2016年9月14日水曜日

東シナ海で日本を威嚇する中国(5):いつ日本は動くか、追い詰められて「やむえず」という環境をつくりたい政府

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 日本は「我慢に我慢を重ねたが」という大義名分がないと動けない国である。
 自ら進んで何かを起こすことはできない。
 そんなことをすると軍国主義とか憲法違反とかいったマスコミ論調が過激になる。
 追い詰められて「やむえず」という環境を生み出したいのが政府の思惑であろう。
 そういう状況をいかに創りだすかは政府の腕前にかかっている。
 中国とタイマンでやれば日本の方がはるかに強い。
 しかし、それを前面に押し出せば、批判の矢面にたってしまう。
 それは何とも避けたい。
 よってアメリカを前に立てておきたい。
 そこで中国にやらせておいてそれをネタにして動くという作戦でいくしかない。 
 ここが日本の弱いところである。
 そしてもし日本が動いたら、もう引き返せない
 この見極めが肝心になる。


サーチナニュース 2016-09-14 10:27
http://news.searchina.net/id/1618726?page=1

中国船の侵入で大きな変化! 
中国が先に情報を出し始めたのは、実効支配への自信の表れか

 尖閣諸島(中国名・釣魚島)の日本領海に対する中国船の侵入が頻発する中、11日にも中国海警局の船4隻による領海侵入が確認されたことが、海上保安庁の発表で明らかになった。
 今回の侵入に関して、中国側には従来とは異なる行動があった。

 中国メディア・新浪は13日、
 「中国はなぜ日本より2時間早く情報を発表したのか」
とする記事を掲載した。
 記事は、中国船による尖閣諸島の日本領海侵入に関する情報は従来、基本的にみな日本メディアが海上保安庁の発表をソースとして伝えるものだったと紹介。

 しかし、今回は海上保安庁が日本時間11日午後0時半に「中国の海警船4隻が日本領海に侵入した」と発表する約2時間前にあたる同午前10時40分に中国の国家海洋局のウェブサイトが「編隊が中国・釣魚島内を巡航した」との情報を発表したと伝えている。

 そのうえで、従来の慣例を破って中国が先に情報を発表した理由について、
 中国による尖閣海域巡航が
 「常態化を踏まえて、すでにプログラム化した」点、
 「中国の領海・領土であることを積極的にアピールする段階に入った」点
を挙げて論じた。
 そして、
 「単に積極的に権利を守るのみならず、圧力を加えて日本の勢力を島の外に追い出そう」
としていること、尖閣諸島の掌握権が完全に中国側に渡ったことを示すものであるとした。

 海上保安庁より中国海警局が先に情報を出すようになった背景には、中国側によって「こっそり」行われてきた尖閣諸島実効支配への動きが一定の成果を挙げ、巡視船を堂々と同海域へ送り込む準備ができたことを意味すると言えそうだ。
 南シナ海における埋め立て工事に見るように、中国側は着々と「既成事実化」を進めているのである。



Record china配信日時:2016年9月12日(月) 14時50分
http://www.recordchina.co.jp/a150179.html

中国、「尖閣パトロール」を異例の早さで発表、
日本より2時間早く―仏メディア

 2016年9月11日、仏RFIは、中国が異例の早さで「釣魚島(日本名:尖閣諸島)周辺でのパトロール」について発表したと報じた。

 日本の中国語メディア、日本新聞網によると、日本の海上保安庁は11日午後0時30分、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島沖の領海に中国海警局の公船4隻が相次いで侵入したと発表した。
 一方、中国国家海洋局はそれよりも約2時間早い午前10時40分(日本時間)、ホームページを通じて
 「中国の海警船2401、2337、2102、31101が釣魚島(周辺の中国)の領海内をパトロールした」
と発表している。

 記事では、
 「日本の第11管区海上保安本部は、中国海警局の公船4隻が日本の領海に相次いで侵入したのは11日午前10時20分頃からとしていることから、中国当局が直ちに情報を公開したことが分かる」
とした上で、
 「主権問題で受け身となることを避ける狙いがあるのではないか」
と指摘している。



Record china配信日時:2016年9月14日(水) 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/a150382.html

改善しない日中関係、
互いの好感・領土問題に関する民意調査で両国の冷え込みが浮き彫りに―米調査機関

 2016年9月14日、環球時報は日中の国民を対象に行われた調査報告を紹介し、お互いに対する感情を伝えた。

 米調査機関ピュー・リサーチ・センターは今年4〜5月に、日中など4カ国の7618人を対象に調査を実施し、13日に調査報告を公表した。
 それによると、
★.中国に「好感を持たない」日本人は86%で、
★.日本に「好感を持たない」中国人は81%だった。
 いずれも10年前に比べ増加しており、冷え込んだ日中関係が浮き彫りとなっている。

 第2次世界大戦に関する日本の謝罪については、日本人の53%が「十分謝罪した」と答えたのに対し、中国人の77%が「謝罪は不十分」と回答。
 不十分と答えた中国人は10年前に比べ減少しているが、十分謝罪したと答えた日本人は10年前に比べ増加している。
 さらに、
★.中国と周辺諸国の領土問題で、
 軍事衝突の可能性を心配する日本人は80%で、
 中国人は59%
だった。

 どう改善したらいいのか道筋が見えないのにただ願望を述べても事は収束しない。 
 まあ、しばらくはどちらがどう出るか、
 時間の経過とともに事態がどう変化するかをノンビリみるしかあるまい。
 つまらない希望に夢を託しても能書きを並べても現実は何も変わらない。


Record china配信日時:2016年9月14日(水) 13時0分
http://www.recordchina.co.jp/a150366.html

 中国外務省「日本のたくらみにはあきれ返る」
=インドに廉価で武器輸出を推進、南シナ海問題で中国をけん制―中国メディア

 2016年9月13日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、南シナ海問題におけるインドの中国に対する発言権を強めるため、日本がインドに対し廉価で武器装備の売り込みを進めているとする報道について、
 「そうした公明正大とは言えない販売協力のたくらみにはあきれ返る」
と述べた。
 新華社が伝えた。

 インド英字紙ザ・タイムズ・オブ・インディアは、
 「日本政府はインドに対し、16億ドル(約1600億円)相当の武器装備の売り込みを進めており、武器価格についてできる限り融通しようとしている」とし、
 「その狙いは、日印の安全保障分野での関係強化を行うことで、南シナ海問題におけるインドの中国に対する発言権を強めることだ」
と報じていた。

 華報道官は、「この報道を注意している」とした上で、
 「われわれは防衛協力を含む正常な協力に関しては異議を唱えない。
 だが協力を売り込むようなたくらみは公明正大とは言えず、あきれ返る」
と述べた。

 日中の綱引きのようなものである。
 こういうやりとりは見ていて面白い。


TBS系(JNN) 9月26日(月)6時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160926-00000010-jnn-int

中国空軍の戦闘機、宮古海峡の上空で飛行演習



 中国空軍は25日、爆撃機や戦闘機などが宮古海峡の上空を飛行する演習を行ったと発表しました。
 中国空軍の報道官は25日、
 爆撃機や戦闘機など40機以上の航空機が、
沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡の上空を飛行して、西太平洋に向かう演習を行ったと発表しました。
 遠洋での実践能力を検証するのが目的としていて、中国が東シナ海に設定した防空識別圏でのパトロール飛行も行ったということです。

 「演習はわが国の主権と安全を守り、平和的発展を保障するために必要なものだ」(中国空軍・申進科報道官)

 演習は空軍の攻撃能力を誇示するとともに、沖縄の尖閣諸島をめぐり対立する日本やアメリカをけん制する狙いもあるとみられます。

 一方、防衛省は中国空軍機8機の宮古海峡上空の飛行に対し、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進したと発表しました。
 この空域を中国軍の戦闘機が通過するのは初めてですが、領空侵犯はなかったということです。

 日本としては中国空軍が動いてくれた方が都合がいい。
 危機感が出てくるからだ。
 それに中国空軍のレベルはカーテンに包まれてよく分からないのが実際のところだ。
 よって、集団で飛行してくれることによって、その能力を解析できることになる。
  飛行機の型式、速度、飛行形態などからその能力が少しでも判別できれば対策も立てやすくなる。
 誇示する意味合いから最新鋭機を飛ばせたとかんがえられるが、軍事の場合は圧倒的有利という条件が揃わない限りあまり手の内を見せない方がいい。
 40機となれば、並みの数ではない。
 それを見せたというのは、日本に圧力をかけるという表面目標とは別に、そうせねばならぬ理由があったということであろう。


フジテレビ系(FNN) 9月26日(月)9時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160926-00000265-fnn-pol

中国軍機8機、沖縄本島と宮古島間を飛行 
自衛隊機が緊急発進



  中国戦闘機の飛行は、初めてとなる。
 防衛省は、中国空軍機が25日、沖縄本島と宮古島の間の上空を往復して飛行し、自衛隊機がスクランブル(緊急発進)したと発表した。

 戦闘機とみられる2機を含む8機で、領空侵犯はなかった。
 この空域では、これまで中国軍の爆撃機や、情報収集機の通過は確認されているが、戦闘機が通過するのは初めてだという。
 沖縄県の尖閣諸島などをめぐり、対立する日本やアメリカをけん制する狙いがあるとみられ、政府関係者は、「中国に対して、監視していることを示すために発表した」と明らかにした。






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