2016年9月24日土曜日

日本人の中国嫌い92%、中国人の日本嫌い77%:日中共同世論調査

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特定非営利活動法人 言論NPO 2015 / 10 / 21
http://www.genron-npo.net/world/archives/6011.html

[東京-北京フォーラム| 日中共同世論調査 ]



注].詳細は
「第11回日中共同世論調査」


読売新聞 9月24日(土)21時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160924-00050121-yom-int

日本「中国印象良くない」91%…共同世論調査

 日本の「言論NPO」が中国国際出版集団と今年8~9月に行った「第12回日中共同世論調査」の結果が23日、東京都内で発表された。

★.日本側で中国の印象が「良くない」と答えた人は昨年比2・8ポイント増の91・6%、
★.中国側でも同1・6ポイント減ながら76・7%
に上った。

 理由として、日本側では、中国が「尖閣諸島周辺の日本領海や領空をたびたび侵犯している」が64・6%と突出。
 中国側では「侵略の歴史をきちんと謝罪・反省していない」が63・6%だった。
 また、中国側で、日中間の軍事紛争が「起こると思う」との回答は昨年の41・3%から急増して62・6%となった。
 調査は、日本全国の18歳以上の1000人、中国は北京、上海など10都市の18歳以上の1587人から回答を得た。


Record china配信日時:2016年9月24日(土) 11時0分
http://www.recordchina.co.jp/a151184.html

日中間の軍事衝突、中国人の3人に2人が「起こる」と予想
=相手国に対する印象がさらに悪化、日本人の9割「良くない」
―日中世論調査

  2016年9月23日、言論NPO(工藤泰志代表)は中国国際出版集団と共同で実施した「第12回日中共同世論調査」の結果を発表した。
 これまで改善に傾いていた日中両国民の意識が、再び悪化に転じた。
 領土を巡る日中間の軍事紛争について「起こると思う」と考える人は、日本側が28.4%だったのに対し、中国側で62.6%と3人に1人に達した。
 中国で6割を超えたのは調査開始以来、今回が初めて。
 危機に対する「意識のズレ」が生じている点は注目される。

 調査結果によると、現在の日中関係を「悪い」と見る日本人は、昨年と変わらず71.9%と、依然7割を越え、2014年から始まった改善傾向が止まった。
 一方、現在の日中関係を「悪い」と考える中国人は昨年から11ポイント増加して78.2%と8割近くになった。

 現状の日中関係を「悪い」とする評価は、中国では2013年をピークに改善に向かい、日本では一年遅れて2014年から改善が始まったが、この流れが転じたことになる。

 この一年間の変化についても、日本人の44.8%、中国人では66.8%が「悪くなった」と判断。
 今後の日中関係の見通しについては、「悪くなっていく」という見方が日本人では10ポイント増の34.3%、中国人でも9ポイント増の50.4%となった。
 両国民は今後の日中関係の改善に確信を持てないでいる。

 相手国の印象が「良くない」「どちらかと言えば良くない」との回答は、日本側が計91.6%で、昨年の前回調査から2.8ポイント増。
 2005年の調査開始以来、14年の93%に次ぐ高い水準。
 中国側は同1.6ポイント減の76.7%だった。

 相手国への印象が良くない理由(複数回答)について、日本側は「尖閣諸島周辺の領海・領空をたびたび侵犯しているから」が64.6%で最多。
 「中国が国際社会でとっている行動が強引で違和感を覚えるから」が51.3%で続いた。
 中国側は「侵略した歴史をきちんと謝罪し反省していないから」が63.6%で最も多かった。

 領土を巡る日中間の軍事紛争について「起こると思う」(「数年以内に」「将来的に」の合計)と考える人は、中国側の62.6%に対し、日本側は28.4%だった。

 言論NPOの工藤泰志代表は
 「日本人は尖閣周辺や南シナ海などで繰り広げられる中国の行動に違和感を覚え、それに反発している。
 日本では安保法制が成立し、自国の防衛のために米国との共同行動の範囲が広がった。
 7月には、中国の立場を否定する南シナ海を巡る仲裁裁判の判決を巡って、様々な報道があった。
 中国の反論は大きく、その中で日本が米国と連携して包囲しているという見方もあった。
 私たちが気にすべきなのは、こうした出口のない閉塞感が、安全保障面で行き過ぎた意識をもたらしていることだ」
と語っている。

 調査は8月13日〜9月4日、日中両国の18歳以上の男女を対象に実施。日本は1000人、中国は1587人から回答を得た。



テレビ朝日系(ANN) 9月24日(土)10時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160924-00000012-ann-int

「両国民の意識が再び悪化に…」 日中共同世論調査

 日本と中国の共同世論調査で、改善に傾いていた日中関係に対する両国民の意識が再び悪化に転じたことが分かりました。

 言論NPO・工藤泰志代表:「首脳会談は行われ、笑顔も取り戻しているが、2国間関係に対する国民の認識は悪化している」

 調査は、日本の「言論NPO」と中国の「中国国際出版集団」が共同で行いました。
 現在の日中関係について、「悪い」とする中国人は78.2%(前年67.2%)と8割近くに上り、日本人も71.9%(前年71.9%)と依然、7割を超え、おととしから始まった改善傾向に陰りが見えています。
 言論NPOは、尖閣諸島や南シナ海問題を巡る両国内での報道が調査に影響を与えたと分析しています。



Record china配信日時:2016年9月25日(日) 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/a151201.html

日中関係に関するメディアの報道は客観的?
日本は「そう思う」が2割、中国は7割=
中国ネット「どこから得たデータ?」
「中国はバランスが取れてる」

 2016年9月23日、日中共同世論調査の結果に、中国のネットユーザーがコメントを寄せている。
 言論NPOと中国国際出版集団が共同で実施した日中世論調査の結果、相手国に「良くない印象を持っている」「どちらかと言えば良くない印象を持っている」との回答は、日本が91.6%で、前回調査から2.8ポイント増えた。
 一方、中国は1.6ポイント減少して76.7%だった。
 また、相手国に「良い印象を持っている」「どちらかと言えば良い印象を持っている」は、日本は前回の10.6ポイントから8.0ポイントに減少したのに対し、中国は21.4ポイントから21.7ポイントとわずかに増えた。

このほか、「日中関係についての自国メディアの報道は客観的で公平であるか」について、日本では「そう思う」が20.2%だったが、中国では71.3%となっている。

 これを受け、中国のネットユーザーからは、
 「ずっと日本が好きな私としては、悲しい結果ね」
 「日本人が中国人を嫌う理由って何?」
 「このデータもどうせ元をたどれば出所は不明」
 「この結果は信用できると思う。
 日本に行く中国人観光客が増えれば、日本に対する印象が変わるのは自然なこと。
 ただ、中国人に接する機会が増えると逆に中国の好感度が下がるっていうのはね。
 もちろん、主な原因はこれではないんだろうけど」
など、さまざまなコメントが寄せられている。

 また、メディアの報道については、
 「つまり、中国人が日本に好感を持っていないのはメディアのせいで、日本人が中国に好感を持っていないのはメディア以外の要因ってこと?」
 「中国人の7割が自国メディアが客観的だと思ってるって?
 どこから得たデータなんだか」
 「違いは、わが国には洗脳されている人間の割合が多いってことか」
 「中国メディアは反日的な報道もあれば、親日的な報道もある。
 極端ではあるがバランスは取れている」
といったコメントが寄せられている。

 なお、調査は8月13日から9月4日に18歳以上の男女を対象に実施。
 日本は1000人、中国は1587人が回答した。



サーチナニュース 2016-10-04 08:11
http://news.searchina.net/id/1620067?page=1

日本人の対中感情が悪化? 
「そんなことはもう聞き飽きた」=中国報道

 特定非営利活動法人「言論NPO」と中国国際出版集団が行った調査によると、日本人の中国に対する印象が悪化したという。
 2015年の調査では中国に対する印象に改善が見られたものの、16年は再び悪化に転じ、「良くない印象を持っている」もしくは「どちらかと言えば良くない印象を持っている」と答えた日本人は9割を超えた。

 この結果について中国人はどう捉えているのだろうか。
 中国メディアの易匯網はこのほど、日本人の対中感情に対する中国人の見方について論じた。

 記事は、ひとことで「聞き飽きた」と表現。
 「多くの中国人は、日本人が自分たちをどう見ているかなんて気にしないし、どうでも良いことだ」
と主張した。
 同時に「日本は何かにつけてこうした調査結果の数字を出したがる」と不快感も示した。

 一方で対中感情が悪化する原因については中国人から見ても政治問題にあるとしたが、中国側には落ち度はないとして2005年の例を挙げた。
 同年は小泉元首相による靖国神社参拝をきっかけに大規模な反日デモが発生した年で、日本大使館や日本料理店が投石などによる被害を受けた。
 そのため同年の対中感情は大幅に悪化したのだが、記事はその責任は中国人ではなく、靖国神社参拝と同参拝に対するデモを大げさに何度も報道した日本メディアにあるとし、
「中国人は暴力的で反日だという印象を植え付けた」
と日本を非難した。

 続けて長年保ってきた世界第2位の経済強国の座を中国に奪われたことで、それまでの「優越感」が中国への「羨望、嫉妬、憎しみ、焦り、悩み、恐れ」といった感情に変わったと主張。
 この「優越感」は今でも日本人に深くひそんでいるとし、科学、技術、マナーなど各方面で「中国は日本に敵わない」と見ている姿勢には唐の時代に純粋に文化を学ぼうとした「中国人への尊敬と尊重」に欠けていると批判した。

  記事は対中感情を改善させる方法について、「日本を喜ばせるために中国が妥協するしかないが、それはできない」とも主張。
 あくまでも対中感情悪化の原因は日本にあるとし、中国側には何の問題もない
と述べた。

 はたして昨年に比べて悪化してしまった対中感情は来年改善しているのだろうか。
 記事のような強固な姿勢だけでは、見通しは明るくない。