2016年9月27日火曜日

日本は恐ろしい(11):どうして日本では新商品がこんなにハイペースで出てくるのか?大量生産から多品種少量生産に

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サーチナニュース 2016-09-27 08:03
http://news.searchina.net/id/1619529?page=1

中国人にとっては驚異的! 
どうして日本では飲料の新商品がこんなにハイペースで出てくるの?

 スーパーやコンビニの飲料品売り場では、お茶や果汁飲料、コーヒーに炭酸飲料など、実に多くの種類の商品が陳列されている。
 そして、お馴染みの定番商品が並ぶ一方、新商品も次から次と出ては消えるのである。
 そのペースの速さは、中国の業界関係者にとっては驚異的なレベルのようだ。

 中国の食品関連メディア・食品商務網は24日、
 2016年1-8月に日本で発売された飲料の新製品の数が938種類

にのぼったとする記事を掲載した。
 記事は、16年の夏シーズンに中国の飲料市場で100種類あまりの新製品が発売されたというデータと対比する形で日本の飲料市場の新製品発売ペースを紹介。
 しかも8カ月間で938種類という数が、15年より170種類も少ないとして「驚くべき数字だ」と評している。

 その一方で、これだけたくさん出される新商品のなかで、大ヒットを起こす商品はほとんどないと指摘。
 その理由を
 「新商品をヒットさせるには、
 周到なマーケティングや宣伝、十分な生産体制、強い営業力が必要だが、それを数多ある新商品1つ1つにかけることは不可能」
と論じた。

 そのうえで、全てがヒットするわけでもないのに、どうしてこれだけたくさんの新商品を発売するのか
について説明。
 新製品の開発は、新しい消費生活を生み出す素となっており、
 新製品によって消費者の購買意欲をくすぐることが持続的な成長にとって不可欠
になっているのであるとした。
 それゆえ、
 「基本となる製品の収益を確保すると同時に、
 新たな製品を絶えず提案し、新製品の開発力を持続的に強化する必要があるのだ」
と解説した。

 日本の飲料メーカーは、定番飲料の期間限定フレーバーを出したり、チャレンジングな消費品を開発したりする。
 それを積極的に試し、味についてネット上で評価する消費者がたくさんいる。
 評判になれば飛ぶように売れ、イマイチであれば自然に消えていく。
 その繰り返しなのだ。
 そこには、新しいモノを試しい消費者のニーズが確かに存在しており、各メーカーの開発チームはそのニーズにこたえるべく、日々努力と試行錯誤を重ねるのだ。



サーチナニュース 2016-10-02 07:19
http://news.searchina.net/id/1619961?page=1

中国は「何をやっても儲からない時代」?、
今こそ日本を見習え=中国報道

 日本で馴染み深い「お客様は神様」というフレーズを耳にしたことのない日本人はいないだろう。
 この言葉は日本の商売、サービス精神の高さを示す言葉として中国でも広く知られている。
 短い言葉だが、商売において大切な理念を見事に言い表している。

 中国メディアの新浪はこのほど、経済成長率が低下している
★.中国では「もはや何をやっても儲からない時代になりつつある」
と主張する一方で、停滞から抜け出して発展へと向かうには、「これまでの思考パターンを転換させる必要がある」と指摘している。

 記事は、中国企業には「生産者がモノを生産すれば、消費者はそれを買う」という思考パターンが伝統的に根付いていると指摘。
 確かに計画経済のころの中国であれば、この思考パターンでも経営は成り立ったかもしれない。
 モノが不足していた時代はそれで通用したが、現在はモノがあふれているうえに、中国の消費者も「個性」を重視するようになっているため、伝統的な思考パターンでの経営は企業を「窮地」に追い込むと説明した。

 続けて、中国企業は今こそ思考パターンを転換させるよう提言、
★.「作れば売れる」という生産者中心の考え方を「消費者は何を求めているか」という消費者中心の考え方に転換させる必要があると説明した。
 さらに個性が非常に重視されるようになった現在、大量生産を多品種少量生産に変化させることも大切だと指摘した。

 日本を旅行で訪れた中国人が感銘を受ける点の1つに、日本の様々な店舗における店員の接客態度の良さが挙げられている。
 たとえ商品を買わなくても礼儀正しく接する日本の店員の姿が深く印象に残るようだが、この背景には中国人旅行客たちが普段中国でどのような接客を受けているかを物語る事例ともいえる。

 この事実と記事の内容を結び付けて考えると、日本人の接客態度の良さにはもちろん礼儀に対する日本人独特の考え方も関係しているが、消費者中心の思考パターンがしっかり根付いていることが分かる。
 逆に言えば、記事が指摘する思考パターンの転換を中国企業が達成できたかどうかは、中国国内における小売店での接客態度を見ていれば分かるとも言えるだろう。



サーチナニュース 2016-09-27 10:05
http://news.searchina.net/id/1619550?page=1

日本の道路工事を見た中国人、
仕事の細かさに敬服「そりゃ給料が多いわけだ」

 

 秋から冬にかけて、道路の工事が多くなるような気がする。
 9月に入って、自動車を運転中に道路工事現場に遭遇し、片側交互通行による渋滞に巻き込まれたという人も少なくないのではないだろうか。
 この状況、あながち「気のせい」ではないようである。

 福岡市の道路占用工事調整協議会によると「確かに年末、年度末になるほど道路工事の件数が多くなる状況」とのこと。
 年度初めの4月に発注された工事を年度末までに間に合わせるため、この時期から工事に着手をするケースが多くなるようだ。
 従来は年度末の3月により集中する傾向だったようだが、3月の工事を抑制して施工時期を分散化させているため、秋ごろから工事の件数が増えているということもありそうだ。
 道路工事による規制はドライバーにとってはいささか不便だが、工事で舗装しなおした道路は真っ平で気持ちがいい。

 中国メディア・今日頭条は24日、日本で見られる道路工事の様子から、日本人の仕事の細かさについて賞賛する動画記事を掲載した。
 動画は、道路工事現場で掘り起こした道路を新たに舗装する様子が収められており、アスファルトを敷きこむ前に入れた土を作業員が機械を使って平らになるように固めているのが見える。
 作業員は現場を何度も往復して土を固めており、作業がしっかりと行われていることが伺える。

 この様子について記事は
 「これだけで、日本人の細かさ、キレイさへの追求ぶりが伺える。
 年収30万元(約450万円)に値するものだ」
と評している。
 経済成長を遂げた中国国内の給料よりも、日本人の給料がなおもはるかに高いのも納得、ということのようだ。
 記事を見たネットユーザーからは
 「日本に学べ。広州の一部道路は草だらけだぞ」、
 「中国では汚職役人が消えない限り、良い工事は行われない」、
 「まじめ、というのは大切なことだ」
といったコメントが寄せられた。
 総じて、自らの成果づくりばかりを考える役人のために、中国ではまともな道路工事ができない、という見方だ。

★.日本と同様の技術を持っていて、やればできるけれどやらないのか、
★.れとも日本の技術が優れていて、中国の技術ではここまでできないのか。
 どうやら前者のようであるが、
 技術力を高めさえすればいい後者に比べて、さまざまな「しがらみ」がある前者の状況を変えるのは難しい。
 自らの利権は後回しにして、住みやすい街を作ることを第一に考えるようなリーダーや役人の出現を待つしかなさそうだ。



サーチナニュース 2016-09-30 07:19
http://news.searchina.net/id/1619853?page=1

日本が「未来への投資」で技術革新を推進、
「過小評価は賢明でない」と中国メディア

 中国メディア・中国青年報は28日、日本が「第4次産業革命」と呼ばれる国際的な技術革新競争のなかで、「未来への投資」に力を入れるプランを着々と進めているとする記事を掲載した。

 記事は、8月に安倍晋三内閣が
 約28兆円規模という「未来への投資を実現する経済対策」を決定した
と紹介。
 その効果への期待に対する見方はさまざまであるが、その中で未来の技術や産業に着目した内容については「十分注目に値する」と説明した。

 そして、同対策では第4次産業革命、モノのインターネット(IoT)、知的財産戦略などの概念を明確に示し、人工知能や新素材、宇宙航空、エネルギー産業などの基礎研究の充実を強調しており「安倍政権が国の中核となる競争力を高めようとする決心が十分に示されている」と解説している。

 また、10月1日に施行される「特定国立研究開発法人による研究開発等の促進に関する特別措置法」についても言及、
 「安倍政治で騒がしい中でこの法案が可決されたことは、日本が決して国の根本に関わる真剣な部分も決して疎かにしていないことを説明するものだ」
と論じた。

 記事は、近年日本の「産業衰退論」がクローズアップされているとする一方、
 「GDP世界3位、数十年にわたり世界の工業ピラミッドの頂点にいた国の底力を過小評価するのは賢明ではない」
と指摘。
 加えて、日本という国は奮発して強くなろうという時には往々にしておとなしさが目立つのだと説明した。
 そして最後に「安倍首相は軍民混合の産業体系を利用し、日本を再び軍需大国、軍事強国にしようとしているのだ」と主張した。

 最後の評論部分については「ああやっぱりそこに持って行くのか」という印象は否めないが、
 日本が新たな産業革命に向けて着実に歩みを進めようとしている状況を比較的冷静に紹介していると言えるだろう。
 家電企業の不振が続けざまに取り沙汰されたことによる「日本の産業はもうダメ」という一辺倒な見方から、冷静かつ客観的に様々な見方が出てくるのは、中国にとって良い傾向だ。
 もっとも、安全保障や軍事的なテーマでは相変わらずの一辺倒なのだが。


 白モノ家電からの撤退はロー・ミドルの技術は後発国に譲って、その国の経済発展に貢献する、という意図がある。
 先進国が白モノ家電に執着することは、後進国の発展にとって障害にこそなれ、益は産まない。
 先進国は次の技術に進むべきだというのが常識論だろう。
 よって白モノ家電の不振は日本にとってどうでもいいことである。
 逆に言うと、そのことで中国や韓国が「日本の衰退だ」と騒ぎ立ててくれることは、日本にとっては目眩ましになりありがたいことでもある。
 記事にあるように
 「日本という国は奮発して強くなろうという時には往々にしておとなしさが目立つ」
というのは当たっているように思える。
 というより、回りが騒ぎたて過ぎて本筋を見損なっているようにも思える。


サーチナニュース 2016-10-01 22:19
http://news.searchina.net/id/1619960?page=1

「他人の目にどう映るか」を気にする日中国民、
日本製品の質が高い理由はなぜ?=中国

 2012年から15年までの4年間、トヨタは世界新車販売台数において連続首位という素晴らしい成績を収めてた。
 トヨタの自動車はまさに世界に認められる日本製品を代表する産品となっている。

 世界に認められる優れた日本製品は自動車のほかにも数多くあるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本製品が非常に高い品質を有しているのは、日本人特有の「恥の文化」が深く関係していると論じる記事を掲載した。

 記事は日本語には「恥」を意味する語彙が非常に多いと説明、さらに日本人の社会生活における様々な場面でも恥を避けようとすることが行動を律する力となっていると考察した。
 さらに、日本人の極端に走る傾向と恥の文化が合わさって「人を振るい動かする強い力」となり、この強い力が消費者の目に一点の瑕も映らない細緻を極める製品作りに発揮されているという見方を示した。

 日本人のものづくり精神は内外から高く評価されているが、記事はこうしたものづくり精神に恥の文化という強力な要素も加わることにより、世界に誇る素晴らしい日本製品が生まれるということを主張している。

 日本人の「恥の文化」と中国人の「メンツを愛する文化」は、どちらも他人の目にどう映るかという点では同じだが、異なっている点もある。
 BMWなどの高級車を買うことにより自分を
★.「他人の目に大きく見せる」のが中国人のメンツを愛する文化だとすれば、
★.「他人の目に迷惑とならない」ようにするのが日本人の恥の文化といえる
だろう。
 従って相手に良い影響がある、つまり品質の高い製品作りにおいて効果が発揮されるのは日本の恥の文化の方ではないだろうか。

  「恥の文化」と「面子の文化」とは「主張の文化」と「反省の文化」とも言える。




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