2016年9月30日金曜日

「網紅」の先駆け:Papiちゃん(Papi醤)

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http://www.miomio.tv/watch/cc290459/
●未来世紀ジパング【シリーズ 中国異変!「越えてはならない」一線】 - 16.09.26




Record china配信日時:2016年10月6日(木) 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/a151995.html

もうウンザリ!?
中国ネット界の“超人気者”が語った、日本旅行にまつわる苦悩とは?

 2016年10月4日、中国のある有名人が日本旅行に出かけた時の苦悩について語った動画が興味深い。

 中国の「網紅」という人々をご存じだろうか?
 直訳すると「ネットの人気者」。
 彼らは個性的な見た目やパフォーマンスをネットで配信するパーソナリティーだ。
 基本的には一般人だが、中には人気に火が付き、年収数千万円を稼ぎ出す超人気者もいる。
 そんな「網紅」の先駆けとも言えるのが29歳の上海人女性・Papiちゃん(Papi醤)だ。

 Papiちゃんが投稿するおもしろ動画はじわじわと人気を拡大し、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のフォロワーは現在、1940万人に達している。
 卓球の愛ちゃんのフォロワーが250万人であることからも、その桁違いの人気がわかるだろう。
 また、今年3月にはIT関連企業3社が1200万元(約1億8000万円)を融資したことも話題になった。

 そんな影響力絶大のPapiちゃんがこのほど、「日本旅行に出かけた時の苦悩」について語った動画を公開した。
 Papiちゃんは卒業旅行で日本に行くことになり、十数年ぶりの海外旅行に心躍らせていたが、日本に行くことを周囲の友人に告げると、そこから「悪夢」が始まったという。

 まず挙げるのが、「お金持ちね」と言ってくる人が多いことだ。
 「海外旅行に行くの? 本当にお金持ちね」
 「何日間行くんだい?1週間?本当に金持ちだなあ」
 「日本に行くの?今円高なのに、本当にお金持ちだね」
など。
 この中には毎年何度も海外旅行に行く友人も含まれているといい、Papiちゃんはあきれたような表情を見せている。

 そして、こういう人たちに共通するのが、「すべてのスケジュールに口を出してくること」だそうだ。
 たとえば、
 「なんで秋葉原に行かないの?日本に行くなら秋葉原に行かなきゃ」
 「富士山に行ってない?日本に行くなら富士山は外せないでしょ」
 「お寿司食べた?食べてないの?日本に行ったのに?」
 「日本に行くのにラーメン食べないなんて!行ってないのと同じよ」
など。
 Papiちゃんは「ああ、次はきっと行くね」と力なく答えるしかなかったそうで、
 「教えてくれるのはありがたいけど、行くか行かないかは私が決めること。
 行きたければご自分でどうぞ!」
としている。

 次に、買い物を頼んでくる人。
 「日本に行くの?オムツ買ってきてくれる?」
 「フェイスパック買ってきて」
 「温水洗浄便座、お願い〜」
 「スーツケースが欲しいの。ちょうど中に荷物を入れて持って帰ってこれるでしょ?」
などなど。
 これについて、Papiちゃんは「買・い・ま・せ・ん」ときっぱり。
 小さい物ならまだいいというが、
 「炊飯器をお願い」
 「秋田犬買ってきて!とってもかわいいの」
 「AV女優を連れて帰ってきてよ」
 「今は円高だから、円安になったらお金渡すね」
などという無謀な頼みもあるというから驚きだ。

 ほかにも、
 「あなたが買ってきたこれ、ネットで買うより高いんじゃない?」
 「え?今こんなにレートが高いの?じゃあいらない」
 「賞味期限が早すぎない?ちゃんと見て買わなかったの?」
 「これっぽっちの物も重いだなんて、運動不足じゃない?」
 「こんなことなら、頼まなきゃよかったわ」
など、自分勝手な物言いをする人が多く、ウンザリした様子。
 Papiちゃんは画面に向かって、
 「皆さんはどうか友達に買い物を頼む時は、遠慮というものをわきまえてください」
と呼びかけている。

 さらに、
 「アイドルに会った?」
 「小栗旬に会った?」
 「コナンに会った?」
などと聞いてきた人もいたそうで、
 「もし(コナンに)会ってたとしたら、生きて帰れることを祈るばかりだわ」
とツッコミも。
 男性陣からはAVを買ってきてほしいという要望が少なくなく、「無理無理無理…」と頭を振る。

 Papiちゃんは、今回の経験から教訓を得たといい、
 「海外旅行に出かける時には誰にも言わない方がいい」
と語っている。
 実はこれはPapiちゃんに限ったことではなく、海外に出かけた中国人から同様の「被害報告」がネット上に書き込まれることも少なくないのが実情だ。
 人と人の距離が近く、遠慮がないと言われる中国ならではと言えるかもしれない。







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韓国経済の没落(2):打つ手なしのスワップ頼りか

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新潮社フォーサイト2016年09月28日 17:32 後藤康浩
http://blogos.com/article/192058/

「韓国経済」がグローバル競争から「脱落」する構図 - 

 韓国経済がグローバル競争から脱落し始めた。
 牽引車のスマホ、テレビ、半導体など電子・電機産業は中国製造業の猛追で、サムスン電子すら足元が揺らぐ。
 造船は業界存亡の時を迎え、鉄鋼、自動車も勢いが落ちた。
★.イノベーションによる突破力が身につかないまま成長を目一杯追った結果だ。
 1997~98年の「IMF危機」以降の競争至上主義とグローバル化も、限られた企業を強くしただけで、産業全体の底上げにはつながらなかった。
 次の成長ステージに進めなければ、韓国は先進国の地位からずり落ちる恐れもあるだろう。

■致命的なバッテリー事故

「『ギャラクシーノート7』の機内での使用は全面禁止、貨物としての預け入れもお断りします」。
 世界の航空会社の多くがサムスンの最新スマホを忌避している。
 内蔵のリチウムイオン電池が爆発、発火するなど、韓国はもちろん欧米各国で事故が多発、サムスン自身も一時はユーザーに使用中止を薦めた。
 ギャラクシー・シリーズのスマホの世界的ヒットで世界のエレクトロニクス業界の頂点に立ったサムスンだったが、中国をはじめとする新興国景気の急減速と軌を一にするように2014年あたりから業績が悪化していた。

 今年3月に発売した「ギャラクシーS7」の好調でなんとか持ち直し、8月に発売した「ノート7」も発売直後は人気を呼び、シェア回復に弾みが付きかけていたところだった。
 だが、「スマホ史上最大規模」となるバッテリーの不具合で、勢いは止まった。
 今後、リコールにかかる費用とユーザーからの損害賠償請求の負担は決して軽くはないが、それ以上に深刻なのはサムスン本体と「ギャラクシー」ブランドが受けた傷だ。

 バッテリー事故を抜きにしても、サムスンの置かれた状況は厳しい。
 営業利益の7割を稼ぐといわれるスマホを核とするモバイル部門は「華為技術(ファーウエイ)」「ZTE」「広東欧珀(OPPO)」「小米(シャオミ)」「TCL」など中国勢にシェアを急激に浸食され、2013年には31%を超えていたスマホの世界市場シェア(米市場調査会社『IDC』調べ)は、2015年には25%を割った。
 シェア急降下の様子は、かつて世界の携帯電話(フューチャーフォン)市場を支配したノキアの急激な凋落を思い出させる。
 サムスンが狙う上級機種ではアップルが依然として圧倒的な支持を得ており、韓国国内でも20~30歳代ではiPhoneユーザーが増えている。

■世界最大の液晶パネル生産国は「中国」に

 スマホ以前に韓国ブランドを世界市場に浸透させた液晶テレビでも、主役の転換が急速に進んでいる。
 「ハイセンス」「TCL」「スカイワース」など中国メーカーの追い上げが激しい。
 今年第1四半期の世界シェア(米市場調査会社『IHS』集計)ではサムスン21%、LG13.2%と韓国が1、2位を維持してはいるが、中国メーカーの合計は31.4%まで急伸、韓国2社の合計に迫っており、通年では中国勢が上回る可能性が出ている。
 その裏付けとなる液晶パネルの生産拠点については、中国企業が第8世代以降の新鋭工場を続々立ち上げ、世界最大級の第10~11世代のプラントも合肥(安徽省)と深圳(広東省)で建設が進んでいる。
 業界の予想では、2017年第4四半期には中国が韓国を抜いて、世界最大の液晶パネル生産国になる。

 過去10年以上、韓国がリードしてきたDRAM、フラッシュなど半導体メモリーも中国メーカーが政府支援を受け、5兆円ともいわれる巨大投資で新鋭プラントの建設を進めており、韓国との差を一気に縮める可能性がある。
 テレビ、スマホという最終製品でトップに立ち、組み込むデバイスでも日本、韓国、台湾などに追いつこうというのが中国の産業高度化戦略であり、韓国は狙い撃ちされている。
 それは、かつて日本メーカーが液晶パネル、半導体、スマホで韓国、台湾勢に追いつかれ、主導権を奪われていった姿に重なる。

■「サンドイッチの具」

 サムスングループを個別に見た場合、中国との競り合いは企業の存亡にかかわることがわかる。
 今回、不具合を起こしたバッテリーの主力サプライヤーは、リチウムイオン電池で世界トップを争うサムスンSDI社であり、中国に浸食される液晶パネルはサムスンディスプレイ、カメラモジュールやLEDはサムスン電機、半導体メモリーは本体とデバイスの大半をグループ企業が内製しており、スマホ、テレビの売り上げが落ちれば、グループ全体が連動して沈む構造だからだ。

 「日本と中国のサンドイッチにされる」。
 10年以上前から、韓国では自国の産業が高付加価値のハイテク分野では日本に押さえ込まれ、低付加価値の分野では中国に追い上げられ、結果的に上と下から挟まれ「サンドイッチの具」のようになるという危機論が語られてきた。
 それがある意味で、サムスンや現代自動車、鉄鋼のPOSCOなどの奮起を促し、規模の拡大に駆り立ててきた。
 「サンドイッチの具」が成長することで上と下のパンの圧力を跳ね返したわけだ。

■「サンドイッチ」から「ピザ」へ

 だが、今、韓国製造業の状況は「具の厚いサンドイッチ」から「ピザ」へと急速に変化しつつある。
 なぜピザか? まずはサンドイッチの変化をみよう。
 “上のパン”だった日本メーカーは、韓国の得意とするコモディティ化した商品分野から、高付加価値で、差別化しやすい分野に重心を移し、韓国産業にとって重しではなくなった。
★.日本の製造業は、例えばテレビやスマホから、高速複写機などデジタル事務機器やCT、MRI、内視鏡など医療機器、自動車向け電子部品、放送・映像機材、さらに航空宇宙や鉄道車両、電力システムなど社会インフラなどに軸足を移した。
 あれほどテレビにこだわり、総額で1兆5000億円もの資金をプラズマディスプレー工場に投じ、さらに液晶事業も日立製作所から買収したパナソニックは、今やディスプレイをLGなどから調達している。
 小型車で世界第5位の自動車メーカーにのし上がった現代・起亜自動車グループと北米、欧州で競合していたトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車は、商品の軸をハイブリッド車、電気自動車など技術的に差別化できる分野やプレミアムカーなどに移し、研究開発は燃料電池や炭素繊維、高機能樹脂利用による軽量化や自動運転などに移っている。
 従来型の内燃機関の低価格小型車中心の現代・起亜と市場が離れてきている。

■猛烈な火勢が

 このように、韓国製造業にとって「上のパン」は消えたことで、ピザの具のように直接、熱を浴びることになった。
 「下のパン」である中国はピザ生地にあたるが、生地を焼きあげる熱もまた具を容赦なく熱する。
 それは中国製造業の高度化そのものである。
 例えば、今世紀初頭に日本勢を追い落とし、世界首位に君臨していた韓国造船業は今や中国造船メーカーに追い付かれ、タンカー、バラ積み貨物船、コンテナ船はもちろんLNG船でも中国にシェアを奪われて、トップから陥落。
 電子・電機分野ではすでにみたようにテレビ、液晶パネル、スマホ、半導体まで中国メーカーに追い上げられている。
 鉄鋼も、世界の50%以上を生産する中国メーカーの輸出攻勢でアジアの市場を奪われている。
 中国市場で成長した現代・起亜自動車の中心商品は今、中国地場メーカーの草刈り場にされつつあり、中国市場でのシェア低下は深刻だ

 韓国製造業の危機の構造はサンドイッチ状態からピザ状態に変わったが、このままの状況が続けば、下手をすれば“具”である韓国製造業は焼け焦げにされかねない。
 しかも、韓国にとってさらに深刻なのは、中国に続いてASEAN(東南アジア諸国連合)やインドメーカーも韓国の得意分野で大いに成長し、下から猛烈な火勢を上げ始めている点だ。

■韓国経済「失速」の隠れた要因

 8月末、韓国最大で、世界でも第7位の海運会社である「韓進海運」が経営破綻した。
 世界各地の港で、同海運所属の80隻近いコンテナ船、貨物船が荷揚げできなくなり、世界の物流にも影響を与えた。
 同社は大韓航空なども傘下に持つ財閥の基幹会社で、財閥オーナーの娘が「ナッツの出し方が悪い」と怒って滑走路に向かっていた航空機をゲートまで戻させた「ナッツリターン」事件で世界に悪名をとどろかせた。
 韓進の破綻は中国による鉄鉱石、石炭など資源輸入の減少、中国からの輸出不振による海上物流の落ち込みが原因といっていい。
 それはまさに中国経済の高成長の波に乗るだけで、独自技術で目立った進化を遂げられず、
★.量的拡大と韓国国内の生産拠点から世界に輸出するというモデルに安住してきた韓国製造業の弱点
を象徴的に映し出している。

 日本ではサムスン、現代自動車はじめ韓国製造業はグローバル化で先行したと考えられてきた。
 だが、マーケティングでのグローバル展開は見事に成功しても、
 生産・開発のグローバル展開という点では、韓国製造業は規模と広がりの両面で日本に及ばない。
 当然ながら中堅・中小企業のグローバル化も遅れている。
 実はそこに韓国経済失速の隠れた要因がある。
 日本は、大手企業の海外への生産移転についていったり、人件費の安い拠点を求めたりする形で世界に乗り出していった中堅・中小企業が多いが、韓国の中堅・中小企業ではそこまで達しなかった。
 韓国は、財閥グループとその他企業の間に経営体力、技術力、人材などで大きな格差があるからだ。
 日本のように「グローバル・ニッチ(限られた特殊な製品・技術分野で世界トップの中小企業)」は多くはない。

 韓国製造業はただ「ピザ」のように焼かれてしまうのか、新たな成長モデル、分野を見つけ、体質を変えて、窮地を脱するのか。
 存亡の秋(とき)を迎えつつある。 




中国の言論統制:スマホも検閲対象に、相手を陥れる武器になる!

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ニューズウイーク 2016年09月28日(水)16時00分 辣椒(ラージャオ、王立銘)
http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2016/09/post-31.php

スマホに潜む「悪魔」が中国人を脅かす

10月から中国では、ネット上で発信されるすべての情報が犯罪捜査の証拠となる。
 これまでにも中国人の言論の自由は著しく制限されてきたが、今後その捜査対象はさらに拡大することになる>

 今週の土曜日は中華人民共和国の建国記念日である国慶節だ。
 国を祝う祝日に何とも皮肉なことだが、この日から中国ネットの言論空間はさらに一歩、暗闇へと足を踏み入れる。

 最高人民法院と最高人民検察院、公安部が先日、ソーシャルネットワークの微博(ウェイボー)や微信(WeChat)、そのほかのブログだけでなく、ショートメッセージやメールで発信される情報についても10月1日から犯罪捜査の証拠にできる、という新規定を公表した。
 ユーザーの登録情報や身分証情報、電子商取引記録、通信記録、文章、写真、音楽、映像も例外ではない。

 政府系メディアはこの重大な決定について報じる時、次のような恐喝的な言葉を使った。
 「あなたが微博や微信で発表したひと言は後日、すべて法廷に証拠として提出される可能性がある」。
 この規定が明らかになると、大論争が起きた。
 無知な人々はニュース記事へのコメントで支持を表明。
 この措置はネット上のでたらめな噂や嘘、ポルノ的あるいは暴力的な言論を減らすことができると主張した。
 しかし私を含めた多くのネットユーザーは、この規定が個人のプライバシーをひどく侵害し、もともと大きくない中国人の言論の自由の空間をさらに縮小させる、と懸念した。

 ただ私にとって、この措置は既に始まっていた。
 違いは表立っての説明があるかどうか。
 過去、中国政府は言論の自由の侵害などの悪行はすべて水面下で行ったが(編集部注:作者のラージャオは体制批判の漫画を理由に中国政府から支払い口座の凍結などの権利侵害を受けた)、現在は国家が法律の形をとって正々堂々と悪行を公開している。
 そしてひどいことに、この規定の実施前にも関わらず、私の周囲の人々は被害を受けている。

 9月7日、私は習近平を風刺する1枚の漫画を発表。
 多くのネットユーザーが気に入り、次々と転送した。
 すると間もなく悪い情報が伝わって来た。
 9月9日にネット上の友人が私に伝えたところでは、微信のユーザー2人が私の漫画を転送して拘留され、1人は10日間の刑事拘留になった。
 そのほか1人の情況は不明だ。
 また昨日、友人が伝えてくれたところによれば、彼のネット上の友人の1人が9月8日にネット上から消え、多くの人が彼を探しているが、彼にどんな事態が発生したのか誰も分からない。
 彼の微信の最後の画面のスクリーンショットは、転送したあの漫画だったという。
 行方不明になった彼に一体何が起きたのか。
 やはり10日間拘留させられるか。それとももっと長期間になるのか。
 あるいは脅されて微信を使っていないのか。
 誰も知らない。

 アラジンがランプをこすると魔神が現れて願いをかなえてくれる、というアラブの昔話がある。
 現在、すべての中国人のスマホの中には1匹の「悪魔」が住んでいて、たった一言やたった1度の転送で飛び出してくる
 そして「悪魔」がいつ出てくるかは誰にもわからない。
 幸い、私はすでにこんな恐ろしい環境から遠く離れた場所にいる。
 しかし残念なことに、中国に住む私の漫画のファンは投獄の危険にさらされている。
 私より勇敢な中国人のため、私は現在の言論の自由を大切にして、引き続き創作を続けていく。







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『シン・ゴジラ』にみる緊急事態対応(3):

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●[ シン・ゴジラが描いた日本 ]
BS-TBS 2016/8/28 PM10:00 週刊報道LIFE



●2016/10/01 に公開
●シン・ゴジラから見えてくる日本の現在 2016/10/01 に公開




●2016/10/01 に公開
『シンゴジラ メイキング映像』その5 ~やしおり作戦破壊エフェクトなど~

エフェクトスーパーバイザー:米岡 馨氏
CGWORLD編集長:沼倉有人
VFXプロデューサー:大屋 哲男氏
VFXスーパーバイザー:佐藤 敦紀氏
CGプロデューサー:井上 浩正氏

番組紹介
CG/映像クリエイターの総合誌『CGWORLD』の公式配信

今回の配信は現在大ヒット上映中の映画『シン・ゴジラ』のメイキングスペシャルです!CGで描かれたゴジラを大解剖!実データが見れるチャンス!?






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日本は文化を売る国へ成長できるか(2):アニメの光景が「そこにあった!」、アニメ聖地巡礼という想い

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サーチナニュース 2016-09-30 08:09
http://news.searchina.net/id/1619856?page=1

日本で「涙が込み上げてきた」、
アニメで見た光景が「そこにあったから」=中国メディア

 日本を訪れた中国人旅行客たちが感動を覚える点としてよく取り上げられるのは、日本の街の清潔さや店員の礼儀正しさだ。
 しかし、日本好きの中国人旅行客はそれとは異なる点に感動を覚えたようだ。

 中国メディア窮游網は27日、かねてから日本を訪れたいという願いを持っていた中国人がついに日本旅行を実現させた時に感じた感動を詳述する記事を掲載した。

 記事は、この中国人が京都ではアニメで見慣れていた「かき氷の旗」を掲げた店を見つけ、そこでよもぎ団子やかき氷を食べながらそよ風と景色を楽しみ、「心地良すぎてこのままずっと京都にいたいと感じた」と紹介。
 さらに二年坂・三年坂で「日本の風情に満ちた街並み」を楽しみ、そこから夕陽の中にたたずむ「八坂の塔」を眺めるにつけ、「まるで絵画のようだ」と感じたことも紹介した。

 またこの中国人は「ありふれた小さな通り」を見た時に「涙が込み上げてきた」ことを紹介している。
 「なぜなら日本の映画に出てくるそのままの場景が本当に存在していたから」
なのだという。

 中国人旅行客による爆買いばかりが注目されがちだが、この中国人は「街の清潔さ」や「店員の礼儀正しさ」といったことではなく、日本の映画やアニメで見ていた「憧れの光景」を目にしたことで強い感動を覚えたと述懐している。
 日本のアニメファンなどの間でも「聖地巡礼」がたびたび話題になるが、
 日本の映画やアニメはわざわざ海を超えて中国人に「聖地巡礼」の旅をさせる魅力があることがよく伝わってきた。

インド(2):リオリエント時代の主役はインドか?:インドの反中映画

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ロイター 2016年 09月 29日 12:04 JST  斉藤洋二ネクスト経済研究所代表
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKCN11W12A?sp=true

コラム:リオリエント時代の主役はインドか=斉藤洋二氏

[東京 29日] -
 国際通貨基金(IMF)の世界経済見通し(2016年4月時点)によれば、
★.2015年のインドの実質国内総生産(GDP)成長率は「7.3%」
となり、7%を割り込んだ中国(6.9%)を上回った。
★.16年についても「7.5%」の成長が予想されており、
ハードランディングの可能性も懸念される中国をさらに引き離す見込みだ。

 もちろん、成長率ではなく経済規模や平均的な生活水準で見れば、インドは中国に遠く及ばない。
 IMFによれば、2015年の名目GDPは、米国に次ぐ世界2位の経済大国である中国の5分の1程度。
 同年の1人当たり名目国民総所得(GNI)も購買力平価ベースで見て、中国の半分にも満たない(世界銀行データ)。

 だが、ポテンシャルという意味では、インドは中国以上と言えよう。
 そもそもインドの人口は2015年時点ですでに13.1億人と、中国の13.8億人に次いで世界2位だが、国連の「世界人口予測」(2015年7月時点)によれば、2022年には中国を抜き、世界最大の人口を抱える国になる見通しだ。

 また、人口が多いだけでなく、人口構成が若く(24歳以下が半数程度を占める)、人口ピラミッドを描くと、理想的な三角形となる。
 前述した国連の予測によれば、2025年には、インドの人口は14.6億人(中国14.1億人)となり、
★.2070年に17.5億人でピークを迎える見通しだ
★.(中国のピークは2030年の14.2億人で、2070年には12億人まで減少)。

 つまり、
★.今後数十年にわたって、インドでは人口ボーナス期(生産年齢人口が多い状態)が続くと見られる。
 これは、人口構造の急速な高齢化が懸念される中国に対して、大きな経済的アドバンテージである。

 さらに、2014年5月に船出したモディ政権(インド人民党)が、後述するような歴史的・社会的事情に阻まれながらも、経済成長重視の旗印を降ろしていない点も将来に対する期待感をつなぎ止める。
 経済発展に伴い中間所得層の拡大も見込まれており、今世紀半ばに中国を上回る世界有数の巨大市場が南アジアに出現するかどうか注目されるところだ。

■<モディノミクスも期待先行型>

 まずは、インドの足元の経済情勢とモディ政権の経済政策(モディノミクス)の課題について見ておこう。

 インド経済の問題点と言えば、慢性的な高インフレや双子の赤字(経常収支と財政収支の赤字)だが、経常収支については、ここ数年は原油など資源安を背景に、赤字幅が減少してきた。
 一方、財政赤字は、依然として大規模だが、対GDP比で見れば、だいぶ改善が進んだ。

 加えて、著名な経済学者であるラジャン総裁が率いてきたインド準備銀行(中央銀行)が高インフレを抑え込み、モディ首相との連携プレーで海外投資家からの信認を獲得してきた(構造改革を補完するような金融政策運営の透明性向上や金融機関の不良債権処理なども好感された)。

 そのおかげで、モディ政権発足以来の2年間は、保険・防衛分野などで、改革の目玉である海外資本の誘致に成功するなど総じて順調に推移してきたと言えよう。
 こうしたなか、9月初旬にラジャン総裁が任期切れで退任した。
 モディノミクスの今後について市場が不安視するのはやむを得ないところだ。

 持続的な成長基盤の確立に向けた改革の実現は道半ばであり、今後膨大な時間を要するものになるとの見通しも根強い。
 日本でも構造改革がなかなか進まないのと同様に、地方政府の発言力が強いインドにおいてモディ首相主導による改革が成功するのか疑問が呈されてもいる。
 社会に根付いたカーストや土地所有に関わる制度上の問題が結局、モディノミクスを挫折させるとの指摘も少なくない。

 振り返ればインドの経済自由化政策はこれまでもたびたび挫折と停滞を余儀なくされてきた。
 近年では、インド人民党が与党として臨んだ2004年の総選挙で、「輝くインド(India Shining)」をスローガンに経済重視路線で政権持続を狙ったが、大方の予想に反し、第2党に後退したことは記憶に新しい。
 「眠れる巨人」とはインドを形容する際によく使われてきた言葉だが、モディ政権だから目覚めるとの確信を持てない人が多いのも当然だろう。

 実際、報道によればインフラや産業向けの土地収用を容易にするための連邦レベルでの政令更新を断念するなど、農業主体から商工業を中心とした産業構造転換を目指すモディノミクスは早くも壁にぶつかっている。

 ただ、インド社会の多様性を考えれば、他のアジア工業国のように、一足飛びに物事が進まないのも無理はない。
 憲法で定められた22の指定言語があるように、民族、宗教、文化、社会階層が極めて多様であり、民意をまとめ上げるのは至難の業だ。

 また、「世界最大の民主主義国家」と言われるインドでは、連邦・州レベルから個々の村レベルまで民主主義が尊重されている。
 共産党一党独裁による中央政権の断行力を存分に生かして投資・輸出主導により高度成長を実現した中国とは、政治システムが根本から異なる(また、その中国は今、過剰債務問題にあえいでいる)。

 見方によっては、緩やかな経済自由化はインドの宿命であり、改革の頓挫・逆行という最悪のシナリオを回避するためには必要な道のりだとは言えないだろうか。

■<中国の成長ノウハウを吸収>

 さて、インドの将来に期待を抱かせる、もう1つの理由は、中国の成長ノウハウを積極的に取り込もうとしている姿勢だ。

 確かに、外交面で言えば、インドと中国は対立軸で語られることが多い。
 実際、モディ外交は、かつて第3世界をけん引したネルー初代首相以来の伝統的な「非同盟・中立」の立場をアピールしながらも、中国への警戒心は相当根強いように思える。
 中国が「一帯一路」構想に沿って、南シナ海からインド洋、そしてパキスタンとの経済回廊開設などを弾みに、アラビア海へと進出を図ろうとしていると映るためだろう
(モディ外交の根底には、
★.パキスタンと中国への対抗、
★.ロシアとの連携、
★.日米との関係強化
という方針があるように思われる)。

 とはいえ、インドの対中スタンスは、経済・金融面では実は協調的でもある。
 例えば中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)では第2位の出資比率を確保し、さらに新開発銀行(BRICS銀行)では初代総裁の座を手に入れるなど中国との連携を模索している。

 中国経済が離陸する30年ほど前までは両国間の経済格差は限定的だったものの、中国が社会主義市場経済を導入して高度成長を達成したことについて、インドは強く意識し後追いを始めたと言えるだろう。

 また、インドには、引き続き大きなポテンシャルを持つ産業がある。
★.カースト制の対象にならない職業分野である情報技術(IT)産業だ。
 インドの主な経済的アドバンテージを挙げれば、前述した人口動態に加えて、
★.英語と数学に強い国民性、そして
★.米国の裏側にあるという時差的・地理的メリット
がある。
 このような利点を生かしてこれまでもバンガロールを中心にIT産業の発展が試みられてきた。

 確かに、アウトソーシング業務が中心との低評価もあろうが、欧米の成長企業とのパートナーシップで培われたノウハウが、フィンテック、あるいはAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など第4次産業革命に活かされるのは間違いない。
 ITの強みは、すべての産業に活用し得る。
 労働生産性の向上と、人口ボーナス期のアドバンテージとが相まって、インド経済の押し上げに有利に働く可能性は十分あるだろう。

■<アジアは世界経済の5割強占める存在へ>

 現在、中国、インドそして日本などアジアのGDPは、すでに世界経済の30%程度を占めている。
 経済協力開発機構(OECD)の長期経済見通しに関する報告によれば、
 2060年には中国(24%)に次いでインド(18%)が世界2位の経済大国となるなどアジアは世界経済の50%超を占めると試算されている(ちなみに、日本は3%にとどまると見込まれている)。

 それは17世紀から18世紀にムガル帝国が隆盛を極め、また清朝が乾隆帝の治世下において史上最大の版図へと拡大した頃に匹敵する。
 英国の経済学者アンガス・マディソンによる有名な世界経済史研究によれば、19世紀初頭までアジアのGDPシェアは5割を超えていた(1820年時点で、中国が32.9%、インド16.0%、日本3.0%、それ以外のアジア地域7.3%)。
 その後、英国はじめ欧米列強は産業革命により経済成長しアジアを圧倒する時代が18世紀後半から200年以上にわたり続いた。
 しかし、欧米先進国の成長率は今や、未曾有の金融緩和にもかかわらず、およそ0%から2%台の「長期停滞」に沈んでいる。対照的にアジアでは中国に続き東南アジア諸国、そしてインドが経済の本格的な離陸態勢に入りつつある。
 ドイツ生まれの経済歴史家アンドレ・グンダー・フランクが説いた「リオリエント(東洋への回帰)」もいよいよ現実味を増している。

 いずれにせよ、日本はそう遠くない将来に、アジア域内第3位の経済規模に転落する見込みだ。
 世界において経済面でも安全保障面でもどのようなポジショニングを目指すのか、そしてそのためにはいかなる戦略が必要なのか、今のうちから頭の体操を十分にしておく必要がある。

*斉藤洋二氏は、ネクスト経済研究所代表。1974年、一橋大学経済学部卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。為替業務に従事。88年、日本生命保険に入社し、為替・債券・株式など国内・国際投資を担当、フランス現地法人社長に。対外的には、公益財団法人国際金融情報センターで経済調査・ODA業務に従事し、財務省関税・外国為替等審議会委員を歴任。2011年10月より現職。近著に「日本経済の非合理な予測 学者の予想はなぜ外れるのか」(ATパブリケーション刊)。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。

*本稿は、筆者の個人的見解に基づいています。



サーチナニュース 2016-10-02 22:19
http://news.searchina.net/id/1619964?page=1

日本人の気持ちがわかった・・・
インドの「反中」映画に違和感=中国メディア

 中国は現在、複数の国とさまざまな摩擦を抱えている。
 その結果、中国に対する国民感情にも影響が出ているようだ。
 中国メディアの一点資訊はこのほど、インドで「反中映画」が公開されたことを紹介。
 「盲目的な愛国主義は実に愚かだ」と主張する一方で、その描写を通じて「日本人が抱く気持ちが分かった」という。

 中国が抱える各国との摩擦は多岐にわたる。国内における生産能力の過剰を背景に、だぶついた鉄鋼製品を安価で世界中に輸出し貿易摩擦を起こしたり、領土をめぐる係争も多く抱えたりしている。
 日本とは尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐって対立しているほか、南シナ海問題でも中国は埋め立てを強行し、その強引な態度には世界から批判の声があがった。
 また、9月上旬には中国人民解放軍がインドが主張する実効支配線を超えてインド側に侵入していたことが問題視されている。

 摩擦が増え問題が増えると中国に対する国民感情が悪化してもおかしくはない。
 それはインドも同様のようだ。
 中国メディアの一点資訊はこのほど、インドで「反中映画」が公開されたと伝えた。

 記事はまず史実である1962年の中印国境紛争を取り上げ、同紛争の結果として中印両国の関係が悪化し、
 「インド政府はインド国内に中国に対する敵意に満ちた言論をばらまき、
 中国を邪悪な国家として作り上げ、
 インド人の心の中に敵対心を植え付けた」
と主張。
 こうした敵対心が反中映画誕生のきっかけとなったとした。

 続けて2016年1月にインドで公開された「Moondraam Ullaga Por」というアクション映画を紹介。
 同映画の舞台は2025年に始まったとする戦争で主人公はインド人兵士、中国は敵として描かれている。
 記事はこの映画に登場する中国人は態度が非常に悪く、まさに悪役という表現がぴったりな描写であることを紹介。
 あわせて反中映画について「盲目的な愛国主義は実に愚かだ」と批判した。

 一方で、その描写についてまるで
 「中国における抗日ドラマ」に登場する日本兵のようだった
とし、
 「インドの反中映画で感じた違和感と滑稽さと同じものを、日本人は中国の抗日ドラマから感じているに違いない」
と伝えている。






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2016年9月29日木曜日

「M8クラスの地震も問題なし」:「すごい」と思うがでもやはり「怖い、大丈夫か?」

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人民網日本語版配信日時:2016年9月29日(木) 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/a151582.html

中国に世界最長の海上橋が完成!
「M8クラスの地震も問題なし」―中国メディア



 世界最長の大橋である港珠澳大橋(香港地区のランタオ島と広東省珠海市及び澳門地区を結ぶ)が27日、正式に完成した。
 橋は全長22.9キロで、まるで巨大な龍が横たわったように見える。
 また、「中国結び」「イルカ」「帆船」の形をした3種類のタワーがきらきらと輝いており、ランドマークとなっている。新快報が伝えた。

 建設計画によると、同大橋は2017年に開通する予定だ。
 珠海市と香港間の移動所要時間は、以前は陸路で3〜4時間、航路で約1時間だったが、車で30分ほどに短縮されるという。

▼ランドマークとなっている三つのタワーデザイン

 景観の設計において、
 港珠澳大橋の3つの通船用斜張橋にはそれぞれ特徴があり、人工物と自然を融合させている。
 青州航路橋のタワーには簡素な「中国結び」のデザインを採用している。
 江海通船航路橋の3つのタワーは「イルカ」の形になっている。
 珠海市の情侶路に最も近い九州航路橋のタワーは帆船のデザインを採用している。
 これら3種類のタワーのデザインは機能と景観を完璧にマッチさせたもので、きらきらと輝き、港珠澳大橋のランドマークとなっている。

▼M8級の耐震性 

 珠海市と港珠澳大橋までをつなぐ橋から車で通行でき、橋の上の道路は両方向合わせて6車線となっている。
 また、現場作業員によると、橋での自動車の速度は時速100キロを想定しているという。
 同大橋は世界最長の鉄骨構造の橋でもあり、大梁の鋼板は42万トンに達し、北京の国家体育場(愛称:鳥の巣)10個分、フランス・パリのエッフェル塔の60本分の重量に相当する。

 こんなにも巨大な橋にはどのような防災機能が備わっているのだろうか?
 港珠澳大橋管理局のエンジニアチーフの蘇権科さんは、
 「港珠澳大橋の主要橋工程において190個のベアリング・プラットフォームを海底に埋め込んであり、水の抵抗を最大限抑えている。
 さらに、同大橋の橋脚の防護力を上げてある」
と語った。

 そのほかに、蘇権科さんは、
 「国際的な基準でみると、ヨーロッパの沈埋トンネルのように耐震性はやや低い。
 我々は理論付けから模型実験までの打ち合わせをしてから、一連の実験を行った。
耐震性に関しては、この地でマグニチュード8クラスの地震が発生しても、問題がないレベルだ」
と語った。

(提供/人民網日本語版・編集YK)

 「すごい」と思うがでもやはり「怖い、大丈夫か?」の方が優先する。
 「この地でマグニチュード8クラスの地震が発生しても、問題がないレベルだ」
などということは地震の怖さを知っている民族なら発言できないものであろう。
 あらゆる出来事は想定を超える、もである。


人民網日本語版配信日時:2016年9月30日(金) 20時0分
http://www.recordchina.co.jp/a151781.html

中国の大橋、何が「世界一」?―中国メディア


●世界最長のベイブリッジ、径間最大の鉄道・道路併用橋、初の鉄道・道路併用ベイブリッジなど、中国の河川や海洋では大橋の建設が盛んに進められている。

 世界最長のベイブリッジ、径間最大の鉄道・道路併用橋、初の鉄道・道路併用ベイブリッジなど、中国の河川や海洋では大橋の建設が盛んに進められている。
 大橋はいまや中国にとって新たな「顔」となった。
 中国橋梁界は世界の橋梁のために、まざまな「世界一」の記録を打ち出している。
 新華網が伝えた。

○橋梁数が世界最多 

 現在、中国の道路には計80万基近くの橋梁がかかっている。
 鉄道橋の総数は20万基を上回っており、橋梁数で中国は世界トップとなった。

○橋梁の径間最大 

 径間は一つの国家の橋梁建設における技術レベルをはかる重要指標となっている。
 中国は十数年前から毎年のように世界橋梁建設において記録を更新してきた。
 世界十大アーチ橋、十大梁橋、十大斜張橋、十大吊り橋、どれを取っても、中国の橋がトップ10の半数以上を占めている。

○世界最長のベイブリッジ―膠州湾跨海大橋 

 2011年6月に竣工・開通した青島海湾大橋は、中国が自主設計、施工、建造した特大ベイブリッジ。
 全長36.48キロメートルの同橋は、現在竣工・開通している中で世界最長のベイブリッジだ。

○建設中のベイブリッジで世界最長―港珠澳大橋 

 東の香港地区と西の珠海・澳門地区を結ぶ港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋は、全長55キロメートルで、現在建設中のものでは世界最長のベイブリッジだ。
 2009年12月15日、港珠澳大橋が正式に着工。
 2016年9月27日に橋梁工事が完成し、全線が貫通した。
 大橋全体は2017年末に竣工・開通の予定。

○世界で径間最大の鉄道・道路併用橋―滬通長江大橋 

 建設中の滬通(上海−南通)長江大橋は、主径間長が1092メートルで、完成後は世界初の径間長1000メートル超えの鉄道・道路併用橋となる。
 また、同大橋のメインタワーの高さは325メートルで、建物なら100階建ての高さに相当し、世界で最も高い鉄道・道路併用斜張橋となる。

○世界最長の高速鉄道橋―丹昆特大橋 

 京滬(北京−上海)高速鉄道丹陽・崑山区間の特大鉄道橋で、全長は164.85キロメートル、その長さは世界一だ。
 2011年6月に開通した。

○世界最長径間の鉄骨アーチ橋―朝天門長江大橋 

 重慶朝天門長江大橋の主径間長は552メートルで、1996年に建設された径間長550メートルの黄埔大橋を抜き、世界最長径間の鉄骨アーチ橋となった。
 2006年3月に着工し、2009年4月に開通した。

○世界初の「本当の」鉄道・道路併用ベイブリッジ―平潭海峡公鉄両用橋 

 全長16キロメートルの平潭海峡公鉄両用橋(道路・鉄道併用橋)は、新しく建設される福州―平潭鉄道と長楽―平潭高速道路の要となる構成要素で、世界初の「本当の意味」での鉄道・道路併用ベイブリッジとなる。
 現在、建設工事は急ピッチで進められており、2019年に竣工・開通予定。

○世界一高い吊り橋―四渡河大橋 

 湖北省巴東県にある四渡河大橋は、滬渝(上海―重慶)高速道路の最難関工事区間となった部分で、主径間長は900メートル、橋面と底との距離は560メートル、建物なら200階の高さに相当し、開通済みの橋では、世界一の高さを誇った。
 しかし、今年9月10日、杭瑞(杭州―瑞麗)高速道路の最難関工事区間となった部分である尼球河大橋と正式に接続。
 同大橋の橋面と底との距離は564メートルに達し、竣工・開通後、世界一高い橋の記録をさらに塗り替えた。

○世界で最も「強い」橋梁建設企業―中鉄大橋局 

 中鉄大橋局は「中国で最も多くの橋梁を建設している企業」と称えられている。
 今までに、国内外で2000基以上の大橋を設計・建設し、その総距離は2000キロメートルを上回った。

(提供/人民網日本語版・編集/KM)


 恐怖のオンパレードに見える。






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2016年9月28日水曜日

香港の抵抗運動に手を焼く中国(3):中国にからめ取られる香港 静かに進む「統合」

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 中国の香港収奪が終われば、香港は姿を消す。
 それまでの命である。
 代わって上海がその任を引き継ぐ。
 中国政府はその方向で香港を収奪している。
 そのことは香港人の誰もが知っている。
 1997年の返還のとき、欲に目がくらんで香港に残った人も多い。
 今回は2回目のチャンスである。
 次はない。
 移住できる人は移住すべきである。


ウオールストリートジャーナル 2016 年 9 月 28 日 16:28 JST
By NED LEVIN AND CHESTER YUNG
 http://jp.wsj.com/articles/SB10327460236075474355904581211572676634428

中国にからめ取られる香港 静かに進む「統合」


●香港の自治は中国への返還後も50年間は守られるはずだった。だが今、それが前倒しで進んでいる ENLARGE

 【香港】香港を中国に統合するという話は1980年代に香港の返還を巡って英国と中国が協議した際に決められたことだった。
 期限は2047年とされた。

 だが今、それが前倒しで進んでいる。
 香港は共産党が統治する中国と異なり、自由貿易と信頼できる司法制度の「前哨地」としての位置づけが長かった。
 しかし現在、中国本土のイメージに合わせるよう求める中国政府と地元の指導者たちからの強まる圧力にさらされている。
 1997年の返還後も半世紀は高度な自治を維持できると中国が約束したにもかかわらずだ。

 香港の議員や出版社、ジャーナリストたちは表現の自由が制限されつつあると指摘する。
 今月行われた香港立法会(議会)の選挙では、中国からの独立を提言したことを理由に出馬が認められなかった候補者も複数いた。
 香港当局は教育機関に対し、独立に関心を向けるような指導を行わないよう警告を発した。

 経済大国・中国に対する香港の依存度はかつてないほど高まっている。
 中国本土の巨大企業や国有企業は香港の資産を買いあさっており、その中には主要英字新聞や高級不動産が含まれる。

 多額の費用を投じて建設される珠江デルタの橋や、香港と本土を結ぶ高速鉄道を含む公共インフラの新プロジェクトは、中国南部と香港との物理的な連結をこれまでにないほど強く約束するものだ。

 立法会の70人の議員のうち半数近くは親中派や企業の利害を代表する選挙区に割り当てられている。
 立法会への出馬が認められなかったヨン・ケチャン氏(35)は「香港の住民の多くは、法規制や言論の自由という点で本土の人たちよりも優れているという感覚を以前はもっていた」としたうえで、「香港の住民たちは今、(中国の)2級市民のようだ」と話す。

 中国共産党で序列3位という立場にある張徳江氏は、香港には中国の他の都市では再現できない独特の優位性があるとし、独立を主張する「ごく一部の少数派」を非難した。

 香港をおとなしくさせておくことは習近平国家主席にとって大きな試練だ。
 習氏はこの数十年間で最大の権力を握る指導者であり、共産党内部からの反発に遭うなかで支配力の強化を図っているところだ。
 中国政府にしてみれば、中国は周辺からの脅威に直面している。中国の西端にある新疆ウイグル自治区の活動家、チベットの独立派、本土による包囲を警戒する台湾人などのことだ。
 独立へ向けて突き進むことを香港に許せば、厄介な前例を作ることになり、各地で自治や政治改革を求める動きが強まる可能性がある。
 ひいては共産党内部の反発勢力を勢いづかせることにもなりかねない。
 共産党は来年、指導部の刷新を控えており、習氏はそこでさらなる権力の強化を目論んでいる。

 中国は香港への圧力を強めていることを否定している。
 本土の政府関係者は香港返還後のいわば憲法である「基本法」と、本土とは異なる香港の暮らしを保証する「一国二制度」の原則を厳格に順守するよう繰り返し訴えている。

 中国政府の介入に対する懸念は、香港が世界の金融・商業・貿易の中心地のひとつとして存続可能かどうかが疑問視されているのと同じタイミングで浮上してきた。
 香港のコンテナ港はほんの10年前には世界で最も取扱貨物量の多い港湾だったが、昨年は世界5位に沈んだ。
 上海など中国本土の港の取扱量が拡大したためだ。
 HSBCホールディングスは今年、ロンドンの本社を香港に移転しないことを決めた。
 ロンドンのほうが人材が豊富であることと、国際的な名声がその理由だ。

 1980年代に英国と中国は香港の返還について協議し、外交と防衛は中国が実権を握る一方、返還後の50年間は香港が司法制度や独自通貨、社会政策を継続する権利を維持し続けることが決まった。

 ただ、返還50年後の2047年に正確に何が起こるのかは明文化されなかった。
 香港の住民の多くは時の流れとともに中国が民主化し、政治システムが香港のものと一体化していくことを期待した。
 だが、1989年に天安門広場で起こった抗議活動を中国が弾圧し、こうした希望は打ち砕かれた。

 一方、中国は香港を中国経済の軌道に近づけることで人々の賛同を得られると踏んでいた。
 香港企業を本土で優遇し、中国企業には香港への投資を促した。
 国民が大挙して香港へ旅行するのを許したことで香港のホテルや店舗は好景気に沸いた。
 中国は香港を人民元の国際的な取引の中心地にした。

 だが多くの面で、この戦略は裏目に出た。
 香港の中間層は本土から押し寄せる中国人に不満を抱くようになった。
 不動産価格が押し上げられ、香港の住民は自分たちが閉め出されると懸念するようにもなった。
 観光業が活況を呈する中、住民たちの中には本土から来た人々を「バッタ」と呼び始める人も出てきた。
 群れを成して街を歩き、リソースを食い尽くすというわけだ。

 中国の政治学者によると、膨れ上がる反発に直面した中国は経済的な優遇策を小出しにする時期は終わり、より目に見える形で香港に関わりを持たねばならないと決意したという。

 香港科技大学の社会科学者、丁学良氏は
 「(中国は)たくさんのアメとたくさんの砂糖をくれた」
とし、
 「ついに(彼らは)たくさん与えすぎたと気づいたが、ものごとはまだ解決していない。だからさらに強い策を講じなければならない」
と話した。

 中国は2014年に香港の自治権の制限を強調した政策文書を発行した。
 本土の政府幹部が主催した深センの会合に香港の議員を呼びつけて、政治システムに関する話し合いも行った。
 同年に発生した大規模な抗議活動の最中は、深センが司令センターとなった。センターを運営したのは本土の治安当局や政府関係者だ。

 丁氏は、中国政府が香港の住民たちの動きを監視するために、香港で10万人超の手助け要員を雇っているのではないかと推測する。

 香港との事務連絡を担う中国政府の出先機関の関係者はコメントを拒否した。

 香港記者協会によると、中国政府や本土の企業は今や香港の主要報道機関26社のうち8社を直接支配しているか、もしくは株を保有している。
 報道の自由が一貫して衰えているのはそのためだと同協会は指摘する。

 香港で発行されている日刊英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)」を昨年買収したのは中国の電子商取引大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング)だ。
 同社の蔡崇信(ジョセフ・ツァイ)副会長はポスト紙の編集方針の独立を尊重すると述べている。

 蔡副会長は香港のニュースサイトとのインタビューで、中国に関する報道は「完全でもなければ、健全でもない」と述べ、その理由として新聞が「欧米諸国のアングル」で報道する傾向にあるからだとした。
 ポスト紙は「別のアングル」を示すとも述べた。

 通信大手の中国移動(チャイナモバイル)やインターネットサービス大手の騰訊控股(テンセントホールディングス)といった中国企業が今や、香港株式市場のハンセン指数を支配するようになっている。
 香港返還時に時価総額で上位10位を占めていた企業はほぼ全てがHSBCのような英国系の老舗企業や、地元の大物が所有するコングロマリット(複合企業)だった。

 中国のデベロッパーはその多くが政府の後ろ盾を得ており、香港政府が定期的に売り出す公有地を購入する際には香港の同業者を上回る入札額を提示する。
 一例を挙げると、中国の鉱業企業、中国五鉱集団傘下の1社が九龍地区のウォーターフロントにある1万0530平方メートルの区画を高級物件用に購入した際、40億香港ドル(約518億円)の値を付けた。
 これは市場予想をはるかに上回る金額だ。

 香港の大学に在籍している本土の中国人学生は現在、12%を占めている。
 1996-97年度は1%未満だった。

 香港の教育当局は8月、中等教育機関の教員が香港の独立を提唱すれば、免許はく奪の憂き目に遭う可能性があるとした。
 香港の梁振英行政長官は10代の若者が抱く独立への関心を、不法薬物の使用になぞらえた。

 香港の新議員の多くは反発している。

 立法会議員として新たに選出された游蕙禎氏(25)は
 「われわれ香港の住民は自分自身の将来を決める機会を握っている必要がある」
とし、この緊張状態は目先、解消される公算が小さいことを示唆した。
 「自己決定権はわれわれが本来持っている権利だ」






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ほとんど恐怖心を与えない中国の戦闘機(2):一眼レフカメラを作れない中国の技術力

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サーチナニュース 2016-09-29 11:55
http://news.searchina.net/id/1619790?page=1

なぜだ!中国の兵器はコスパ高いのに
「なぜ輸出で米ロに勝てないのか」=中国

 2016年2月にスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が発表した兵器の国際取引に関する報告書によれば、11年から15年にかけて中国が輸出した兵器量は米国、ロシアに次ぐ3位という結果だった。

 しかし中国メディアの今日頭条は24日、中国製の兵器を購入する国が少ない理由について説明する記事を掲載した。
  記事は中国の兵器輸出量が世界3位であるという点を評価しつつも、米国やロシアの兵器に比べて依然として競争力に劣ることを認めている。

 記事は「中国製の兵器を購入する国が少ない理由」の1つとして
★.「互換性の問題」を指摘、「もし中国製の兵器を大量に購入するとしたら、以前に購入した兵器もすべて交換する必要がある」と説明。
 それは中国製の兵器に互換性がないためだが、中国製の兵器は先進国の兵器よりコストパフォーマンスに優れているものの、互換性の問題が中国製兵器のシェア拡大を妨げていると指摘した。

 さらに記事は別の理由として
★.「中国製兵器自身の欠点」を指摘、
 「例えばエンジンなどの重要な部品はまだ自主開発できない」
ことを挙げ、
 「それゆえ兵器輸入国は先進国に兵器を発注する傾向がある」
と説明した。

 SIPRIの2月の報告によれば、世界兵器輸出量で1位だった
★.米国のシェアは33%、
★.ロシアは25%、
★.中国は5.9%
だった。
 3位と言っても、実際には米国・ロシアとの開きは非常に大きい。

 兵器は国家や市民の安全を守る重要な道具という世界的な認識があるなか、国の兵器に対するニーズは国によってさまざまだが、互換性がないというのは大きな問題だ。
 中国が世界シェアの点で米国に並ぶ、あるいは追い越したいと願うのであれば、購入する側の立場にたった開発が必要だろう。



サーチナニュース 2016-09-29 16:41
http://news.searchina.net/id/1619833?page=1

船や戦闘機は作れても、
一眼レフカメラを作れない中国の技術力=中国メディア

 日中間の政治的な対立が深まる中で、中国のネット上では日本製品の不買を呼びかける声がしばしば見受けられる。
 一方で「そんなことをしたら何も買えなくなる」として不買は無意味であることを主張する人たちもいるが、その根拠として最もよく持ち出されるのが「一眼レフカメラ」の話である。

 中国メディア・東方網は28日、
 「一眼レフカメラは中国の製造業には難しい。
 日本のまじめさに学ばなければならない」
とする記事を掲載した。
 記事は一眼レフカメラが基本的に日本製であり、
 「韓国製も出てきたが、売れない、
 ドイツ製は質が高いが値段も高い、
 まして中国は製品自体作れない」
と説明している。

 そして、この分野の製品が日本勢にほぼ独占されている主な原因として、
★.電子感光部品の技術をほとんど日本が握っている、
★.レンズ加工技術はドイツが優れているが、うまく工業化させてコストダウンを実現しているのが日本である、
★.資金・人材面や消費者の認知度という点で新興メーカーの台頭が難しい、
という3つを挙げた。

 さらに、デジタル一眼レフカメラのユーザーが決して多くない一方で、キヤノンやニコンといった大手が数多の種類のカメラをすでに生産し、ソニーやペンタックスなども生産に乗り出したことから、市場競争が非常に激しくなっているとも解説した。

 記事はまた、
★.一眼レフカメラを作るのに必要な技術が、今の中国の技術レベルをはるかに超えており、
 「全国の力を結集しても難しい。作れても品質を保証することができない」
と説明。
 国内メーカーが生産を諦めても、それは仕方のないことであるとの見方を示した。

 そして、
 「マイクロ電子分野において、われわれは日米に遥かに及ばないばかりか、韓国にも遠く引き離されている。
 そして台湾のレベルからもかけ離れている。
 われわれは強くならなければならない」
と呼びかけた。

 一眼レフカメラ分野において中国メーカーが台頭しない理由については、
 「今から成長させてもすでに業界自体に旨味がない。
 作れないのではなく、作らないのだ」
といういささか強気な意見も中国のネット上では見られる。
 作れないのか、はたまた作らないのか。
 それは実際に作らせてみないと分からないことだが、
 中国のカメラファンの多くは「作れるのであれば、ぜひ作って見てもらいたい」
と考えているのではないだろうか。



Record china配信日時:2016年10月4日(火) 9時20分
http://www.recordchina.co.jp/a151947.html

中国の次世代ステルス戦闘機は年明けにも配備、
「技術的な挫折もない」と軍事専門家―台湾メディア

 2016年10月2日、環球網によると、中国の次世代ステルス戦闘機「殲20」が来年年明けにも正式配備される見通しだ。
 第一陣として十数機が投入されるとみられている。

 台湾・中央社が中国の匿名の軍事専門家のコメントとして報じたもので、中国のネット上に投稿された何の番号も記されていない「殲20」の画像について、同氏は「近く配備される機体である可能性が高い」と指摘、
 「研究開発のスピードは安定しており、順調に進めば年明けにも配備される。
 これまで技術的な挫折にも直面していない」
と語った。

 また、同業の杜文竜(ドゥ・ウェンロン)氏も
 「プロトタイプ8機のテスト飛行を通して飛行性能や武器使用などの検査は基本的に完了している」
と説明、
 「量産となれば今回の機体がその1号機である可能性が高い」
と紹介した。
 エンジンすら開発できないのに、どうやって?
ってという疑問が残る。
 飛び立って、降りてくるだけならできるはずだ。
 




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【航空自衛隊】日本と中国の空軍力を比較する時!中国が数で勝るというのはウソ
2016/09/22 に公開




●2016/09/15 に公開
日本防衛白書が推薦する動画




●中国軍の事専門家「日本戦闘機のスクランブル作戦配置は非常に危険なもので、武力衝突する可能性を高めている」
2016/09/12 に公開




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日本の所得格差の作為:依然として日本は「総中流」 下流意識は広がっていない

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ダイヤモンドオンライン  2016年9月28日 本川 裕 [統計データ分析家] 
http://diamond.jp/articles/-/103116

日本では所得格差も貧困意識も拡大していない決定的データ

■日本ではなぜか使われない
所得格差の国際的な標準指標

 私は常々、日本については、国際的な標準指標で所得格差の拡大が検証されない点に奇妙さを感じている。
 所得格差の国際的な標準指標というのは、途上国を含む世界各国の経済統計要覧として国際的に権威のある世界銀行の統計集(World Development Indicators)でも格差の基本指標とされている2つのデータ、すなわち
(1):可処分所得の世帯分布の不平等度を示すジニ係数
(2):高所得世帯と低所得世帯との平均所得倍率
である。

 ところが、日本で格差拡大が統計指標で示される場合は、基本的には、
★.近年になってにわかに取り上げられるようになった「相対的貧困率」の指標だけであり
2つのオーソドックスな格差指標はないがしろにされている。

 まず、所得格差の基本指標であるジニ係数の推移を日本と主要国について見てみよう。
 準拠したのは、先進国の統計集としては最も参照されることが多いOECDのデータベースである。
 OECDでは、データ提供を加盟各国に要請し、定義や指標作成方法を標準化させ、国際比較が可能な指標を整備しており、図はこれを示したものである。


◆図1 日本と主要国の所得格差の推移

 ここで、ジニ係数とは何かについてふれておく。
 所得が最低の世帯から最高の世帯まで順に並べ、
 低い方から何等分かに分けた累積所得を求め、完全に平等な所得分布であった場合からの乖離度を面積比率として計算し0~1の値にまとめた数値をジニ係数という。
 0で完全平等、1で完全不平等となる。
 何等分を細かくし、究極的には個別データに至るとより正確な所得の平等度(あるいは不平等度)を表現できることになる。
 ジニ係数は所得分布を表す定番指標となっているが、実は、土地所有などその他の不平等度を表すためにも広く使用される。

 図の中の日本の値は、厚生労働省の国民生活基礎調査の3年毎の大規模調査時のデータにもとづいているが、国内では発表されていない生産年齢人口のジニ係数が掲載されている点に独自の価値がある。
 高齢化にともなって退職後の所得が相対的に低い世帯が増えるので、ジニ係数も上昇に向けたバイアスがかかる。
 そこで、高齢者を除いた人口集団でジニ係数を計算すれば、高齢化の要因を取り除いた格差の状況が分かるのである。

 なぜか、国内発表では、前々から知りたかった高齢層を除いたジニ係数が提示されていなかったので、私は、たまたま、OECDのデータベースでこれが記載されているのを知って溜飲を下げたことを思い出す。

 図を見れば、主要国では、いずれの国でもジニ係数が上昇傾向にある点が明確である。
 主要国の中でも最もジニ係数が高い米国では、1980年代以降、継続的にジニ係数が上昇している。
 ドイツやフランス、そして福祉先進国として知られかつては非常にジニ係数が低かったスウェーデンでも、最近は、格差拡大が無視できない状況となっている。

 一般には、冷戦終結(1989年)後のグローバリゼーションの進展とともに経済の自由競争が過熱し、その結果、経済格差が拡大しているという見方がああり、移民や難民の増加とともに、こうした国内格差の拡大が、各国でネオナチなどの排外主義的な政治潮流の台頭の背景になっているともいわれる。

 日本も同じ道をたどっていると一般には思われているが、果たして、そうであろうか。

■元々高かった格差水準が最近落ち着いてきている

 図中の日本のジニ係数には2つの特徴がある。

★.まず、水準自体が低くない点が重要である
 日本は、従来、平等な国だったが、最近、格差が拡大して住みにくい国になったという論調が一部に見られるが、このデータでは、少なくともバブル経済に突入する以前の1980年代半ばには、すでに、スウェーデンばかりでなく、ドイツやフランスを大きく上回り、米英に次ぐ高いジニ係数の水準となっていた。
 もし日本の格差水準が高いとしたら、以前から高かったと考えねばならないのである。

 また、ジニ係数の動きをよくみると、日本の場合、
★.2000年をピークに、どちらかというとジニ係数は、横ばい、あるいは微減傾向にある
と捉えることができる。
 特に、高齢化要因を除いた生産年齢人口でのジニ係数はこの点がより明確である。
 他の主要国がジニ係数を上昇させる傾向にあるのとは対照的なのである。

 すなわち、日本の場合、低かった格差水準が最近高くなったのではなく、元々高くなっていた格差水準が最近落ち着いてきているのである。この点について、さらに、たんねんに見ていくため、ジニ係数ではなく、所得格差についてのもう1つの指標を、次に、取り上げよう。

その前に、全年齢と生産年齢人口のジニ係数の関係について日本の特徴を整理しておこう。

 日本について、全年齢のジニ係数と高齢化要因を取り除いた生産年齢人口(ここでは通常の15歳以上ではなく、18歳以上で65歳未満の人口)のジニ係数の推移を比べると、前者の方が後者をだんだんと上回るようになっており、この差の拡大が高齢化の要因による格差拡大といえよう。

 日本以外の国では、日本と異なり、全年齢と生産年齢人口との差はむしろ縮小、あるいは逆転する傾向にある。
 年金や税制による所得再分配がないとすると高齢者層では働き盛りのときの貯蓄や資産運用の運不運で格差が生産年齢人口より大きくなるのが一般的である。

 高齢者層を含めた全年齢のジニ係数が生産年齢人口のジニ係数より上回っている点が明確なのは米国と日本であるが、米国は、機会の平等を重視し、結果の平等は致し方ないとする考え方が根強いからであろう。
 日本の場合は、アジア的な自助思想の影響のためと、高齢化が急であり、高齢化の程度も尋常ではないため、財政制約もあって、再配分が追いつかないためだろう。
 日米以外の国ではそれなりに再配分機能が働いているため高齢者を含めた場合でも格差が広がらないのだと考えられる。

■高所得世帯の平均所得は低所得世帯の何倍か

 ジニ係数と並んで格差の国際的な標準指標として、
 高所得世帯の平均所得が低所得世帯の平均所得の何倍になっているかという指標がしばしば使用される。
 学者的には、中間層まで含めて不平等度分布を正確に表わせないと見なされ、あまり使用されないが、ジニ係数より実感的に理解できる点がメリットとしてあげられる。
 この2つの指標は、ほぼパラレルに動いているので、実際上は、どちらを使ってもよいのである。

 図には、家計調査(総務省統計局)から、
 所得格差の動きを、所得の上位20%世帯と下位20%世帯の所得倍率で示した。
 前図の日本のジニ係数とほぼ並行的な動きを示しているが、時系列的には、かなり古くから推移を追える点のメリットがある。
 二人以上の世帯が対象なので、増加する高齢単身世帯が含まれていない分、高齢化の影響は小さい指標とみなせる。


◆図2 所得格差と世代間格差の推移

 高度成長期さなかの1963年(東京オリンピックの前年)には所得格差は5.65倍と大きかったが、オイルショックで高度成長期が終わりを記した1973年には4.08倍とめざましい低下を見た。
 経済の高度成長にともない、安定した職を得て従来の貧困層の所得が大きく上昇したのが原因だと考えられる。

 その後、じりじりと所得格差は拡大し、バブル期を経て、1999年に4.85倍のピークを記したのち、2003年に急落し、近年は、ピーク時からはかなり低い4.5倍前後の水準でほぼ横ばいに推移している。

 図には30代世帯主世帯の所得と50代世帯主世帯の所得との世代間格差の動きをあわせて示しておいたが、高度成長期が終わった頃からは、ほぼ、全体の所得格差とパラレルな動きとなっている。

■年功序列賃金による世代間格差が日本の格差動向を左右してきた

格差には階級格差と世代間格差とがあり、
★.世代間格差は、若いときに低所得でも壮年期には高所得となるということなので、階級格差と異なり、深刻な社会の亀裂には結びつかないと思われる(生産年齢人口と高齢人口との格差も世代間格差であるが、ここでは生産年齢人口の中での世代間格差を考える)。
 日本は世代間格差が大きいため、海外と比較して、もともと、ジニ係数や相対的貧困率などの格差指標が高目に出る傾向にある。
 高度成長期の格差縮小は階級格差の縮小だったが、それ以降の日本の格差の動きは、世代間格差によって影響されている側面が大きいと考えられる。

世代間格差が拡大したのは年功序列賃金が広がったためだと思われる。
 農業などの自営業分野が縮小し、企業社会が一般化するとともに、従来は大企業だけだった年功序列が中小企業にまで普及し、いわゆる日本型経営が支配的となったことが背景にある。
 若いうちは少ない給与で働き、経験と技能を高め、企業内の階梯をのぼることで給与が大きく上昇するパターンが、安低成長期の企業成長の中で実現し、若年層と壮年層との世代間格差が拡大したことで、日本の格差が拡大したかのように見えていたのである。

 1990年代のバブル崩壊後にも、こうした企業秩序はしばらく失われなかった。
 というより、しばらくしたら80年代のような経済状況に戻るという、後から考えるとはかない予想の下、不良債権問題の処理を先送りにしながら無理して従来の企業秩序を維持していたともいえる。
 デフレ経済のもとで実質賃金が上昇し労働分配率が過去最高水準となったのもこの頃である。
 人数の多い団塊の世代が賃金が最も高くなる50代になったので企業の負担感はピークに達していた。

 そして、こうした無理がついに維持できなくなった1990年代末から、大手金融の経営破綻・大型倒産が相次ぐ中、リストラの嵐が吹き荒れ、本当の意味でのバブル崩壊が日本社会を襲った。
 高止まりしていた壮年層の所得水準はリストラに伴って一挙に崩壊し、世代間格差はバブル期以前の水準まで急低下した。
 上位20%の高所得世帯の実態は、安定した所得を得ていた壮年層だったため、この層の所得低下で日本の格差は一気に縮小することとなったのである。
 団塊の世代は浮かれていた時代のツケを支払わされたといえよう。
 中高年の自殺率は急上昇した。

 「改革なくして成長なし」のスローガンとともに小泉政権(2001~2006年)が登場したのはこの頃である。
 郵政民営化は、リストラの影響で辛い目にあっていた国民が抱いていた、従来秩序に守られ安穏としていた公的機関への反感を追い風に進められた。
 2006年の通常国会では、構造改革が社会格差の広がりを生んでいるとする野党の批判に対して、小泉首相は、
 「格差が出ることが悪いとは思わない」、
 「勝ち組、負け組というが、負け組に再挑戦するチャンスがある社会が小泉改革の進む道」
と反論したため、格差拡大自体は進んでいる印象が国民に広がった。

 これまで掲げた2つの図のオーソドックスな指標はともに小泉政権下では格差が縮小していることを示しているが、国民は、小泉政権の改革路線の影響で格差が拡大しつつあると思い込むようになったのである。

 海外と異なり、日本では、実態と意識が大きく食い違うこうした皮肉な状況となったのは、日本の格差が世代間格差の動静で大きく影響される特殊な性格をもっているからだと考えられる。
 小泉路線の影響で非正規雇用が増え、格差が広がっている側面も当然あるのだが、一方で、既得権益の打破で世代間格差を縮小させる側面がそれを打ち消し、結果としては、格差指標が横ばい傾向をたどっていると考えられよう。

 いずれにせよ、日本の格差は、この程度のものなので、欧米のような階級対立につながるような格差拡大の動きには、いまのところ至っていないと判断できよう。
 日本の場合は格差社会と言うよりは格差不安社会が深刻化しているのである。

■依然として日本は「総中流」、下流意識は広がっていない

 もしマスコミ報道などで当然視されている日本の格差拡大が本当なら、当然、国民の中には「下流意識」をもつ人が増えている筈である。
 この点に関するデータがないわけではないが、報道されることがないので、ここで紹介しておくことにする。

 データ源は、国民意識の調査としては、無作為抽出によるサンプル数の多さや電話調査でなく訪問調査という調査方法の継続実施などから、もっとも信頼性が高いと見なせる内閣府世論調査である。

 かつて高度成長期をへて国民生活が豊かになり、人口も1億人に達した1970年代に、日本社会は「一億総中流化」と特徴づけられるようになった。
 この時に必ずマスコミによって引用されたのがこの調査である。「お宅の生活程度は」ときかれて、「中の上」「中の中」「中の下」を合わせて「中」と答える者が国民のほとんどを占める結果となっていたことでそう言われたのであった。

 近年では、所得や資産の不平等感が増しており、貧富の格差は広がっているとされることが多くなっているが、そうであるならば、この意識調査の結果も、「中」が減って、「下」(あるいは「中の下」)が増えている筈であるが、果たしてそうなっているだろうか。



◆図3 階層意識の推移

 この世論調査の推移は一目瞭然。
 今でも、総中流化という特徴は変わっていない。
 また、「中の上」が増え、「中の下」や「下」が減少という傾向が長期的に続いている。
 さらに、貧困の増大や格差の拡大が進んでいるとされる小泉政権(2000年代前半)以降の時期になっても、にわかに「中の下」や「下」といったいわゆる下流層(あるいは下流層と自認している層)は増えておらず、むしろ、減っている。

 最近目立っているとすれば「中の上」(あるいは割合は少ないが「上」)の増加であり、格差が増大しているとすれば、少なくとも意識上は、貧困層の拡大というより、富裕層の拡大だけが進んでいると考えざるを得ない。

 1980年代後半のバブル期には富裕層は減り、むしろ下流層が増えていた。
 これは、世の中に富裕な層が多くなっているという報道に接し、自分は、それほどでもないと感じる者が増えたためだと思われる。
 このときと全く逆に、最近、富裕だと自認する者が増えているのは、世の中に貧困層が増えているという報道に接し、自分はそれほどではないと感じる者が増えているためであろう。

 いずれにせよ、こうした推移を見る限り、深刻な格差拡大が起こっているようには見えない。
 この調査結果だけでは信じられない人のために、継続的に実施されている日本の代表的な意識調査の結果から、貧困意識、あるいはそれに近い生活不満意識の推移をとりまとめた図を、さらに以下に掲げた。


◆図4 代表的な意識調査で追った貧困意識の推移

 図を見れば、多くを語る必要はないであろう。
 日本人の中で貧困意識を抱く者は長期的に少なくなってきていることが確実である。
 格差が拡大しているという常日頃の主張と合わないからといって、有識者や報道機関が、こうした意識調査の結果をすべて無視しているのはフェアな態度とはいえないと思う。

 格差社会が深刻化しているというより格差不安社会が到来しているのだと上に述べた。
 理由を考えてみると、高度成長期や安定成長期と異なり、まじめに働けば誰でも安定的な生活向上が望めるという気持ちを抱けなくなったためであろう。
 そして、それだけ、貧困状態に陥った者に対して自分のことのように感じる同情心が増したのである。
 また、生活一般に余裕が生まれ、困っている人に対する人々の福祉思想が上昇しているためでもあろう。

 障害者対策に力を入れる方向での国民合意が出来上がったのは障害者が増えているからではなかろう。貧困対策も同じなのである。





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●中国経済崩壊の実態!海外企業が中国工場総撤退!









日本企業が中国から大規模撤退?: 欧米企業へ連鎖する可能性も、中国経済が崩壊する前に中国から出ていく

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● 対中投資の国別推移

 まったく様変わりも激しい。
 これまでは中国進出の窓口で右往左往していたのに、以下では撤退をスムースに進める窓口を探している。
 中国が見放されつつあるということなのだろうか。


サーチナニュース 2016-09-28 07:19
http://news.searchina.net/id/1619638?page=1

日本企業が中国から大規模撤退? 
欧米企業へ連鎖する可能性も=中国報道

 主要企業のトップらが参加する日中経済協会の訪中団が22日、中国商務部を訪問した。
 日本経済新聞によれば、訪中団は中国側に対し、
 「中国から撤退する際の手続き迅速化を要請した」
という。

 中国メディアの百度百家はこのほど、約230人からなる日本企業の訪中団は中国に数日滞在しただけですぐに帰国したと伝え、不思議なのは
 「中国のメディアも日中双方の会談内容についてほとんど報じていないこと」
だと紹介。
 訪中団と中国商務部の詳しい会談内容がほとんど報じられないなか、訪中団が「中国から撤退する際の手続き迅速化を要請した」という報道について、
 日本企業の大規模な撤退が始まれば、中国経済にとっての打撃は極めて大きい
と警鐘を鳴らしている。

 中国では現在、外資企業の撤退には行政の許可が必要であることを指摘する一方で、
 「各地方で残余財産の持ち出しが制限されるケースが相次いでいる」
とし、日本企業はこうした中国の事業環境に不満を抱いており、そのため中国商務部に抗議を行ったのだろうと推測した。

 続けて、中国は外資企業の撤退に対し、どのように対処すべきかと問題を提起しつつ、
「企業が撤退し、残余財産を日本に送金することは大きな問題ではない」
と主張。
 だが、日本企業が「大挙」して中国から撤退しようとする場合は「非常に大きな問題である」とし、
 日本企業の撤退は欧米企業の連鎖的な撤退を招きかねないと主張、
 「すでに経済成長率が低下している中国にとって“泣きっ面に蜂”」
となる可能性があると警鐘を鳴らした。

 さらに記事は、日本企業の中国に与える影響は「他国を凌ぐ」とし、中国が改革開放政策を始めた当初、
 「欧米企業が中国への投資に手をこまねくなか、
 日本企業は率先して中国に投資を行い、中国経済の成長を促進してきた存在」
と指摘。
 日本企業は中国国内で大きな経済基盤を構築しており、
 仮に日本企業による大規模な撤退が始まれば、中国経済は大きな打撃を受けるはずだと論じた。



サーチナニュース 2016-09-29 07:33
http://news.searchina.net/id/1619745?page=1

日本企業の中国撤退は喜ぶべきことか? =中国メディア 

 日本の大企業トップらからなる経済界訪中団が22日、日本企業の中国撤退手続きを一括で処理する相談窓口の設置を中国側に要請したことで、
 中国国内では「日本企業が中国撤退の動きを強めている」との見方が出ている。
 中国メディア・今日頭条は25日、「日本企業の中国撤退に、われわれは喜ぶべきなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、外資企業による大規模な中国撤退は「当然悪いことである」と指摘。
 中国撤退は「外資企業が人民元を他の通貨に両替することを意味し、
 人民元の値崩れを引き起こし、
 中国人の資産は勝手に縮小する」
と説明している。
 また、
★.2014年における人民元の対米ドルレートが6.1:1だったのに対して、現在では6.68:1と約10%値下がりしている
とのデータを紹介し、
★.外資の撤退は「外国が人民元の大幅下落を予期している」ことを意味する
のだとし、日本の動きはその一例に過ぎないとの見方を示した。

 さらに、中国政府がこのほど「為替レートを犠牲にして不動産価格を維持する」意向を示したとし、
 「これは大量の国債を国外に売ることを意味し、
 そうなれば人民元安に直接影響する」
と説明。
★.人民元が下落を続ける一方で、不動産価格の高騰はすでに「臨界点を突破している」状況である
とし、
★.不動産価格が崩壊すれば中国経済はたちまち麻痺することになる
と論じた。
 そして、
★.外国企業は「元手がパーにならないよう、
 中国経済が崩壊する前に中国から出ていく
のである」
としている。
 
★.人民元下落で元手が水の泡になるのを恐れた外資企業がこぞって中国を離れ
 それにより下落に拍車がかかる上、不動産価格も堪えきれずに大崩落を引き起こし、中国経済が壊れる、というのは随分とネガティブなシナリオのように思えるが、
 「中国経済、ヤバいかも」と不安感を募らせている市民が確かにいるということを、この記事は示しているのではないだろうか。



Record china配信日時:2016年9月29日(木) 14時30分
http://www.recordchina.co.jp/a130612.html

日本経済界訪中団が中国撤退の窓口設置求める、
原因はどこに―中国メディア

 2016年9月27日、大企業のトップらが参加した日本経済界の訪中団がこのほど、中国からの撤退手続きを一括処理する相談窓口の設置を要請したことについて、国際在線は「原因はどこにあるのか」と題する記事を掲載した。
 以下はその概要。

 日本の対中投資は12年以降、大幅な減少が続いている。
 15年は前年比25.2%、
 14年は同38.8%減った。
  欧米や韓国の対中投資は逆に大幅に増加している。
 日本企業は新興産業領域での発展を苦手としており、時代に取り残され、「戦略的に判断を誤る」民族的な体質が表れる結果となった。

 日本経済界の訪中団は、日本の政局をにらみつつ、民間外交を展開する役割も担っている。
 東南アジア諸国には「投資環境を改善する」との口実で支援。
 日本企業の日本式の手法で現地の経済をコントロールしようとしている。
 訪中団の要求は外交的に探りを入れる行為であり、一種の赤裸々な強要行為でもある。
 中国は外交ルートを通じ、的確な方法で処理するべきであろう。



Record china配信日時:2016年9月30日(金) 11時50分
http://www.recordchina.co.jp/a136658.html

日本企業が中国撤退を加速、
多難な前途へさようなら―中国メディア

 2016年9月28日、快評論社(電子版)は、大企業のトップらが参加した経済界の訪中団がこのほど、中国から撤退する際の手続きを一括で処理する相談窓口の設置を要請したことを受け、
「日本企業が中国撤退を加速、多難な前途へさようなら」
と題する記事を掲載した。

 訪中団は中国での事業環境改善を求める提言をまとめた中で、撤退の相談窓口の設置を要請した。
 日本企業が中国を撤退する際に負うリスクは小さくない。
 会社精算の過程で純資産は目減りし、試算や株式の評価額は下がるだろう。

人員整理にかかるコストもふくらむに違いない。
 中国人従業員は日系企業に不満を抱きやすいが、日本の専門家は「信頼できる中国人を育成すべきだ」と提言する。
 しかし、多くの日系企業は従業員との調整をコンサルタント会社に依頼するだけだ。
 中国に進出した外国企業はどこも同じような問題に直面している。
 日中経済は緊密な関係にあり、中国経済の構造は変化している。
 日本は中国から逃げるのではなく、新たな変化に対応する過程の一つといえるだろう。


人民網日本語版配信日時:2016年9月30日(金) 7時0分
http://www.recordchina.co.jp/a151629.html

中国でスーパーが閉店ラッシュ!
ヨーカドーも6店、原因は?―中国紙


●業界内では、「総合スーパーは今年、過去最大の閉店ラッシュを迎える」との予測も出ている。小売業には本当に厳冬が到来しているのだろうか?

 北京の亜運村にある漂亮ショッピングセンターが最近、1ドル(約100円)で売却され、百盛(PARKSON)太陽宮店やイトーヨーカドー十里堡店も来月に閉店することが発表され、閉店する実店舗のリストに名を連ねることになってしまった。
 業界内では、
 「総合スーパーは今年、過去最大の閉店ラッシュを迎える」
との予測も出ている。
 小売業には本当に厳冬が到来しているのだろうか?
 実店舗を構えるビジネスは今後、どこへ向かうのだろう?
 北京青年報が伝えた。

■総合スーパーの閉店ラッシュ

 「漂亮ショッピングセンターが15億元(約225億円)の負債を抱え、『華訊』に1ドルで売却された」というニュースがこのほど流れ、業界に衝撃が走った。
 華訊は今月19日、
 「華訊が全額出資する、傘下の華生控股有限公司が、Bonroy International Group Limitedが全額出資するBonroy Limitedが発行する株式を100%買収し、
 漂亮ショッピングセンターの所有権を間接的に獲得した。
 その代価は1ドル」
と発表した。

実際には、現在、経済が全体的に低迷しているのを背景に、小売業も全体的に大きな調整期に入っており、漂亮ショッピングセンターが買収されたのも下り坂を走る総合スーパーの象徴的なケースであるにすぎない。

 今月13日夜、マレーシア最大の総合スーパー・百盛グループは、
 「全額出資する中国の関連会社の全ての株式と関連の株主債権を売却する」
と発表した。
 メディアの調査では、今回の売却の対象となったのは、百盛グループが間接的に全額出資する関連会社「北京華徳盛物業管理有限公司」であることが分かった。
 同社が経営しているのが、北京市朝陽区にある百盛太陽宮店で、2010年から今に至るまで赤字経営が続いている。

 閉店するのは、百盛太陽宮店だけではない。
 今月20日、十里堡にあるイトーヨーカドーも突然、「16年11月1日をもって営業を停止する」と発表した。
 同店のサービスカウンターのスタッフも閉店することを認めている。
 突然の閉店の理由について、
 イトーヨーカドーの関係者は取材に対して、「赤字が続いたのが理由の一つ」
と明かしている。

 14年4月末に、イトーヨーカドーは北京望京店を閉め、その4カ月後には北苑店を、12月1日には西直門店を閉めた。
 そして、15年3月末に右安門店が、今年7月には大興店が閉店した。
 十里堡店を入れると、元々北京にあったイトーヨーカドー9店舗のうち、残っているのは亜運村店、豊台北路店、三里屯食品館の3店舗だけとなった。

■実店舗がeコマースの波に飲まれている?

 靴屋を経営する安雨さんは、客離れの主な原因は「eコマース(電子商取引)の普及」と指摘し、
 「私の店で靴のサイズを確かめてから、オンラインショップで買うという人が多い」
とその打撃を強く実感している。
 安さんは、
 「ネット上で売ると、人件費や家賃、光熱費などがいらないため、負担が小さく、安く売れる。
 これは実店舗にはできないこと」
と肩を落とす。

 安さんが自ら行った調査によると、自分が売っているブランドの子供靴は、ネット上なら1足約50元(約750円)で販売されているという。
 「でも、私が北京の代理店から仕入れる値段は1足60元(約900円)。
 私はそれを90元(約1350円)で売っているから、もちろん『高い』と言われてしまう」。
 しかも、実際にはその値段でも、実店舗なら利益が出ない。
 利益率を33%で計算すると、安さんの店の売り上げ高が2万元(約30万円)だったとしても、利益はわずか6600元(約10万円)で、家賃を払うと人件費が足りなくなる。
 そのため、北京の代理店と何度も交渉しているものの、成果なしの状態が続いているという。

 総合スーパーは、本当にeコマースの波に飲み込まれ、生存が難しくなっているのだろうか?
 中国連鎖経営協会の関連の責任者は取材に対して、
 「実店舗が閉店しているのは、eコマースの波だけでなく、
 実体経済の成長が乏しいことに加えて、
 人件費、家賃、税金などが高くなり、元々少なかった利益がさらに少なくなっているのも原因」
と説明する。

 ある業界関係者は、
 「総合スーパーの調整は適者生存の自然法則に沿っており、
 普通の市場行為。長期的に見ると、総合スーパーはこれからも存在し、今は変動の期間といえる。
 今後、体験型ショッピングが中国の小売業の今後の発展を担う形態となるだろう。
 しかし、総合スーパーは今後も、ショッピングセンターや大型商業施設とオフィスビルの複合施設、アウトレットなどの業務形態を取るだろう。
 市場のニーズに適応さえすれば、これらの形態も合理的だ」
との見方を示している。

 中国連鎖経営協会が発表している中国のチェーン店トップ100の統計によると、15年、トップ100に入った企業の売上額は、前年比わずか4.3%増の2兆1000億元(約31兆5000億円)で、成長率が過去最低となった。
 総合スーパーだけを見ると、マイナス0.7%増と、マイナス成長となっている。

(提供/人民網日本語版・編集KN)



サーチナニュース 2016-10-01 07:41
http://news.searchina.net/id/1619957?page=1

日本の対中投資はただでさえ減ってるのに! 
日本企業の中国撤退を懸念

 日本経済新聞によれば、日本の経済界訪中団がこのほど、中国撤退時に統一的に処理する窓口の設立を中国側に求めた。
 同報道は中国で大きな注目を集めており、一部では日本企業の大規模な撤退が始まるのではないかと警戒する向きもある。

 中国メディアの中億財経網はこのほど、
★.日本の対中投資が減少し続けているのは事実だが、日本企業の大規模な中国撤退はないはずだ
と主張。
★.一方で、中国側は企業の経営環境を改善することも必要だと論じている。

 記事は、中国国内で清算した企業の残余財産の持ち出しが難しいことを問題とする意見があることを紹介する一方、「残余財産の持ち出しはあくまでも最後の問題」であり、中国では企業を清算するにあたっては人員整理や資産の処分、売却など問題が山積みなのが現実と指摘。

 特に現在は労働法の存在によって人員整理が非常に難しくなっていることを指摘し、
★.「世界第2位の経済大国として、
 中国は企業の撤退時の基準を世界標準と合致させる必要がある」
と論じた。

 続けて、日本企業の中国撤退の有無については、日本の対中投資が近年減少を続けているのは事実とし、それは製造業の投資環境が悪化しているためだと紹介、特に人件費や不動産賃料の上昇が製造業の事業環境の悪化に拍車をかけていると指摘した。

 一方、中国は近年、直接投資の「質」にこだわり始めており
労働集約型の製造業は求めていないが、
日本が対外投資を行うのは労働集約型の製造業が中心であると指摘、
こうした理由によって日本の対中投資は減少し続けているのだと紹介している。



サーチナニュース 2016-10-04 07:55
http://news.searchina.net/id/1620066?page=1

日本企業の中国撤退は、やっぱり「不動産バブル」が原因?=中国

 日本の経済界訪中団はこのほど、日本企業の中国からの撤退手続きを迅速に行えるように中国当局に改善を求めたという報道が中国で大きな注目を集めている。
 中国メディアの北京時間はこのほど、日本企業が中国から大規模に撤退していると指摘し、その原因について説明している。

 記事は、日本企業の中国撤退の原因の1つとして、
★.中国の不動産バブルによる地代や家賃コストの高騰を指摘
 その一例として深セン市ではわずか6平方メートルの部屋が88万元(約1337万円)という驚くような高い価格で販売されていると説明した。

 また、
★.アベノミクスの円安政策が人件費を人民元で支払う日系企業にとってダメージとなったこと、
★.尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題により日本企業は東南アジアに投資先を求めるようになったこと、
★.また中国経済が「新常態」に入り、経済成長率が低下したことで外資に対する吸引力が低下したこと
も原因であると説明した。

 日本貿易振興機構(JETRO)の2015年の調査によれば、中国に進出している日系企業のうち、今後事業を拡大するという意向を示したのは調査対象の38.1%であり、13年調査時が54.2%、14年調査時が46.5%だったことから明らかに減少傾向にあることが分かる。

 同調査によれば縮小と回答したのは8.8%、第三国(地域)に移転と回答したのは1.7%であり、それぞれ昨年までの3年間で最も高い数値となっている。
 また事業縮小・撤退の理由トップ3
1:売上の減少、
2:コストの増加、
3:成長性・潜在力の低さ
となっており、やはりコストの増加が投資先としての中国の魅力を低下させる大きな原因の1つとなっていることが分かる。


サーチナニュース 2016-10-06 07:19
http://news.searchina.net/id/1620241?page=1

日本企業の撤退、
過度な心配は不要! ごく正常な反応だ=中国メディア

 経済成長率の低下の低迷や人件費高騰により、中国では日本企業の撤退が進むのではないかと危惧する声が存在するようだ。
 だが、中国メディアの緯度財経はこのほど、
 「中国経済は日本企業がいないと、倒れて立ち上がれなくなってしまうのだろうか」
と疑問を投げかける一方で、中国経済は日本企業の撤退を過度に心配する必要はないと主張する記事を掲載した。

 記事はまず、中国国内では日本企業の大規模な撤退がささやかされているものの、近年の日中間の経済交流からすると、「すべての日本企業撤退はあり得ない」と主張。
 その理由は、日中は互いにとって「重要な経済的パートナー」だからだという。
 日本と中国は互いに主要な貿易相手国であり、日本の対中投資額も減少傾向にあるとはいえ2015年は32億ドル(約3265億円)に達したほどだ。

 続けて、世界経済全体が低迷しているなかで、中国市場は「大きなケーキ」のようにおいしい市場であり、どの企業も放っておくわけがないと指摘。
 一部撤退する企業が出ているのは、「中国市場になじめず、競争に負けたから」で、ごく正常なことだと論じ、
 「中国製造業の台頭で日本企業の優位性が失われ、中国で利益が出なくなったために撤退するのは当然だ」
と主張した。

 さらに、撤退している分野を見ると、紡績など中国でも過剰生産能力が生じている分野が多く、中国企業ですら海外へ目を向けているのに、日本企業が中国にとどまるわけがないと主張。したがって、中国は日本企業の撤退を過度に心配する必要はないと論じた。

 記事は、日本企業の撤退は競争に負けたからであり、すべての日本企業が撤退するわけではないと主張しているが、実際には撤退したくても当局から許可が下りずに撤退できない企業も存在する。
 記事でも、中国の法律の不備などを指摘してはいるものの、特に中国の地方政府は、外資が撤退することで失業者が増えて景気が悪化することを懸念しているほか、
 「最後まで税金を搾り取るためになかなか許可を出さないとも言われている」
と述べた。
 実際には、日本企業には撤退してほしくないというのが中国の本音ではないだろうか。





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2016年9月27日火曜日

日本は恐ろしい(11):どうして日本では新商品がこんなにハイペースで出てくるのか?大量生産から多品種少量生産に

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サーチナニュース 2016-09-27 08:03
http://news.searchina.net/id/1619529?page=1

中国人にとっては驚異的! 
どうして日本では飲料の新商品がこんなにハイペースで出てくるの?

 スーパーやコンビニの飲料品売り場では、お茶や果汁飲料、コーヒーに炭酸飲料など、実に多くの種類の商品が陳列されている。
 そして、お馴染みの定番商品が並ぶ一方、新商品も次から次と出ては消えるのである。
 そのペースの速さは、中国の業界関係者にとっては驚異的なレベルのようだ。

 中国の食品関連メディア・食品商務網は24日、
 2016年1-8月に日本で発売された飲料の新製品の数が938種類

にのぼったとする記事を掲載した。
 記事は、16年の夏シーズンに中国の飲料市場で100種類あまりの新製品が発売されたというデータと対比する形で日本の飲料市場の新製品発売ペースを紹介。
 しかも8カ月間で938種類という数が、15年より170種類も少ないとして「驚くべき数字だ」と評している。

 その一方で、これだけたくさん出される新商品のなかで、大ヒットを起こす商品はほとんどないと指摘。
 その理由を
 「新商品をヒットさせるには、
 周到なマーケティングや宣伝、十分な生産体制、強い営業力が必要だが、それを数多ある新商品1つ1つにかけることは不可能」
と論じた。

 そのうえで、全てがヒットするわけでもないのに、どうしてこれだけたくさんの新商品を発売するのか
について説明。
 新製品の開発は、新しい消費生活を生み出す素となっており、
 新製品によって消費者の購買意欲をくすぐることが持続的な成長にとって不可欠
になっているのであるとした。
 それゆえ、
 「基本となる製品の収益を確保すると同時に、
 新たな製品を絶えず提案し、新製品の開発力を持続的に強化する必要があるのだ」
と解説した。

 日本の飲料メーカーは、定番飲料の期間限定フレーバーを出したり、チャレンジングな消費品を開発したりする。
 それを積極的に試し、味についてネット上で評価する消費者がたくさんいる。
 評判になれば飛ぶように売れ、イマイチであれば自然に消えていく。
 その繰り返しなのだ。
 そこには、新しいモノを試しい消費者のニーズが確かに存在しており、各メーカーの開発チームはそのニーズにこたえるべく、日々努力と試行錯誤を重ねるのだ。



サーチナニュース 2016-10-02 07:19
http://news.searchina.net/id/1619961?page=1

中国は「何をやっても儲からない時代」?、
今こそ日本を見習え=中国報道

 日本で馴染み深い「お客様は神様」というフレーズを耳にしたことのない日本人はいないだろう。
 この言葉は日本の商売、サービス精神の高さを示す言葉として中国でも広く知られている。
 短い言葉だが、商売において大切な理念を見事に言い表している。

 中国メディアの新浪はこのほど、経済成長率が低下している
★.中国では「もはや何をやっても儲からない時代になりつつある」
と主張する一方で、停滞から抜け出して発展へと向かうには、「これまでの思考パターンを転換させる必要がある」と指摘している。

 記事は、中国企業には「生産者がモノを生産すれば、消費者はそれを買う」という思考パターンが伝統的に根付いていると指摘。
 確かに計画経済のころの中国であれば、この思考パターンでも経営は成り立ったかもしれない。
 モノが不足していた時代はそれで通用したが、現在はモノがあふれているうえに、中国の消費者も「個性」を重視するようになっているため、伝統的な思考パターンでの経営は企業を「窮地」に追い込むと説明した。

 続けて、中国企業は今こそ思考パターンを転換させるよう提言、
★.「作れば売れる」という生産者中心の考え方を「消費者は何を求めているか」という消費者中心の考え方に転換させる必要があると説明した。
 さらに個性が非常に重視されるようになった現在、大量生産を多品種少量生産に変化させることも大切だと指摘した。

 日本を旅行で訪れた中国人が感銘を受ける点の1つに、日本の様々な店舗における店員の接客態度の良さが挙げられている。
 たとえ商品を買わなくても礼儀正しく接する日本の店員の姿が深く印象に残るようだが、この背景には中国人旅行客たちが普段中国でどのような接客を受けているかを物語る事例ともいえる。

 この事実と記事の内容を結び付けて考えると、日本人の接客態度の良さにはもちろん礼儀に対する日本人独特の考え方も関係しているが、消費者中心の思考パターンがしっかり根付いていることが分かる。
 逆に言えば、記事が指摘する思考パターンの転換を中国企業が達成できたかどうかは、中国国内における小売店での接客態度を見ていれば分かるとも言えるだろう。



サーチナニュース 2016-09-27 10:05
http://news.searchina.net/id/1619550?page=1

日本の道路工事を見た中国人、
仕事の細かさに敬服「そりゃ給料が多いわけだ」

 

 秋から冬にかけて、道路の工事が多くなるような気がする。
 9月に入って、自動車を運転中に道路工事現場に遭遇し、片側交互通行による渋滞に巻き込まれたという人も少なくないのではないだろうか。
 この状況、あながち「気のせい」ではないようである。

 福岡市の道路占用工事調整協議会によると「確かに年末、年度末になるほど道路工事の件数が多くなる状況」とのこと。
 年度初めの4月に発注された工事を年度末までに間に合わせるため、この時期から工事に着手をするケースが多くなるようだ。
 従来は年度末の3月により集中する傾向だったようだが、3月の工事を抑制して施工時期を分散化させているため、秋ごろから工事の件数が増えているということもありそうだ。
 道路工事による規制はドライバーにとってはいささか不便だが、工事で舗装しなおした道路は真っ平で気持ちがいい。

 中国メディア・今日頭条は24日、日本で見られる道路工事の様子から、日本人の仕事の細かさについて賞賛する動画記事を掲載した。
 動画は、道路工事現場で掘り起こした道路を新たに舗装する様子が収められており、アスファルトを敷きこむ前に入れた土を作業員が機械を使って平らになるように固めているのが見える。
 作業員は現場を何度も往復して土を固めており、作業がしっかりと行われていることが伺える。

 この様子について記事は
 「これだけで、日本人の細かさ、キレイさへの追求ぶりが伺える。
 年収30万元(約450万円)に値するものだ」
と評している。
 経済成長を遂げた中国国内の給料よりも、日本人の給料がなおもはるかに高いのも納得、ということのようだ。
 記事を見たネットユーザーからは
 「日本に学べ。広州の一部道路は草だらけだぞ」、
 「中国では汚職役人が消えない限り、良い工事は行われない」、
 「まじめ、というのは大切なことだ」
といったコメントが寄せられた。
 総じて、自らの成果づくりばかりを考える役人のために、中国ではまともな道路工事ができない、という見方だ。

★.日本と同様の技術を持っていて、やればできるけれどやらないのか、
★.れとも日本の技術が優れていて、中国の技術ではここまでできないのか。
 どうやら前者のようであるが、
 技術力を高めさえすればいい後者に比べて、さまざまな「しがらみ」がある前者の状況を変えるのは難しい。
 自らの利権は後回しにして、住みやすい街を作ることを第一に考えるようなリーダーや役人の出現を待つしかなさそうだ。



サーチナニュース 2016-09-30 07:19
http://news.searchina.net/id/1619853?page=1

日本が「未来への投資」で技術革新を推進、
「過小評価は賢明でない」と中国メディア

 中国メディア・中国青年報は28日、日本が「第4次産業革命」と呼ばれる国際的な技術革新競争のなかで、「未来への投資」に力を入れるプランを着々と進めているとする記事を掲載した。

 記事は、8月に安倍晋三内閣が
 約28兆円規模という「未来への投資を実現する経済対策」を決定した
と紹介。
 その効果への期待に対する見方はさまざまであるが、その中で未来の技術や産業に着目した内容については「十分注目に値する」と説明した。

 そして、同対策では第4次産業革命、モノのインターネット(IoT)、知的財産戦略などの概念を明確に示し、人工知能や新素材、宇宙航空、エネルギー産業などの基礎研究の充実を強調しており「安倍政権が国の中核となる競争力を高めようとする決心が十分に示されている」と解説している。

 また、10月1日に施行される「特定国立研究開発法人による研究開発等の促進に関する特別措置法」についても言及、
 「安倍政治で騒がしい中でこの法案が可決されたことは、日本が決して国の根本に関わる真剣な部分も決して疎かにしていないことを説明するものだ」
と論じた。

 記事は、近年日本の「産業衰退論」がクローズアップされているとする一方、
 「GDP世界3位、数十年にわたり世界の工業ピラミッドの頂点にいた国の底力を過小評価するのは賢明ではない」
と指摘。
 加えて、日本という国は奮発して強くなろうという時には往々にしておとなしさが目立つのだと説明した。
 そして最後に「安倍首相は軍民混合の産業体系を利用し、日本を再び軍需大国、軍事強国にしようとしているのだ」と主張した。

 最後の評論部分については「ああやっぱりそこに持って行くのか」という印象は否めないが、
 日本が新たな産業革命に向けて着実に歩みを進めようとしている状況を比較的冷静に紹介していると言えるだろう。
 家電企業の不振が続けざまに取り沙汰されたことによる「日本の産業はもうダメ」という一辺倒な見方から、冷静かつ客観的に様々な見方が出てくるのは、中国にとって良い傾向だ。
 もっとも、安全保障や軍事的なテーマでは相変わらずの一辺倒なのだが。


 白モノ家電からの撤退はロー・ミドルの技術は後発国に譲って、その国の経済発展に貢献する、という意図がある。
 先進国が白モノ家電に執着することは、後進国の発展にとって障害にこそなれ、益は産まない。
 先進国は次の技術に進むべきだというのが常識論だろう。
 よって白モノ家電の不振は日本にとってどうでもいいことである。
 逆に言うと、そのことで中国や韓国が「日本の衰退だ」と騒ぎ立ててくれることは、日本にとっては目眩ましになりありがたいことでもある。
 記事にあるように
 「日本という国は奮発して強くなろうという時には往々にしておとなしさが目立つ」
というのは当たっているように思える。
 というより、回りが騒ぎたて過ぎて本筋を見損なっているようにも思える。


サーチナニュース 2016-10-01 22:19
http://news.searchina.net/id/1619960?page=1

「他人の目にどう映るか」を気にする日中国民、
日本製品の質が高い理由はなぜ?=中国

 2012年から15年までの4年間、トヨタは世界新車販売台数において連続首位という素晴らしい成績を収めてた。
 トヨタの自動車はまさに世界に認められる日本製品を代表する産品となっている。

 世界に認められる優れた日本製品は自動車のほかにも数多くあるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本製品が非常に高い品質を有しているのは、日本人特有の「恥の文化」が深く関係していると論じる記事を掲載した。

 記事は日本語には「恥」を意味する語彙が非常に多いと説明、さらに日本人の社会生活における様々な場面でも恥を避けようとすることが行動を律する力となっていると考察した。
 さらに、日本人の極端に走る傾向と恥の文化が合わさって「人を振るい動かする強い力」となり、この強い力が消費者の目に一点の瑕も映らない細緻を極める製品作りに発揮されているという見方を示した。

 日本人のものづくり精神は内外から高く評価されているが、記事はこうしたものづくり精神に恥の文化という強力な要素も加わることにより、世界に誇る素晴らしい日本製品が生まれるということを主張している。

 日本人の「恥の文化」と中国人の「メンツを愛する文化」は、どちらも他人の目にどう映るかという点では同じだが、異なっている点もある。
 BMWなどの高級車を買うことにより自分を
★.「他人の目に大きく見せる」のが中国人のメンツを愛する文化だとすれば、
★.「他人の目に迷惑とならない」ようにするのが日本人の恥の文化といえる
だろう。
 従って相手に良い影響がある、つまり品質の高い製品作りにおいて効果が発揮されるのは日本の恥の文化の方ではないだろうか。

  「恥の文化」と「面子の文化」とは「主張の文化」と「反省の文化」とも言える。




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中国「農業戸籍」廃止:中国の経済そして社会はどう変わる? 中国「残酷物語」は終わるか?

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 下の記事にみる調査結果では1/3」が農村から都市に移住したがっている。
 これが動いたらとんでもないことになる。
 動く農民と守ろうとする都市民との摩擦対立が先鋭化する。
 中国では何かしようとすると、非常に大きなアキレツが発生しやすい。
 それは共産党の基盤を揺るがすことになる。


現代ビジネス  2016年9月27日  加藤嘉一
http://diamond.jp/articles/-/102978

中国で「農業戸籍」廃止、経済社会はどう変わる?

■中国人民にとって極めて重たい
 「戸籍」の意味を初めて感じた瞬間

 "世界の工場"化と農民工の台頭で、現在の戸籍制度が現実にそぐわなくなってきたのがきっかけのようです
 十数年前、私が北京の大学で学んでいた頃、比較的仲が良かった一人のクラスメートがいた。
 学者肌の彼は、南西部に位置し、全中国のなかでも貧しい地域の一つである貴州省の出身であった。
 彼は本来哲学を学びたかったが、彼が大学受験に臨んだ年、北京大学哲学部は貴州省から学部生を募集していなかったために、あえなく国際関係学部を受けたという話をしてくれたことがある。

 中国人民にとって戸籍というものが何を意味し、どれだけ重たいものであるのかを初めて、身近に感じた瞬間であった。
 戸籍は中国語で「戸口」(フーコー)という。
 仮に彼が北京、あるいは他の比較的発展した土地の出身であったならば、同大哲学部は彼に門戸を開いていたであろう。
 意思や能力ではなく、しかも家庭の経済力とも異なる次元で、一人の人間の運命が左右されてしまう。

 それが中国なのか。
 日本で生まれ育った自分からすれば、想像の世界でも具現化できないような環境のなかで同世代の中国人たちは生きているのだと感じさせられた。

 1958年以来、中国の戸籍は農業戸籍と非農業戸籍に二分されてきた。
 どちらの戸籍を持つかによって受けられる権益や待遇は異なる。
★.一般的に「農村戸籍」とも呼ばれる前者は主に、それぞれ区画された農村において「責任地」と呼ばれる農業を行うための土地と、「住基地」と呼ばれる居住用の土地を集団的に所有する権益を有している。
★.一方、一般的に「都市戸籍」とも呼ばれる後者は主に、教育、医療、雇用、保険、住宅などに関わる社会福祉分野における待遇面で有利に立ってきた。

 戸籍という制度を通じて都市部と農村部の出身者を行政的に区分けするやり方の背後には、★.両部のあいだのヒトの流動性を未然に防ぐ
という、当時の為政者たちによる政治的考慮もあったとされる。

■“世界の工場”化と農民工の台頭で
 戸籍制度が現実にそぐわなくなってきた

 1992年、改革開放政策を加速する働きをもたらしたといわれる鄧小平による「南巡講話」を経て、特に時代が21世紀に入り、"世界の工場"としての中国にますます注目が集まり、内陸地域における農村部から沿岸地域における都市部に"安価な労働力"が大量に流入してくるようになるに連れて、これまで二元的に管理してきた戸籍制度が現実にそぐわなくなっていくようになる。

 「農民工」と呼ばれる存在の"台頭"である。
 農村出身で、農業戸籍を有したまま都市部へ出稼ぎに来ている労働者のことである。
 特にリーマンショック前の輸出主導型の経済成長を支えたのはまさに、市民としての公共サービスもまともに受けられず、低賃金で朝から晩まで働き続けた農民工たちであった。

現在、都市部における常住人口は約7.5億人とされる。
 李克強首相の公の場における発言によれば、そのうち、
 非農業戸籍(都市戸籍)を持たない層、即ち農民工は約2.5億人いる。
 この世界国別人口ランキングでも4位にランクインするほどの"流浪の民"たちの存在をどう処理するか。
 より踏み込んで言えば、彼・彼女らにどのような権益や待遇を与えることが、中国経済社会の持続的な発展を実現することにつながるのか、しかも政治的安定を脅かさない前提で。

 私が中国国内で観察していた限り、特にリーマンショック後から2012年秋の"政権交代"をまたいで、共産党内部や中国世論の間でも、このテーマがより現実味を帯びる形で浮上していった。

 習近平・李克強政権に完全移行して約1年4ヵ月が経った2014年7月、中央政府に相当する国務院は《戸籍制度改革をより一層推進することに関する意見》を公布し、都市部と農村部を統一的に登記・管理する制度の構築を呼びかけた。
★.《意見》によれば、農業戸籍と非農業戸籍の区別がなくなり、統一して「居民戸籍」と登記されるシナリオが示された。

■中央政府の呼びかけで
 全国31地方自治体が戸籍改革を検討

 中央政府による呼びかけを受けて、全国31の省・直轄市・自治区は各自の事情に照らし合わせつつ戸籍改革のスキームを検討しはじめた。
 そして、2016年9月19日、北京市が《戸籍制度改革をより一層推進するための実施意見》を正式に公布したことを以て、31すべての地方自治体が農業戸籍の廃止を前提とした戸籍改革方案を打ち出したことになった。
 「我が国において半世紀以上続いた"都市民"と"農村民"という二元的戸籍制度が歴史の舞台から退去することを物語っている」(新華社2016年9月21日配信記事)。

 「農業戸籍の廃止」は先週の中国世論のなかでも特に目立っていたが、本稿では以下、今回の改革案を受けて、中国社会が未来に向かって進んでいく上で、そのベクトルや中身を占う上で、私なりに考えるインプリケーションを3つに絞りつつ考えてみたい。

★.一つ目に、中国共産党の今期指導部が「改革」の二文字を重視し、実際の政策・行動によって社会の変革を推し進めていく決心を持っていること、そしてその意志が一定程度において各地方にまで浸透していることが挙げられる。

 本連載でも扱ってきたように、あらゆる改革の中でもその難易度と進め方という観点から比較的難しい分類に入ると思われる戸籍制度改革であるが、現政権が重視する都市化政策、産業構造の転換、不動産政策などとも直接的にリンクしてくるため、改革のプロセスが複雑化するのは必至である。
 そんな中で、中央政府が指令を出し、各地方がそれに応える形で戸籍制度改革の方向性を一致させたことは評価できる。

■社会の弱者たちに優先的に手を差し伸べる
 "李克強色"と"習近平色"がにじみ出た改革案

 先週、本件を巡って騒がしくなる世論を眺めながら、私はこの改革のスキーム案が現政権の特徴を如実に表すものであると感じた。
 都市化政策と戸籍改革を同時進行で進めつつ、中国経済が持続的に発展していくための社会構造を整備するというのは李克強首相が就任以来、いやそれ以前から高度に重視してきた事柄である。
 今回の改革には、北京大学で「農村の工業化」をテーマに博士論文を書いた"李克強色"がにじみ出ている。

 一方で、"習近平色"が出ていることにも目を向けるべきだ。
 今回の改革案を受けて、農民が本来農業戸籍を有していたが故に持っていた権益を放棄しなくなるのではないかという議論が巻き起こったが、これに対して、新華社が9月23日に配信した特集記事
 《31の省が農業戸籍を廃止:私たちにどう影響するか?》
によれば、
 「居民制度の執行は農民の財産を剥奪するためではなく、
 農民に平等な身分と待遇を与えることが目的であり、
 農民の財や富の価値は保持されるか、増幅される」
とある。
 同記事は、今回の改革案が公共サービスの均等化、および農村における貧困層や退職した農民を支えるべく社会保障システムを統一させることを目的としているとも指摘している。

 今後の実施状況を見てみないとなんともいえないが、今回の改革案が、農民工を含めた農業戸籍保持者に対する待遇を改善するための措置であることは比較的明白である。
 逆に、都市戸籍をすでに持ち、都市部で生活している人間からすれば、教育、医療、交通、住宅、雇用などを含め、農民たちの平等参画により、公共サービスの提供過程が圧迫される可能性があり、これまでよりも激しい競争環境に置かれ得るという点においては、むしろ嫌がる傾向にあるのかもしれない。
 ここに、2020年までにいまだ7000万人いるとされる貧困人口を撲滅するという政策目標を含め、
 社会の弱者たちに優先的に手を差し伸べようとする"習近平色"が色濃くにじみ出ていると言える。

★.二つ目に、今回の取り組み自体は画期的であるが、打ち出された改革案がどのように実施されるかという点においてはまだまだ不確定要素が存在し、相当期間、おそらく2020年くらいまで状況を観察し、初めて公正な評価が可能になるであろうということが挙げられる。

 この点に関しては、中国当局も十分に自覚しているように見受けられる。

 9月21日、新華社は評論記事『農民から居民へ:身代わり後平等を見る必要がある』において、一文字違うだけでも天と地ほどの差が出ると評価しつつも、次のように指摘している。
  「しかし、文字の変化から実質の変化に至るには多くの努力が不可欠であり、これからの政策において関連部門が力を合わせて協力していく必要がある。
 例えば、農民が居民になった後、雇用、教育、医療、社会保険、住居などの面において、いかにして都市居民と平等な公共サービスと権益を得るのだろうか?
 また、都市と農村における公共インフラ建設の財政投入をどう一体化し、農村における不足を埋めていくのか?
 農村居民が農業戸籍廃止後に心配する農村の土地問題に対して、農村土地改革をどのように進めていくのか?
 いかにして土地の権利をめぐる制度の構築を通じて農民が土地から収益を得られるようにし、現代化発展の果実を公平に享受できるようにするのか?」

■「農業戸籍の廃止」は
 「人民の移住が自由に」とはならない

 ここで一点指摘しておかなければならないのは、
○.「農業戸籍の廃止」=「農民を中心とした人民の移住が自由に」とはならないということである。
 日本のように、A地からB地に引っ越す過程で、住民票を移せば即時的にB地の住民になり、公共サービスを受けられるという身分的待遇を得られるわけではないということである。

 前出の国務院による《意見》は、
 「2020年までに1億人前後の農業移住人口、およびその他の常住人口が都市部で戸籍に入れるよう努力していくこと」
と要求している。
 この1億人前後というのは全国各地を足してという意味である。

 ある省都(日本の県庁所在地に相当)の人口が800万人、うち100万人が当省の戸籍を持っていない外地戸籍を持った人間だったとしよう。
 この100万人のなかには、農村から来ているいわゆる「農民工」もいれば、例えば地元は他の省であるが、この地で大学教育を受けたために残ったなどという外地都市部出身の人間などもいる。
 これらの人間を含めて、2020年までに約1億人を都市部の戸籍に入れると言っているのである。

 とはいっても、数量的には「農民工」が多数を占める傾向にあるため、本稿がフォーカスしている、これまで農業戸籍を持っていた層が、改革の主な対象となるというわけだ。

 《意見》は、各地方自治体に対し、外地戸籍所持者が現地戸籍に入るための条件として「都市部社会保険加入年数が5年を超えてはいけない」と規定している。
 これに対して、各地の呼応には差異が見受けられる。
 例えば、安徽省は3年、河南省は2年と基準を定めた。
 この年数が短ければ短いほど、外地戸籍所得者の受け入れに積極的であると論理的には解釈できる。

 注目される北京を例に見てみよう。
 2015年、北京市の人口は2170万人(うち農村人口293万人)であるが、
 同市は2020年までの人口増加を2300万人以内に抑えること、
 2020年の時点で、ダウンタウンに相当する主要6区(北京市の行政区画は全16区)の常住人口を2014年と比べて15%減らす
という目標を定めた。
 また、経済構造の転換という観点から、同市が必要とするハイエンド人材を国内外から積極的に迎え入れるべく制度設計をしていくなどとも謳っている。

■今後改革方案が実施されていく過程で
 全国各地での取り組みに"格差"は生まれるか

 私が注目している不確定要素として、今後改革案が実施されていく過程で、全国各地のスタンスや取り組みにどのようなギャップ、より日本的に言えば"格差"が生まれるかという点である。
 その格差が、各地方の事情や、地方間の差異を正視しつつも、中央集権国家としての体裁を保たなければならない中国共産党にとっての一つの統治リスクになりうるかもしれないという意味である。

 これに関連して、湖南省にある《長沙日報》が9月21日の評論記事『農業戸籍の廃止は第一歩でしかない』で指摘しているように、農業戸籍と非農業戸籍の区別と同様、あるいはそれ以上に問題となっているのが戸籍を巡る地域格差である。
  「現在、一部の主要都市では、現地戸籍と外地戸籍の人間が享受できる公共資源、社会福祉のギャップはとても大きい。
 これが、外来人口が現地戸籍に入るべく大量に押し寄せるという一方通行の流動現象につながり、相当する都市は外来人口の現地戸籍加入への門戸を狭めざるを得なくなっている。
 実際に、戸籍加入を制限するだけでは供給矛盾を根本的に解決することにはならない。
 肝心なのは、地域間格差を縮小し、地域発展のアンバランスさを解消することである。
 そのためには、市場原理に頼るだけでは足りず、政策が貧しい地域や中小都市に傾斜した政策を打ち出していくことも必要であろう」

 農業戸籍と非農業戸籍の区別廃止という画期的な改革案が、全国的に、よりバランスの取れた発展を推し進めるためには、各都市間の発展格差を縮小させるための政策が同時に図られる必要があるのは言うまでもない。

★.三つ目に、今回の改革案が、近年低迷が懸念される中国経済の安定的成長にどのような"起爆剤"をもたらし得るかという点に関しても、少なくとも2020年くらいまで様子を見てみないとなんとも言えないことが挙げられる。

 習近平・李克強両首脳を含めた中国共産党指導部としては、今回の改革案を通じて、共産党政権の核心的支持基盤である"無産階級"の権益を守りつつ、2.5億人にまで膨らんでいる農民工たちへの待遇を改善し、彼・彼女らの労働者・消費者としての潜在力を存分に発揮させることで、中国経済の持続的成長を後押しするための起爆剤にしたいと考えていることであろう。

■農民工の潜在性は「眠れる獅子」
 中国経済を支えるための隠れた戦力

 私自身、感覚レベルではあるが、都市部で生活する農民工たちが、住居、医療、福祉、教育、雇用といった分野で、都市民と同様の待遇を受けられるようになれば、これまでよりも安心・安定して働くことが可能となり、そこから生まれる余力を消費に還元し、世代を追うごとに良い循環が生まれていくように思う。
 2.5億という規模があるだけに、その潜在性は軽視できないし、中国経済を支えるための隠れた戦力であり、「眠れる獅子」とも言えるかもしれない。

 一方で、農業戸籍を廃止したからといって、そういとも簡単に農民たちが都市部に流れてくるかどうか。
 私は少なくとも懐疑的である。
 近年における私の感覚と観察からすれば、今回の改革案の公布によって、農民たちが
 「これで都市部に移住しても都市民と平等な公共サービスが受けられる。
 さあみんなで行こう!」
とは必ずしもならない。

 インターネット世論などを通じてあらゆる"都市病"の存在と蔓延は農民たちにも伝わっているし、内陸部や農村部自体が産業化の傾向にあり、農民たちもそこから収入を得やすくなっているという事情もある。
 地元を離れれば、家族や親戚と離れることになるケースが多い。
 何より、彼ら・彼女らには、近代制度がどう変わろうと、「農民でいるからこそ土地を持ちえている」という伝統的、あるいは封建的とも言える観念がいまだ根深い。

 参考までに、今年4月に政府系シンクタンクである中国社会科学院が、中西部においてどれだけの農民が都市部に移住したいと思っているかに関する調査を実施したところ、
★.11.83%が「とてもしたい」、
★.21.73%が「比較的したい」、
★.17.45%が「ふつう」、
★.24..82%が「あまりしたくない」、
★.24..13%が「まったくしたいとは思わない」
と答えている。

■全国で地域間格差を縮小させ
 農村部の現代化政策などの多次元策が必要

 沿岸都市部が内陸農村部からの"余剰労働力"を吸収するという発想、およびその実行可能性自体が転換期を迎えている背景の下で打ち出された戸籍制度改革である。
 あくまでも現段階における「頭の体操」に過ぎないが、都市部の人口急増や公共サービスの圧迫といった懸念事項に考えをめぐらしても、
 「農民工」らが一気に都市民になろうと押し寄せることにはリスクが伴う。

現実的に思えるのは、全国各地で「都市」と呼べる地域を増やし、そのために必要な産業政策やインフラ整備に取り組み、地域間格差を縮小させつつ、農村部における現代化政策にも取り組み、逆に都市部からの移住人口を増やしていくような、地域対地域、沿岸部対内陸部、都市部対農村部という多次元でバランスの取れた、故にリスクが軽減され持続可能な経済社会構造を構築していくこと。

 今回の戸籍制度改革案の公布がそのための一つのきっかけになればいいのではないか
 現時点ではそのように考えている。



ニューズウイーク 2016年10月8日(土)17時07分 高口康太(ジャーナリスト、翻訳家)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-5993.php

歴史的改革の農業戸籍廃止で、
中国「残酷物語」は終わるか

<さまざまな社会問題を生み出してきた中国の戸籍制度がついに改革される。
 悪名高き農業戸籍は数年以内に廃止される見通しだ。
 これで多くの農民が救われるのか? 
 歴史的な出来事だが改革案の詳細を見ると、社会問題そのものの解決とはまだ距離があることが明らかとなった> 

(1):「世界の工場」中国を支える出稼ぎ農民たち。
 子どもたちは故郷に取り残され、旧正月にしか親と会うことができない。
 身を持ち崩して学校を退学。
 身体を売ったり、チンピラになったりする子どもも少なくない。

(2):高速道路で大型バスが交通事故、多くの乗客が死亡した。
 遺族に補償金が支払われることになったが、その額は一律ではない。
 都市住民に対する補償は多く、農民には少ない。
 戸籍によって命の値段は違う。
 中国の法律はそう定めている。

(3):毎月の住宅ローン返済額が月収を超えてしまう。
 何十年もかけて負債を返し続けなければならない。
 中国にはこうした「房奴」(住宅ローンの奴隷)と呼ばれる人々がいる。
 将来の値上がりを見込んで家を買う人もいるが、中には農業戸籍を捨てるために借金を抱えた人もいる。
 一部地域では発展が遅れた郊外で住宅を購入すると戸籍を付与する政策を導入している。
 いわば中国国内の投資移民だ。
 戸籍取得というプレミアムがついているため、住宅としての価値を超える値段がついている。
 戸籍を変えるために一生モノのローンを背負うことを余儀なくされたのだ。

 中国にはこうした"残酷物語"がごろごろしているが、その多くが農業戸籍に関連していると言っても過言ではない。
 初期チャン・イーモウ作品に象徴されるように「中国、農村、悲しい」という連想ゲームが成り立つほど。

【参考記事】知られざる「一人っ子政策」残酷物語
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/11/post-4073.php

 その農業戸籍がついに廃止されようとしている。
 中国政府は2014年7月に「戸籍制度改革のさらなる推進のための意見」を発表し、農業戸籍と非農業戸籍(都市戸籍)の区分廃止という方針を示した。
 その後、各自治体で戸籍制度改革のガイドラインが次々と制定された。

 今年9月には、北京市が「北京市人民政府による戸籍制度改革のさらなる推進に関する実施意見」を公布。
 これでチベット自治区を除くすべての自治体で農業戸籍廃止の方針が明示された。
 今後、数年以内に"残酷物語"の源泉である農業戸籍は消滅することになるだろう。

■農業戸籍廃止が"残酷物語"解消につながらないわけ

 大変素晴らしい話のように思えるが、面白いことに中国社会では歓迎よりも警戒の反応が目立つ。
★.第一に、農民の権益が脅かされるのではないかという懸念だ
 農業戸籍にはさまざまなデメリットがある一方で、農地と住宅用地の提供・農村共同事業の分配金というメリットも存在する。
 大都市近郊の村では共有地を企業に貸し出して、その分配金で農民たちは左うちわの生活という事例も少なくない。

【参考記事】「農村=貧困」では本当の中国を理解できない
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/post-4552.php

 そこまでおいしい話ではなくても、自分の農地が取り上げられるぐらいならば都市戸籍なぞ要らないという農民は多数を占める。
 今回の戸籍改革は農地召し上げを意味しないと明記されているが、
 零細農民から土地を奪い大規模な農業企業に集約するのが中国政府の最終目標だけに、警戒されても仕方がないといったところか。

★.第二に、農業戸籍と都市戸籍の区分がなくなっても、
 戸籍移動の自由が認められていない点だ。
 中国政府は戸籍移動についても制度の透明化を目指した改革を実施しているが、人気の高い北京市、上海市、広州市、深圳市など人口500万人以上の特大都市については高いハードルを科したポイント制が導入された。
 学歴や居住年数、役職、納税額、年齢、表彰歴によってポイントが与えられ、一定以上の点数を獲得した者だけが戸籍を得られるという仕組みだ。

 中国は都市化の推進を国家政策としているが、その一方で大都市については人口を抑制する方針を定めている。
 例えば「北京市人民政府による戸籍制度改革のさらなる推進に関する実施意見」では、市中心部の6区の人口を2014年から15%減少させるとの方針を明記するほか、北京市外に移住した人の戸籍を速やかに移転させる方針も示している。
 中国人ならば誰もがうらやむ大都市の戸籍についてはやはり高嶺の花のままなのだ。

 では今回の戸籍改革で何が変わるのだろうか。
 人民日報など中国官制メディアは「農民向け保険よりも充実している都市住民向け保険に加入できる」などのメリットを説いている。
 裕福な農民にとってはメリットだが、掛け金が高いだけに、低所得層は今までどおり農民向け保険を選ぶしかなさそうだ。

 冒頭に例示した3つの"残酷物語"で考えてみよう。
 (2)の補償金の違いは改正されるが、
 (1)の出稼ぎ農民親子が離ればなれになる問題については戸籍の移動が自由化されない以上、大きな変化はなさそうだ。
 (3)の戸籍取得のための不動産購入についてはポイント制導入によってむしろ煽られた感すらある。
 例えば北京市では「持ち家に居住すると年1ポイント、借家だと年0.5ポイントの加点」と規定している。
 やはり家を買わないと北京市の戸籍は取れそうにない。

 農業戸籍の消失はまぎれもなく大事件なのだが、改革案の詳細を見てみると、"残酷物語"はまだまだ終わらなさそうだ。

[筆者]
高口康太
ジャーナリスト、翻訳家。1976年生まれ。千葉大学人文社会科学研究科(博士課程)単位取得退学。独自の切り口から中国・新興国を論じるニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。著書に『なぜ、習近平は激怒したのか――人気漫画家が亡命した理由』(祥伝社)。






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●福島香織 中国崩壊が加速 都市と農民戸籍 今も、農村は国内の植民地 2016年9月21日

2016年9月26日月曜日

中国の金融量(2):人民元安になっても海外で人民元資産が人気のワケ

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人民網日本語版配信日時:2016年9月26日(月) 10時40分
http://www.recordchina.co.jp/a151137.html

人民元安になっても海外で人民元資産が人気のワケ―中国メディア

 中国人民銀行(中央銀行)は21日、米国初の人民元決済銀行として、中国銀行ニューヨーク支店を指名したと発表した。
 上海証券報が報じた。 

 これは人民元の国際化において、大きな一歩となる。
 その他、10月1日からは、人民元が国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構成通貨になる。
 人民元の国際化は現在、どれほど進み、今後どの方向へ向かっていくのだろう。
 人民元高が止まり、人民元安に転じている今、各国が人民元資産を所有する原動力はどこから来ているのだろう? 


■人民元高がストップ 

 各国が人民元を欲しがるのはなぜなのだろう?
 2014年の上半期ならその答えは非常に簡単で、「中・長期にわたって人民元高」となっていたからだ。
 中国は01年に世界貿易機関(WTO)に加盟して以降、比較的短期間のうちに世界最大の貨物貿易大国となった。
 その過程で、中国は大量の外貨を貯え、その額は一時約4兆ドル(約400兆円)に達した。
 人民元も、ゆっくりではあるものの継続的かつ安定して価値を高めていたのだ。 

 当時、各国にとっては、「人民元資産を枕の下に置いておいても価値が高まる」という状況だった。
 しかし、14年上半期から、長期にわたった人民元高の勢いが止まり、昨年8月11日の人民元切下げ以降、人民元安の予想が非常に高まった。
 それでも、各国には人民元資産を所有する原動力があるのだろうか? 

 この点に関して、中国人民銀行貨幣政策二司の周誠君・副司長は、
 「SWIFT(国際銀行間金融通信協会)の統計によると、5月末の時点で、人民元の世界における受容性は、2年前の約18%から36%以上に上昇した。
 つまり、ここ数年は人民元安の予想と傾向にあり、人民元を売却する機構もあるものの、人民元の世界における受容性は2倍以上になっているということ」
と説明する。 

 では、各国が人民元を受け入れ、資産として人民元を所有する動機はどこから来ているのだろう?
 他の国の国債の利回りと中国国債の利回りを比較するとその理由が浮かび上がって来るかもしれない。
 21日、日本国債の10年物の利回りがここ3カ月で初めて0%になった。
 これまではずっとマイナス利回りとなっていた。
 ドイツとフランス国債の10年物の利回りも同様だ。
 また、EU離脱が決まった英国の国債10年物の利回りも1%以下に落ち
 米国国債の10年物の利回りも1.6〜1.7%となっている。 

 「中央国債登記結算」の統計によると、今月21日、中国国債の10年物の利回りは2.75%
 資質の良い省級地方政府が発行する地方債の利回りなら3%以上となっている。
 つまり、海外の機構も中国の銀行間債券市場で投資するなら、リスクなしで「3%以上の利回り」を確保できるのだ。 

 これにより、中国人民銀行が昨年から金融市場を開放する一連の措置を講じていることを説明できる。
 例えば、昨年7月、海外の中央銀行系の機構も、人民元資産を使って銀行間債券市場で投資を行うことを容認した。
 参入や額、取引する商品などに制限はない。また同年9月には、海外の中央銀行系の機構を対象に、銀行間外国為替市場の取引に参加することを認め、今年2月には、資格を満たす海外の商業銀行、保険会社、証券会社、ファンド管理会社などの金融機関が銀行間債券市場で投資を行うことを容認した。 

 周副司長は、
 「人民元高の流れは変わったが、海外で人民元資産を所有している人でも中国経済の成長の恩恵を受けられるようになった」
と説明する。 

■海外の資産家の人民元所有意欲が右肩上がりへ 

 10月1日からは、人民元がIMFのSDR構成通貨になり、IMFにおいても、その189の加盟国においても、理論上、人民元を準備通貨とすることができるようになる。 

 現在、世界の中央銀行の準備資産は約11兆4600億ドル(約1146兆円)
 そのうち、人民元が占める割合はわずか1.13%にとどまっている。
 しかし、周副司長は、
 「人民元がSDR構成通貨になれば、中央銀行系の機構だけでも、
 準備通貨に人民元が占める割合は短期間のうちに4%以上に上昇する」
と予測している。 

 中国の銀行間市場債券のホスティング量は約70兆元(約1050兆円)。
 そのうち、中国人以外が所有する債券残高は1%以下だ。
 IMFの研究によると、ほとんどの成熟した市場や新興市場、外国人が所有する本国の債権の割合は通常10〜20%となっている。 

 「2016人民元国際化報告」では、
 「人民元SDRの構成通貨になれば、外国の資産家の人民元に対する信頼は右肩上がりになり、人民元資産を所有したいという意欲も強くなっていくだろう」
と予測している。

(提供/人民網日本語版・編集KN)




Record china配信日時:2016年9月28日(水) 6時20分
http://www.recordchina.co.jp/a151376.html

中国の紙幣印刷量が半端ないと中国ネットで話題に
=「国は庶民の財産を奪っている」
「誰が一番恥知らずなのか、みんな分かるだろう?」



中国のポータルサイト・今日頭条は中国の紙幣印刷量について伝える記事を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真は人民元。

 2016年9月25日、中国のポータルサイト・今日頭条は中国の紙幣印刷量について伝える記事を掲載した。 

 中国人民銀行が8月に公表したデータによると、
★.人民元通貨供給量(M2)は151兆」に相当し、これは現在の為替レートで計算すると「22兆7000億ドル」に相当し、
★.米国の13兆ドル
★.日本の9兆2200億ドル
と比べると、米国と日本を加えた量よりも多いと指摘。
 大量の紙幣を印刷することが不動産価格の上昇に関係していると主張した。 

これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。 

「この政権は70年しないで終わると思うな」 
「国は紙幣を大量に印刷して、庶民の財産を奪っている。
 苦労して稼いだお金の価値がどんどん下がり、物価は上がっていく。
 これでどうやって愛国になれというのだ?」 

「人民銀行が紙幣を印刷することは貧乏人から搾取するということ」 

「誰が一番恥知らずなのか、みんな分かるだろう?
 お札を印刷して庶民の貯蓄を薄めているんだ。
 恥知らずなことこの上ない!」 

「こんなにお金を印刷しても米国は倒せない。

 でもお金のない数億人の中国人は倒せる」 
「内部が不穏になったら、外部に敵をつくればいい。
 ロシアと連携して日米に対抗することが、一番の鎮痛薬」 

「この国は変態だ。

 10年先の100元は今の1角(1元の10分の1)の価値にもならないだろう」 
「紙幣の印刷は別に反対しないが、米ドルへの両替を制限しないでほしい」



済龍 China Press 9月28日(水)12時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160928-00010003-cnpress-cn

中国対外債務残高:「139兆円」に拡大

 2016年9月28日、中国国家外貨管理局が、中国2016年上半期の対外債務状況を報告した。
 報告によると、中国2016年6月末時点における対外債務残高は、9兆2127億元(約138兆8777億円)に達している。
 対外債務を通貨別にみると、人民元債務が全体の43%に当たる3兆9366億元を占めている。
 海外通貨責務は7957億ドル、内アメリカドル債務が78%を占める。


https://www.youtube.com/watch?v=Vv7FOHgJdfk



【中国経済崩壊】国際決済銀行BISが中国の債務に絶望的指摘を突きつけ常識崩壊!!
2016/09/27 に公開






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