散策もおちおち出かけられないという人も増えて、それでも中国人観光客で潤っている人も多く、痛しかゆしです」
とため息をついた。
G2間でのバランス外交を標榜してきた韓国だが、サード配備決定によりそれはもろくも崩れてしまった。
サード配備が現実化するとき、韓国は正念場を迎えることになるだろう。
』
『
Yahooニュース 2016年10月1日 17時54分配信 児玉克哉 | 社会貢献推進国際機構・理事長
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kodamakatsuya/20161001-00062780/
中国の恐れるTHAADドミノ~アメリカの狙う中国包囲網
韓国へのTHAADシステム配備が韓国を大きく揺らがせている。
アメリカが配備への圧力を強めているのに対して、中国が猛反対をしている。
中国は妥協をしない姿勢を見せており、韓国と中国との関係も悪化している。
韓国経済は中国依存が高くなっており、中国との関係悪化は是非とも避けたいところだが、アメリカと中国との板挟みになっている。
T HAADはミサイル防衛システムの一つだ。
北朝鮮が核ミサイルを開発しつつある状況から、それを打ち落とすシステムを導入する必要が生じた。
そこで朴大統領は、中国の猛反対を振り切っても配備を進めているのである。
しかし、根本的な疑問として、THAAD配備でソウルは守れるのか?
という疑問が出てくる。
ミサイルでミサイルを撃ち落とすという技術の難しさを指摘する人もいる。
よく言われたのは「ピストルの弾をピストルの弾で撃ち落とすようなもので、ほとんど当たらない」という主張だ。
湾岸戦争の時のPAC2があまり機能しなかったことが報じられたこともこうしたシステムの信頼を落としている。
ただ技術も大幅に向上しており、実験では確率は非常に高くなっている。
実戦でどれだけ機能するかはやってみなければわからない部分はあるが、ここではこの議論には入らない。
まず、現在、韓国でTHAAD配備される有力候補地が慶尚道などの南部圏域ということだ。
THAADの射程距離は約200キロであり、ソウルを守ることはできない。
そもそも、ソウルは非武装地帯(DMZ)から40キロメートルほどの距離に位置しており、
THAADではソウルを守ることはほとんどできない状態だ。
むしろ低層防衛システム(パトリオットPAC3)の配備をする方が効果的だ。
ではなぜアメリカはTHAAD配備をあれだけ強く推進しているのだろうか。
まずは韓国内の米軍基地の防衛だ。
米軍基地を守り、報復攻撃が迅速にできる体制を作ることが目的といえる。
韓国としては、アメリカの報復攻撃が確実に実行できる環境を作ることによって、北朝鮮への抑止を効かせようとしている。
これだけなら、中国がここまでTHAAD配備に反対する理由はない。
アメリカは中国に対しての戦略としてこのTHAAD配備を推進していることは明らかだろう。
ポイントは4つある。
1.THAAD配備によって韓国内の米軍基地とともに日本の米軍基地を守ること、
2.THAAD配備と連動してXバンドレーダーを配備することによって、中国の主要部分でのミサイルの動きをカバーすること、
3.THAADドミノにより台湾、日本、フィリピンなどへのTHAAD配備を行うこと、
4.韓国にアメリカの軍事同盟国だという踏み絵を踏ませること、
である。
Xバンドレーダーは1000キロ先の10センチ単位の物体を識別するという精緻さがあるといわれる。
また推定探知距離は2000キロ以上あるといわれる。
韓国だけでなく、台湾や日本、フィリピンにTHAADシステムとXバンドレーダーを配備できれば、アメリカは中国包囲網を完成することができるのだ。
THAAD配備はアメリカの対中国包囲網を軍事的にも外交的にも作り上げる戦略と言える。
中国が嫌がるのも当然と言える。
こうした事態になったのは北朝鮮の核兵器・ミサイル開発だ。
それがアメリカに韓国へのTHAAD配備の口実を与えたことになる。
中国は、北朝鮮の暴走を抑えることが出来るのか。
このままいくと、韓国へのTHAAD配備は実現されるだろう。
次に日本への配備も問われることになる。
韓国でもTHAAD配備には地元から反対の声がある。
日本でもおそらく同様の反対が起こるだろう。
とはいえ、北朝鮮だけでなく中国の核ミサイルは脅威だ。
真剣に戦略を考えていかなければならない。
』
Yahooニュース 2016年10月1日 17時54分配信 児玉克哉 | 社会貢献推進国際機構・理事長
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kodamakatsuya/20161001-00062780/
中国の恐れるTHAADドミノ~アメリカの狙う中国包囲網
韓国へのTHAADシステム配備が韓国を大きく揺らがせている。
アメリカが配備への圧力を強めているのに対して、中国が猛反対をしている。
中国は妥協をしない姿勢を見せており、韓国と中国との関係も悪化している。
韓国経済は中国依存が高くなっており、中国との関係悪化は是非とも避けたいところだが、アメリカと中国との板挟みになっている。
T HAADはミサイル防衛システムの一つだ。
北朝鮮が核ミサイルを開発しつつある状況から、それを打ち落とすシステムを導入する必要が生じた。
そこで朴大統領は、中国の猛反対を振り切っても配備を進めているのである。
しかし、根本的な疑問として、THAAD配備でソウルは守れるのか?
という疑問が出てくる。
ミサイルでミサイルを撃ち落とすという技術の難しさを指摘する人もいる。
よく言われたのは「ピストルの弾をピストルの弾で撃ち落とすようなもので、ほとんど当たらない」という主張だ。
湾岸戦争の時のPAC2があまり機能しなかったことが報じられたこともこうしたシステムの信頼を落としている。
ただ技術も大幅に向上しており、実験では確率は非常に高くなっている。
実戦でどれだけ機能するかはやってみなければわからない部分はあるが、ここではこの議論には入らない。
まず、現在、韓国でTHAAD配備される有力候補地が慶尚道などの南部圏域ということだ。
THAADの射程距離は約200キロであり、ソウルを守ることはできない。
そもそも、ソウルは非武装地帯(DMZ)から40キロメートルほどの距離に位置しており、
THAADではソウルを守ることはほとんどできない状態だ。
むしろ低層防衛システム(パトリオットPAC3)の配備をする方が効果的だ。
ではなぜアメリカはTHAAD配備をあれだけ強く推進しているのだろうか。
まずは韓国内の米軍基地の防衛だ。
米軍基地を守り、報復攻撃が迅速にできる体制を作ることが目的といえる。
韓国としては、アメリカの報復攻撃が確実に実行できる環境を作ることによって、北朝鮮への抑止を効かせようとしている。
これだけなら、中国がここまでTHAAD配備に反対する理由はない。
アメリカは中国に対しての戦略としてこのTHAAD配備を推進していることは明らかだろう。
ポイントは4つある。
1.THAAD配備によって韓国内の米軍基地とともに日本の米軍基地を守ること、
2.THAAD配備と連動してXバンドレーダーを配備することによって、中国の主要部分でのミサイルの動きをカバーすること、
3.THAADドミノにより台湾、日本、フィリピンなどへのTHAAD配備を行うこと、
4.韓国にアメリカの軍事同盟国だという踏み絵を踏ませること、
である。
Xバンドレーダーは1000キロ先の10センチ単位の物体を識別するという精緻さがあるといわれる。
また推定探知距離は2000キロ以上あるといわれる。
韓国だけでなく、台湾や日本、フィリピンにTHAADシステムとXバンドレーダーを配備できれば、アメリカは中国包囲網を完成することができるのだ。
THAAD配備はアメリカの対中国包囲網を軍事的にも外交的にも作り上げる戦略と言える。
中国が嫌がるのも当然と言える。
こうした事態になったのは北朝鮮の核兵器・ミサイル開発だ。
それがアメリカに韓国へのTHAAD配備の口実を与えたことになる。
中国は、北朝鮮の暴走を抑えることが出来るのか。
このままいくと、韓国へのTHAAD配備は実現されるだろう。
次に日本への配備も問われることになる。
韓国でもTHAAD配備には地元から反対の声がある。
日本でもおそらく同様の反対が起こるだろう。
とはいえ、北朝鮮だけでなく中国の核ミサイルは脅威だ。
真剣に戦略を考えていかなければならない。
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